チームの調子はいいのに・・・

令和に入ってから好調の広島カープ。

昨日もヤクルトと対戦して、一進一退の末、５回に一気に逆転すると、そのまま逃げ切って貯金を２とした。

これで２位ヤクルトとの差も１ゲームとなり、今日ヤクルトに勝つと２位タイとなる。

好調の原因は、打線が立ち直ったことが一番だと思う。

まだ定着していないとは言え、１番の野間が３割前後をキープしていて、チャンスを作る機会が多くなっている。

菊池も昨年と比べても、出塁の機会が増えている。

３番バティスタも、打率は低いものの、ここ一番で結構デカいのを打っているので、相手投手としてはイヤではなかろうか。

４番鈴木誠也も好調だ。

打率・打点・本塁打ともに、リーグの上位にいるのだけど、今年は安定している。

５番西川も、外野を守るようになってから、守備の不安が減った分、打撃に集中できるようになったのだろうか。

會澤もいいところで打っているし、安部は悪いなりに頑張っている。

となると、残るのは彼だけだ。

昨日の試合でも、実況アナウンサーが「空振りが多いですねえ」と言っていたが、見ていると、ほとんど同じようなスイング＆空振りとなっている。

全部引っ張ろうとフルスイングしている感じ。

だから、「たまに」まともに当たると本塁打になることもあれば、詰まるとポテンヒットになることもあるが、大半はボールにかすらないので、結果的に三振となる。

セーフティ・バントを試みるとかいう工夫もなければ、安部みたいに、苦手な左腕投手ということで、センター前に打ち返すようなバッティングやレフトへの流し打ちなどをすることもない。

ただただ振り回しているだけ。

だから、昨日の試合でも、安部が打った後、あっさりと三振に終わっている。

コーチは、どんなアドバイスをしているのだろう。

少なくとも、彼がいろいろと考えている雰囲気はない。

だったら、いっそ・・・というのが、以前から変わらない私の考えだ。

スランプと言っても、ちょっと長すぎる。

実績のある選手だからと言って、ここまで長引く選手をあまり見たことがない。

それは、一度先発をはずれるとかいう一時的な措置が何もないからだと思う。

いくら打順を下げたところで、上位だけでなく、下位の選手もよくチャンスを作るカープ打線だから、彼のところにはよくチャンスが回ってきて、そして彼で潰れる。

それでも、チーム自体は貯金を作るまで回復している。

今後、緒方監督はどうするつもりなんだろう。

このまま１割台前半でシーズンを終わる可能性も十分にある。

それくらい、見ていてヒドい。