はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1091 ~ アルゴ探検隊の大冒険

2023-08-05 | 映画評
今日は、久しぶりの「午前10時の映画祭」として「アルゴ探検隊の大冒険」を見ました。

ギリシア神話からのジャン・リードとビヴァリー・クロスの共同シナリオをドン・チャフィが演出した冒険ドラマ。撮影はウィルキー・クーパー、音楽は「バラバ」のマリオ・ナシンベーネ、製作は「シンドバッド 七回目の航海」のチャールズ・H・シニアが担当した。出演者は「荒野を歩け」のトッド・アームストロング、「逢う時はいつも他人」のナンシー・コバック、「エル・シド」のゲイリー・レイモンド、「スージー・ウォンの世界」のローレンス・ナイスミスなど。

主演:トッド・アームストロング
共演:ナンシー・コバック、ローレンス・ネイスミス、ニオール・マッギニス、マイケル・グウィン、ダグラス・ウィルマー、ゲイリー・レイモンドなど


<ストーリー>
アリスト王の子ジェーソン(トッド・アームストロング)は、20年前王位を奪ったペリアス(ダグラス・ウィルマー)を、彼が親の仇とは知らずに激流で救った。そして、幸福をもたらすといわれる黄金の羊の毛皮を求めて旅立つ。その旅には屈強の若者を伴ったが、悪人ペリアスの子アカスタス(ゲイリー・レイモンド)も加わっていた。様々の妨害や妖怪と戦い、それをうち破ってジェーソンは旅を続けるが・・・


1963年の作品ということで、実に60年も前の作品だ。

ギリシア神話を元にした物語だが、まだCGというものがなくて、特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンによるストップモーションという手法でモンスターたちを描いている。

以前「シンドバット7回目の航海」を見たことがあるのだが、あれもハリーハウゼンの作品だそうだ。

今見ると、かなり稚拙な感じはするが、当時の人たちは、これを見てビックリしたそうだ。

また、この作品などが後の日本の特撮映画にも大きな影響を与えたらしい。

羽のはえた悪魔(怪鳥?)や頭が7つあるヒドラなどは、さすがに合成の部分があからさまに出てしまっているが、骸骨軍団はかなり精巧にできている。

とは言え、内容としてはちょっと物足りなくて、「大冒険」とある割には、たいしたバトルシーンはなく、意外と淡々と物語は進む。

青銅の巨人であるタロスとのバトルも、その他大勢がただ逃げ回るだけの中、主人公ジェーソンがタロスの足首をちょっと攻めただけで、あっさりと倒れてしまうし、ヒドラとのバトルも、ジェーソンが胸を一突きしたら簡単に息絶えてしまった。

骸骨戦士とのバトルが唯一見るに堪えた(?)シーンだろうか。

さすがに、現代のCGによるバトルのような迫力は出せないようだけど、それでも特撮の金字塔ということなので、敬意を表して評価は「B」にします。


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