ラジオ深夜便を聞く。
昨夜は蒲団に入るなが早かった。四時には目が覚めて、子供の頃のことを想い出していた。
ラジオから流れる「吾亦紅」という唄を聞いたからかもしれぬ。
亡くなった、両親や兄姉の事が懐かしく想出される。
中学校の頃、私の英語の塾の、月謝が、我が家が生業としていた新聞販売店の、購買料だった。
先生は、お医者さんの娘さんで、大学を出たばかりの結婚前で、英語の苦手な私のことを、兄が教えてくれと頼んだのが始まりであった。
一週間に一度、夕食の終わっると同級生が五人、先生の家の机を囲み勉強をした。
その頃、塾など田舎町では無かった。そろばん教室があるくらいだった。
私の英語の成績が悪かったのが、たまたま塾のような、、、、、
五人はどういういきさつで集まったか記憶にないけれど、皆、仲の良い友達ばかりだった。
(私は、新聞の購買料の領収書を月末に封筒に入れてお渡しをしていた)
そんな事も今朝は浮かんできた。
その想い出がどうして、メランコリーの理由か?
家族みな、元気で達者な日のことが、最近はよく想い出されるから。
哀しいのだ。
二度と戻れぬ楽しい日々が何かにつけ、想い出されるから。
夫は実家を手放した。私が夫より後に残った場合の生活を考えてくれたらしい。
その年齢の自分たちを考えたら、欝々とする毎日。
ブログを書いて、昔取った杵柄のように、俳句を始めたが、俳句のおかげでより一層年齢による感性の衰えと、語彙の貧しさ、吟行もままならぬ足腰の衰えも、感じるし。
今日の花はカーネーション。花言葉は 花の色に寄って違うと深夜便のアナウンサーが告げる。
無償の母の愛、父を早く亡くして、父親がわりの兄、末っ子の私を着せ替え人形のように色々な洋服を作って着せてくれた姉達。
花言葉なぞは、商業ベースにのった、誰でも勝手につくればよいが、カーネーションの花言葉は全く色によって意味が全然違う。
大きな意味で、母や兄姉を慕う愛情の言葉を味わおう、信じよう今日は。
今朝は早く目をさまして、パソコンに向かっているから、夫が驚いている。
齢をとると、朝が早いと一般的に言われている!
🍒 カーネーションホームの少女それぞれに
🍒 庭ぬちに朱い鳥居や花みかん
🍒 ホトトギスしみの増えたる手首かな