昨日、新聞を読んでいてこんな言葉の紹介記事を目にした。
私だけが、何十年も生きてきて知らなかった言葉、、すでに解って、あたりまえのように知っている方々ばかりかも知れない。
が、ちょっとだけ紹介。
「ひなは小さく愛らしい」
もともと、「雛」は卵からかえったばかりの鳥、ひよこを指す。
別の言葉の前に付くと
「小さくて、かわいらしい」の意味を表す。
漢字で書けば、菊に似た小さな花を咲かせる(ヒナギク)は「雛菊」。(ヒナゲシ)は「雛罌粟」。
実物に似せて作った小さな模型を「ひな型」、、この(ひな)も「雛」です。
かわいらしい「雛」のイメージはないけれど、何かを実現させるために役だつような手本の例に挙げる場合も使うようになった。
「申請書のひな型」「ひな型に沿って記入する」などと。
さしずめ、お雛さまは、宮中のお内裏さまお姫さまのお姿をモデルにした「ひな型のお人形」となるのか。
四国村にある、小豆島の農村歌舞伎の小屋の舞台に飾られているお雛さま。
たくさん飾られているお雛さまの中から、私の子供の頃に家に飾っていたお雛様は御殿があってそこにコンパクトにまとめられている「御殿雛」、それを写真に撮った。
こんなお雛様を見ていると生きていた父、母、兄弟姉妹、のささやかで幸せだった幼い日が甦ってきて、涙腺がゆるんでしまう。
娘がいないので、自分だけの「お雛様」を求めようと毎年思いながら、実現しないままになった。
🍒 青い目の友もまぢりて雛の膳
🍒 雛の膳ゆつくり進む屋形舟