はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

はいえな

2007-09-10 | 日記
NHKで、日曜日の夜やっている番組「ダーウィンが来た!」

動物モノが大好きな私は、時々見るのだが、あまり面白くない。
「ヒゲじい」というわけのわからないキャラクターもそうだが、動物の描き方が中途半端に思えるからだ。

昨日のテーマは「ハイエナ」だった。

群れを率いているのはメス、ということは実は初めて知ったのだが、その群れの中でオスが一番下だと紹介していた。
ところが、4匹しかいない群れの中で、女王を除く2匹に子供が産まれた。
父親になれそうなのは1匹しかいないのだが、これは順位とは関係ないのだろうか。

女王争いがあって女王が交代した後にも、その新女王にまた子供が産まれていた。
順位が一番下であるオスが、女王に子供を産ませたということになるのだろうが、そもそもこういう言い方で正しいのか?
そのあたりを、まったく説明していない。

また、女王の座を奪われたゴークは、仲間に襲われて大けがをしたために、メスの中でも一番下につかざるをえなかったのだが、その後傷も癒えて復活していた。
となると、もともと一番体格も大きく、力の強かったメスなのに、再び女王争いが起こるということはないのだろうか。

それに、新女王であるニキータも、ライオンとの争いで瀕死の重症を負っていた。
にもかかわらず、ゴークは再び女王の座につこうとしなかったのだろうか。

このあたりの生態についてまったく説明されていないので、ハイエナの群れってどういうものなのかよくわからない。

通常は20匹以上の群れだというのに、なぜたった4匹しかいないのか、という問いに対して「ゴークが強かったから」では、説明になってないだろう。

だいたい、ヒョウが捕まえた獲物を横取りすることを「狩り」などと言っていいのか?
だって、落ちてきたものを拾っただけじゃないか。

番組の冒頭でも言っていたように、ハイエナは誤解されやすい肉食動物である。
硬いダチョウの卵をも砕く強靭な牙を持っていて、卵を奪われて怒っているダチョウの強烈なキックを何発も浴びながらも、平然と卵に牙をつきたてているような、ものすごくタフな動物だ。
また、襲った獲物に群れの皆で食いついている最中に、人間によって仲間が撃ち殺されても、なお平然として獲物に食べているような、図太い神経(?)の持ち主でもある。

このようなせっかくの面白い題材も、こんな描き方をしていてはダメだと思うのだが。

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