キリンが、CMに過去に問題発言をした経済学者の成田悠輔というおっさん(?)を起用したことでちょっとした騒ぎになっている。
その問題発言とは、以下のものだ。
「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」
何だか物騒な物言いだけど、どうせメディアは言葉の一部を切り取って、大袈裟に報じているんだろうなと思い、元の発言を調べてみた。
そうすると、これも発言の一部なんだろうけど、次のように発言していることがわかった。
『唯一の解決策ははっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなことしかない。(私は)けっこう大真面目で、やっぱり人間って引き際が重要だと思う。
別に物理的な切腹だけでなくてもよくて、社会的な切腹でもよくて、過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤー(階層)で多すぎるのがこの国の明らかな問題で、まったく呂律が回っていなかったり、まったく会話にならなかったりするような人たちが社会の重要なポジションをごくごく自然に占めていて、僕たち、それが当然だと思っちゃっているじゃないですか。
当然だと思っていることがすごく危機的な状況だと思っていて、消えるべき人に「消えてほしい」と言い続けられるような状況をもっとつくらないといけないんじゃないか』
要は、いつまでも権力の座にしがみついている老人たちに「早く引退しろ」と言っているわけだ。
さらに、この発言がされたのは2021年のことで、その時のテーマは「少子高齢化問題」だったのだが、その時にもちょっと叩かれたようで、これに対して以下のように発言の意味を説明していた。
<成田悠輔と堀江貴文の対談動画>
https://www.youtube.com/watch?v=7vorIkYheFw
ポイントは、箇条書きにすると次のようになると思う。
・メディア、政界、経済界のトップには結構な年齢の方がいて、話をしていてもコミュニケーションが取れないような人がたくさんいる。
・だから「世代交代」が必要なのだが、現状では「世代交代のサイクル」が回っていない。
・そのような老害に対しては、皆で一斉に軽蔑の目を向けるべき。
・問題は、当の老害たちよりも、それを取り巻く連中だと思う。彼らが、表面上は老害たちを尊敬しているかのように振る舞っているので、本人たちも気が付かない、あるいは気が付いていても、譲ろうとしない。
これが本当に発言の真意であるとするならば、ある意味正論だと思うのだが、「集団自決、集団切腹」というのは、かなり誤解を招く言葉だと思う。
今の立場に居座っている老人たちに「早く譲れよ」と言ったところで、当の本人たちにその気がない場合、自ら世代交代をするわけがない。
例えば、読売新聞でいまだに代表取締役主筆というポジションに居座っているナベツネ(渡辺恒雄)は、もう97歳という超高年齢なのにもかかわらず、まったく退く気配がない。
仮に、本人に対して「そろそろ引退してください」と言ったところで「うるさい、お前らのような能無しに比べたら、オレの方がはるかに優秀だ」と言って聞かないと思う。
もちろん、成田が言うように、ナベツネに対してそのような進言をする連中がまわりにいない、どころか「さすがナベツネさん」とか言う腰巾着がたくさんいるのだろうけど、元々権力がほしいというだけで共産党に入ったほどの男だ。そう簡単に今のポジションを手放すわけがない。
動画でも、対談に出てくる女性が「いくら世代交代が必要と言っても、本人が理解していないか、あるいはその気がまったくない場合もあるじゃないですか」と言っていたのだが、まさにその通り。
こういう人を引退させる手段として「集団自決、集団切腹」という言葉を持ち出すのは、明らかに間違いだと思う。
今現在そういうポジションにいる老人が、「引退しろ」と言われたところで、ゼッタイに「イヤだ」と言うに決まっている。
だからこそ、いまだにそのポジションにいるんじゃないの?
だから、成田が言うべきなのは「(まわりにいる人たちが)集団で老人を追い出す、あるいは社会的に抹殺するべき」ではなかろうか。
いずれにしても、メディア(ここも老害の塊?)が、発言の一部を切り取って報じるから、これを言葉通りにしか解釈しない連中が「これはヒドい!」と思うわけで、中には「アンタは、自分の親にも同じことが言えるのか」とか「自分が老人になったら自決するの?」とかいう、まったく的外れな批判が溢れかえるわけだ。
自分の親がそういう立場にいないのであれば、自決とか切腹する必要なんかないわけで、結局のところ成田の発言にも問題があるし、それを伝えるメディアにも問題があると思う。
ここははっきりと「ナベツネみたいな人間が・・・」という例を出して発言するのが一番わかりやすかったと思う。
まあ、キリンがなぜこのような人物をCMに起用したのか、という方が気になるけどね。
なお、文中ではすべて「成田」と呼び捨てにしたのは、写真を見ると片方が丸で片方が四角という変なメガネをかけているので、ちょっと変なヤツというイメージがあるからです。
過去にも「若者たちはどうすれば選挙に行きたくなるのか」という問いに対する解決策として、「若者が反乱を起こして、一定以上の年齢の人から投票権を奪い取る」あるいは「若者は選挙に行くより、独立国をつくるべし」と提案しているようだし、とりあえずは要注意人物として取り扱います。
その問題発言とは、以下のものだ。
「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」
何だか物騒な物言いだけど、どうせメディアは言葉の一部を切り取って、大袈裟に報じているんだろうなと思い、元の発言を調べてみた。
そうすると、これも発言の一部なんだろうけど、次のように発言していることがわかった。
『唯一の解決策ははっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなことしかない。(私は)けっこう大真面目で、やっぱり人間って引き際が重要だと思う。
別に物理的な切腹だけでなくてもよくて、社会的な切腹でもよくて、過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤー(階層)で多すぎるのがこの国の明らかな問題で、まったく呂律が回っていなかったり、まったく会話にならなかったりするような人たちが社会の重要なポジションをごくごく自然に占めていて、僕たち、それが当然だと思っちゃっているじゃないですか。
当然だと思っていることがすごく危機的な状況だと思っていて、消えるべき人に「消えてほしい」と言い続けられるような状況をもっとつくらないといけないんじゃないか』
要は、いつまでも権力の座にしがみついている老人たちに「早く引退しろ」と言っているわけだ。
さらに、この発言がされたのは2021年のことで、その時のテーマは「少子高齢化問題」だったのだが、その時にもちょっと叩かれたようで、これに対して以下のように発言の意味を説明していた。
<成田悠輔と堀江貴文の対談動画>
https://www.youtube.com/watch?v=7vorIkYheFw
ポイントは、箇条書きにすると次のようになると思う。
・メディア、政界、経済界のトップには結構な年齢の方がいて、話をしていてもコミュニケーションが取れないような人がたくさんいる。
・だから「世代交代」が必要なのだが、現状では「世代交代のサイクル」が回っていない。
・そのような老害に対しては、皆で一斉に軽蔑の目を向けるべき。
・問題は、当の老害たちよりも、それを取り巻く連中だと思う。彼らが、表面上は老害たちを尊敬しているかのように振る舞っているので、本人たちも気が付かない、あるいは気が付いていても、譲ろうとしない。
これが本当に発言の真意であるとするならば、ある意味正論だと思うのだが、「集団自決、集団切腹」というのは、かなり誤解を招く言葉だと思う。
今の立場に居座っている老人たちに「早く譲れよ」と言ったところで、当の本人たちにその気がない場合、自ら世代交代をするわけがない。
例えば、読売新聞でいまだに代表取締役主筆というポジションに居座っているナベツネ(渡辺恒雄)は、もう97歳という超高年齢なのにもかかわらず、まったく退く気配がない。
仮に、本人に対して「そろそろ引退してください」と言ったところで「うるさい、お前らのような能無しに比べたら、オレの方がはるかに優秀だ」と言って聞かないと思う。
もちろん、成田が言うように、ナベツネに対してそのような進言をする連中がまわりにいない、どころか「さすがナベツネさん」とか言う腰巾着がたくさんいるのだろうけど、元々権力がほしいというだけで共産党に入ったほどの男だ。そう簡単に今のポジションを手放すわけがない。
動画でも、対談に出てくる女性が「いくら世代交代が必要と言っても、本人が理解していないか、あるいはその気がまったくない場合もあるじゃないですか」と言っていたのだが、まさにその通り。
こういう人を引退させる手段として「集団自決、集団切腹」という言葉を持ち出すのは、明らかに間違いだと思う。
今現在そういうポジションにいる老人が、「引退しろ」と言われたところで、ゼッタイに「イヤだ」と言うに決まっている。
だからこそ、いまだにそのポジションにいるんじゃないの?
だから、成田が言うべきなのは「(まわりにいる人たちが)集団で老人を追い出す、あるいは社会的に抹殺するべき」ではなかろうか。
いずれにしても、メディア(ここも老害の塊?)が、発言の一部を切り取って報じるから、これを言葉通りにしか解釈しない連中が「これはヒドい!」と思うわけで、中には「アンタは、自分の親にも同じことが言えるのか」とか「自分が老人になったら自決するの?」とかいう、まったく的外れな批判が溢れかえるわけだ。
自分の親がそういう立場にいないのであれば、自決とか切腹する必要なんかないわけで、結局のところ成田の発言にも問題があるし、それを伝えるメディアにも問題があると思う。
ここははっきりと「ナベツネみたいな人間が・・・」という例を出して発言するのが一番わかりやすかったと思う。
まあ、キリンがなぜこのような人物をCMに起用したのか、という方が気になるけどね。
なお、文中ではすべて「成田」と呼び捨てにしたのは、写真を見ると片方が丸で片方が四角という変なメガネをかけているので、ちょっと変なヤツというイメージがあるからです。
過去にも「若者たちはどうすれば選挙に行きたくなるのか」という問いに対する解決策として、「若者が反乱を起こして、一定以上の年齢の人から投票権を奪い取る」あるいは「若者は選挙に行くより、独立国をつくるべし」と提案しているようだし、とりあえずは要注意人物として取り扱います。
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