老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  お接待

2019-09-24 09:19:43 | 俳句

 

四国八十八か所九番札所「法輪寺」

田舎道を標を頼りに車をくねくね道を走らす。長閑な辺りは田んぼの中にある。まこと静かなたたずまいのお寺である。

一度も訪れた記憶が無い。嫁いだ先の町のお隣。友人も多く住んでいるのに。初めてのお寺だったのか?こじんまりとした美しいお寺さんだった。

   

    

 

このお寺では、猫ちゃんが、、、。納経所へ行く整備された場所に座っていた。お遍路さん(人間)に慣れている。傍を通る人を観察しているか?それとも無視をしているのか、おとなしく見ている。

 

       

 

「ニャーアーン 猫ちゃん、今日のは」と声をかける。このような表情で私を見上げてくれた。嬉しい!頭に触れる。じっとしているから調子に乗って話しかけていた。頭に触れて、ああハナちゃんが懐かしい、、、と。

 

         

 

(いい加減しろ)と逃げられた。おおきな庭石の後ろに隠れて私の方を(変な参拝者だこと)と窺っている。

 

        

 

私の手の届かない納経所へ家族が出入りする場所まで去って行った。長崎からのお遍路さんも猫好きか?長崎の尻尾の短く丸い猫の話を、、、

先が長い道のりのお遍路さん。お気をつけて巡礼をして下さい。

 

 

      🌈     ぽつぽつと秋の時雨や芋畑

      🌈     古里の空の匂ひや竹の春

      🌈     雨よけつお接待受く芋の餅  

      🌈     にぎにぎし里中の善女お接待

      🌈     接待の講や紀州の初蜜柑  

 

  (接待の季語はもうなくなるかも、せいを出して詠まなければ)

 

 

 

 

 

 

 

 

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