東山魁夷せとうち美術館での事。
「せとうち気分」という、日本画家による、多島美の自然の風景を描いた作品が展示されているのを見に行った。
魁夷は勿論の事、平山郁夫、小野竹喬などなど、幾人もの画家によって描かれた、瀬戸内海や島の絵が展示されていた。
中で、「光る海ー木版画(瀬戸内海集)」吉田 博氏の幕版画に興味を抱いた。
その日は美術館の学芸員が展示している絵の説明をしてくれた。
大勢の鑑賞者に混じって、吉田氏の帆船の五枚の木版画を鑑賞をした。
質問をしたかったけれど、皆さんに迷惑。
興味のある美しい帆船の朝、昼、、、霧、夕との五部作である。
絵を見終えた後、瀬戸の海の見える美術館の中の喫茶室でコーヒーを飲んだ。
しばらく、そこで憩いだ後帰ろうとして、ちょうど受付でいた、学芸員の方に会ったから、先ほどやりたかった質問をし、説明を受けていた。
そこへ、息せき切って喫茶室の女性が
「これ、お客様の忘れ物です」
と、小さな袋を受付へ持って走って来た。
見ると、私のポーチ。
中には、スマホとカード類が入っている。
背にはしっかりと、リュックは負っているのだが。。。
-又、又、やってまったー (朝ドラの台詞)
私の忘れ物。リュックから出して置いてきぼりしたんだ中味を!
まだ美術館の中にいたからよかった。
忘れ物にいつ、どこで気がつく。だいぶ帰り道を走ってから?家まで帰って?「無い無い」と騒ぐ!どっちかだ。
いつもの事。忘れ物名人。忘れた場所も判らない?忘れる。あああーーー。
🍒 じゃがたらの畑の起伏のむらさきに
🍒 忍冬島裏は潮鳴るばかり