この先生の怖そうな顔。
一度も句会に出たことがないから、実際のお顔には、お逢したことがない。
雑誌の写真や、テレビだはいつも、にこにことしておられる。この正倉院展では感じる事が多く、宝物を真剣な眼差しで見ておいでだ。
こんな表情もするのだ。当たり前の事を余りにも神聖視をしていた、自分が嫌になった。
実際にはこんな句を詠んでいる。
☆ 長き夜も坏(はい)の緑に染まりけむ
☆ 凩の奏でし琴の欠片(っけら)かな
☆ 目を剥いて踊る迦楼羅(かるら)よ凩よ
こんな、セーターを作った。編んだのではなく、ニットの生地で縫ったのだ。
編むのと同じ、世界に一枚のセーターである。
最近、俳句も連歌も嫌気がさしている。
夢中にやってきたけれど己を知ると、一生懸命さが、喜劇にみえる。
少し、余裕を持って自然体でゆこう。ケセラセラなるようになる。俳句に肩を入れ過ぎるのはよくない。答えの出る計算ではない。選に入った外れたと一喜一憂はストレスの元になる。気が付くのが遅すぎた。
気が楽になった。
お裁縫が好きで良かった。チクチクと針を動かしていると、「無」になれる。
しりとり俳句から
🍒 妖怪の蠢く政界北風の吹く
🍒 落葉焚く煙流れく緋毛氈