今回は「AVA エヴァ(CS)」です。
「ゼロ・ダーク・サーティ」「女神の見えざる手」のジェシカ・チャステインが組織に刃向かう暗殺者を演じたアクション。エヴァ役をチャステインが演じるほか、ジョン・マルコビッチ、コリン・ファレルらが脇を固める。監督は、チャステインがアカデミー助演女優賞にノミネートされた「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のテイト・テイラー。
主演:ジェシカ・チャステイン
共演:ジョン・マルコビッチ、コモン、ジーナ・デイビス、コリン・ファレル、ヨアン・グリフィズ、ジョアン・チェンなど
<ストーリー>
完璧な容姿と知性、圧倒的な戦闘能力を持つ暗殺者エヴァ。彼女は完璧に任務をこなしながらも常に「なぜ標的たちは殺されるのだろうか」と自問自答を繰り返していた。ある日、エヴァは極秘の潜入任務に臨むが、組織から事前に与えられていた情報の誤りから、エヴァの正体に気づいた敵との銃撃戦へと突入してしまう。なんとか生き延びたエヴァは、自分を陥れようとしている存在を疑い、次第に組織に対して激しい不信感を抱くようになる。組織にとって危険因子となった彼女を始末しようとする殺し屋サイモンの魔の手がエヴァに迫っていた。
2020年の作品である。
ジェシカ・チャステイン演じる主人公エヴァが、組織から危険因子として排除されようとしたことから、反撃に出て見事これを撃退する、という物語だ。
では、なぜ彼女は危険因子とみなされたのか?
それは、暗殺対象者と対峙した時に、必ず「あなたは何をしたの?」と聞くからだという。
はあ?
いったいどういう人物設定なの?
もちろん組織としては、暗殺を依頼する時に、いちいち「こいつは〇〇だから殺す」などと説明しないこともあるし、いざ暗殺しようという時に、会話をすることは隙を作ることにもなるので、それを嫌う理由もわかる。
だからと言って、それだけの理由で優秀な暗殺者を抹殺しようとするかね。
そもそも、その組織というものがよくわからなくて、そんなに大きな集団のようにも見えなかったし、最後に彼女を暗殺しようと出てきたコリン・ファレル演じるサイモンという男は彼女の上司であるという。
上司のくせに、たいして強くもない上に、単身で乗り込んだはいいけど、最後は情けない殺され方までされてしまう。
あと、暗殺者としての展開の他に、家族愛みたいなものまで描かれているのだけど、これがどうにも蛇足のように思えてならなかった。
最初は、家族もみんな暗殺者集団なのかと思っていたけど、それは違うようだったし、だったらなぜジーナ・デイビスやコモンまで出演させたのかよくわからない。
ジーナ・デイビスは、言うまでもなく「ロング・キス・グッドナイト」や「カットスロート・アイランド」などで派手に活躍したアクション女優で、当時はもっとも美しいアクション女優だと思っていたほどのレジェンドだ。
この作品の時点では、すでに60歳を超えていたのだけど、当然元暗殺者かと思っていたのに、そんな話は一切なかった。
コモンも、存在感のある役者さんだから、この人も暗殺者の一人だろうと思っていたのに、単に主人公の元恋人で、主人公の妹の婚約者である、というだけの役柄だった。
結局のところ、存在感は抜群だけど、あまりアクションはしないと思っていたジョン・マルコビッチの方が、サイモンと派手な殴り合いを演じていたのは、ちょっと違和感があった。
アクション自体は、特に違和感もなかったのだけど、映画全体として何が描きたかったのかよくわからない面があり、その結果中途半端な内容になってしまったのは残念だ。
ということで、評価は「C」にします。
「ゼロ・ダーク・サーティ」「女神の見えざる手」のジェシカ・チャステインが組織に刃向かう暗殺者を演じたアクション。エヴァ役をチャステインが演じるほか、ジョン・マルコビッチ、コリン・ファレルらが脇を固める。監督は、チャステインがアカデミー助演女優賞にノミネートされた「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のテイト・テイラー。
主演:ジェシカ・チャステイン
共演:ジョン・マルコビッチ、コモン、ジーナ・デイビス、コリン・ファレル、ヨアン・グリフィズ、ジョアン・チェンなど
<ストーリー>
完璧な容姿と知性、圧倒的な戦闘能力を持つ暗殺者エヴァ。彼女は完璧に任務をこなしながらも常に「なぜ標的たちは殺されるのだろうか」と自問自答を繰り返していた。ある日、エヴァは極秘の潜入任務に臨むが、組織から事前に与えられていた情報の誤りから、エヴァの正体に気づいた敵との銃撃戦へと突入してしまう。なんとか生き延びたエヴァは、自分を陥れようとしている存在を疑い、次第に組織に対して激しい不信感を抱くようになる。組織にとって危険因子となった彼女を始末しようとする殺し屋サイモンの魔の手がエヴァに迫っていた。
2020年の作品である。
ジェシカ・チャステイン演じる主人公エヴァが、組織から危険因子として排除されようとしたことから、反撃に出て見事これを撃退する、という物語だ。
では、なぜ彼女は危険因子とみなされたのか?
それは、暗殺対象者と対峙した時に、必ず「あなたは何をしたの?」と聞くからだという。
はあ?
いったいどういう人物設定なの?
もちろん組織としては、暗殺を依頼する時に、いちいち「こいつは〇〇だから殺す」などと説明しないこともあるし、いざ暗殺しようという時に、会話をすることは隙を作ることにもなるので、それを嫌う理由もわかる。
だからと言って、それだけの理由で優秀な暗殺者を抹殺しようとするかね。
そもそも、その組織というものがよくわからなくて、そんなに大きな集団のようにも見えなかったし、最後に彼女を暗殺しようと出てきたコリン・ファレル演じるサイモンという男は彼女の上司であるという。
上司のくせに、たいして強くもない上に、単身で乗り込んだはいいけど、最後は情けない殺され方までされてしまう。
あと、暗殺者としての展開の他に、家族愛みたいなものまで描かれているのだけど、これがどうにも蛇足のように思えてならなかった。
最初は、家族もみんな暗殺者集団なのかと思っていたけど、それは違うようだったし、だったらなぜジーナ・デイビスやコモンまで出演させたのかよくわからない。
ジーナ・デイビスは、言うまでもなく「ロング・キス・グッドナイト」や「カットスロート・アイランド」などで派手に活躍したアクション女優で、当時はもっとも美しいアクション女優だと思っていたほどのレジェンドだ。
この作品の時点では、すでに60歳を超えていたのだけど、当然元暗殺者かと思っていたのに、そんな話は一切なかった。
コモンも、存在感のある役者さんだから、この人も暗殺者の一人だろうと思っていたのに、単に主人公の元恋人で、主人公の妹の婚約者である、というだけの役柄だった。
結局のところ、存在感は抜群だけど、あまりアクションはしないと思っていたジョン・マルコビッチの方が、サイモンと派手な殴り合いを演じていたのは、ちょっと違和感があった。
アクション自体は、特に違和感もなかったのだけど、映画全体として何が描きたかったのかよくわからない面があり、その結果中途半端な内容になってしまったのは残念だ。
ということで、評価は「C」にします。
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