あれはスターターのミスではないの？

なでしこジャパンが、女子Ｗ杯準々決勝でオーストラリアを破って、４強に進出した。

決勝トーナメントでは、いずれも１点差の試合で、いかにも「辛くも勝ち上がっている」という感じなのだが、何だかんだ言われながらも、よくここまで頑張っていると思う。

何せ、「世代交代に失敗した」と言われるだけあって、メンバーは４年前とあまり変わらない。

実際、前回大会で活躍した選手って、４年後にはいなくなっていることが多いサッカーの世界で、私でさえ聞いたことのある名前ばかりのチーム。

しかも、体格的には明らかに欧米の選手と比べて劣っているのに、よく勝てるなあ、という気がする。

もちろん、これがそのまま男子に当てはまるとは思えないけど、ここまできたら、やっぱり２連覇目指してほしいと思う。


さて、こちらは人気一本かぶりで、同一ＧⅠの３連覇がかかっていた、という競馬・宝塚記念のゴールドシップ。

あのメジロマックィーンでさえ、３連覇のかかった春の天皇賞で、３０００メートル以上では無類の強さをほこった（それ以下では並みの一流馬！？）ライスシャワーに敗れたし、ジャパンカップを２連覇したジェンティルドナンも、３戦目は４着だった。

あのディープインパクトでさえ達成していないのだが、彼の場合、有馬記念以外は同じＧⅠレースを２度走ったことがないので、もし出ていれば、楽勝だったかも知れない。

一方、ゴールドシップの場合は、怪物オルフェーブルとの対戦をことごとく避けてきた（唯一の対戦となった有馬記念は、オルフェーブルに完敗！）だけに、逆にあっさりと３連覇を達成するのではないかと思っていたのだが・・・

結果は、大出遅れしたあげくの１５着惨敗。

終わってみれば、「まあ、そう簡単に３連覇なんてできないわな」ということになるのだろうけど、見ていて思ったのは、ゲート内で立ち上がっているゴールドシップが落ち着く前に、どうしてゲートを開いたのだろう、ということ。

明らかに落ち着きを欠いているので、場合によったら「ゲート入りのやり直しをするかな？」とさえ思ったのだが、立ち上がったままの状態でゲートは開けられた。

あれはスターターのミスではないの？

鞍上の横山典は、「ファンに申し訳ない」と謝っているけど、あれはゴールドシップの問題もあるけど、スターターにも問題があると思う。

あれで勝てるのは、オルフェーブルくらいだろう！？