はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

マスコミの偽善

2004-03-03 | 日記
今日の毎日新聞「余禄」から。

ジョージ・ワシントンが桜の木を切ったという逸話等を引き合いに出して、正直者は「トクをする」のか「バカを見る」のか、それが問題だ、と言う。

最初から論点がおかしい。

何に対して正直なのかどうかが問題だろう。

ここでは、「悪いこと」をしてしまった場合のことを言いたいのだろうが、そうすると「トクをする」ことなんて、そもそもないはずだ。

引き合いに出した教訓話も、『ワシントンの話を聞いていた田舎のいたずら坊主が、遊んでいて屋外便所を壊してしまったが、父親に褒めてもらおうと正直に告白すると、父親に怒られた』というものだが、だいたい物を壊した時点で怒られるに決まっているだろう。

ちょっと怒られるか、大きく怒られるかの違いだけであって、そもそも「褒めてもらおう」なんて考えている時点でこのクソ坊主は間違っている。
こんな話を引き合いに出して、この筆者は何が言いたいのかよくわからない。

もちろん、鳥インフルエンザの他県への拡大を招いた京都の養鶏業者のことを言っているのだが、ではこの業者が正直に告白していれば「トクをする」とでも言いたいのか。

少なくとも、どのみち「身の破滅」からは逃れられなかったのではなかろうか。
だからこそ、何とか隠そうとしたのではないのか。

政治家のように、一たび認めてしまえばその時点ですべてが終わってしまうため、最後までシラを切り通す。
支援者たちも、政治家が認めない間は「信じています」と言うことができるが、万が一認めてしまおうものなら、もうどうしようもない。

別に養鶏業者の肩を持つつもりはない。
いかにも善人ぶって「正直に言えばいいものを」などと言いつつ、実際に告白したとしても、大げさに騒ぎ立てて、結局破滅に追い込んでいくマスコミ(特に新聞社)に対して腹が立っているだけだ。

一方で、自分たちのミスに対しては、徹底的に隠し通そうとし、バレてしまえば今度は言い訳に終始し、最後の最後まで謝罪はしない。
これが新聞社の現実だろう。

当の毎日新聞にしたって、あの人間のクズならぬゴミ記者が、アンマンで空港職員を爆殺した時の対応はどうだったのか、思い出してみるがいい。

この筆者は最後に言う、『危機にのぞんでは「正直こそが最良の戦略」である』と。

また同じことを言いたくなってきた。

「お前が言うな!」

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