はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

これって、どうなの?

2012-11-02 | 日記
今日の天声人語。

内容についてではなく、単純に、文章の書き方についての疑問です。


<作品>
手前味噌(みそ)めいてしまうが、朝日小学生新聞がなかなかおもしろい。硬派のニュースも結構あり、先日は1面トップで震災の復興予算を取り上げていた。直接関係のない事業にも使われてやり玉にあがっている問題だ▼奇妙さは子どもにもわかりやすい。文房具を買うのにもらったお金でお菓子を買う。それはまずいと誰でも思う。おかしな言い訳をすれば親の怒りに油を注ぐことも想像がつく。だが悲しいことに、日本の政と官の現実である▼反捕鯨団体の妨害活動への対策(農水省)やら、国立競技場の補修(文科省)やら、えっと驚くのが色々ある。法務省は受刑者の訓練用にショベルカーを購入していた▼言い訳に「受刑者の7割が被災地での就労を希望している」とアンケート結果を示した。ところがそれは、問題になってから慌てて実施したというから呆(あき)れる。法の元締が下手な「アリバイ作り」をやってどうする▼それもこれも、もとはといえば復興基本法が文言(もんごん)巧みに「流用」を認めているためだ。政治家をラッセル車にして霞が関は省益を図り、血税という蜜壺(みつつぼ)に巧妙にストローを突っ込む。共存共栄の体質は、国家的な危機にも変わらないらしい▼そして、より大きい蜜壺にも舌なめずりの目が光る。消費増税は財政再建と社会保障のためだったはずが、抜け目ない付則が加わって、諸々(もろもろ)の事業が割り込む気配だ。大借金をゆくゆく背負うのは小学生新聞の読者世代。未来からの怨嗟(えんさ)の声は、加齢による空耳ではない。



2段目の最後にある『だが悲しいことに、日本の政と官の現実である』という部分

これって、文章としておかしくはないですか?


前段の『おかしな言い訳をすれば親の怒りに油を注ぐことも想像がつく』に直結するとすれば、ここは『だが悲しいことに、まずいと思ってもおかしな言い訳をするのが日本の政と官の現実である』という意味の文章になるはず。

となると、正しい(?)文章としては・・・

『だが悲しいことに、これが日本の政と官の現実である』

となるはずではないの?

あるいは
『だが悲しいことに、奇妙なのが日本の政と官の現実である』

とか

つまり、「悲しいことに」の後に続くのは、「○○は△△である」という主語+述語となるべきなのに、この文章には主語がない。

それっておかしくはないかですか?

だから、「何が現実なのか」がわからない。
あるいは、「現実がどうなのか」わからない。

おそらく「これが」の一言を省略しているのだと思いますが、これって正しい文章だと言えるのでしょうか?


あと考えられるのは・・・

小学生新聞に掲載された文章が「架空のもの」であるかのように思えるかも知れないが、そうではなくて「現実(の話)である」という意味なの?

だけど、とてそんな風な書き出しでもないし・・・


何度読んでも、この部分に違和感があるので、取り上げてみたのですが・・・

私の読解力がないだけでしょうか?

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