はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

懲りない番組作り

2004-03-01 | 日記
昨日、久々に「特命リサーチ200X」を見た。

以前何回か見たことはあったが、タイトルに魅せられて見たはいいけど、あの臭い演出と、たいした内容でもないのに延々と引っ張るそのやり方に嫌気がさして、その後見なくなってしまったのだが、昨日はたまたま他に見たいものがなくて、つい見てしまった。

リーダーが佐野史郎から竹中直人に代わった分、余計に臭い芝居が目立つようになったが、意味もなくハイテンションの川平慈英や、バカ丸出しの中野英雄などがいなくなった分、見やすくはなっていた。

昨日のタイトルは「タイタニックは、わざと沈められた?」というものだった。

あの有名なタイタニック事件で、沈んだのは実は「タイタニック号」ではなくて、まったく同時期に建造された兄弟船「オリンピック号」だった、という内容だ。
しかも、それは世間を欺くために、わざとすりかえたのだと言う。

そのような工作をした理由は、当時の船会社の社長が、イギリスの軍艦と衝突して破損した「オリンピック号」の保険金をダマし取るために、「タイタニック号」の処女航海にかこつけて2つの船を入れ替え、「タイタニック号」実は「オリンピック号」をわざと氷山にぶつけて沈めた、ということらしい。

その証拠として、2つの船の前側部分の窓の数だとか、スクリューに刻印された製造番号だとか、一見理にかなった理由をあげている。

そのために、何千人もの乗客を平気で見殺しにしてしまうなんて、何てヒドい社長なんだと思いつつ、よく聞いてみると、この説は専門家の間ではまったく無視されていると言う。

「なんで、こんなに証拠があるのに?」と思いながら見ていると、沈んだ船が「タイタニック号」であるという証拠の方は、もっとたくさんあるらしい。

なんじゃ?と思いながら最後まで見ていたら、結局結論は出ずじまいだった。

何だかんだ煽っておいて、結局何の結論を出さない、いつもの展開にすっかり騙されたようで、久々に見た分ものの見事にはまってしまったわけだ。
いや~、一瞬信じそうになったんだけどなあ。

だけど、こういう番組を見てすぐに信じてしまう単純なヤツもいるわけで、今日みたいな内容のものなら、まだたいしたことはないだろうが、内容によってはエラいことになってしまう危険性だってあるだろう。

オウム真理教が、まさにその典型だったんじゃないのか。

テレビ局って、まったく変わっていない。

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