老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

動物も大変だ

2015-11-25 09:38:04 | 俳句
 昨日は猫で一日が終わってしまった。
朝はきれいだった、姫 のうんちが、おかしくなったのだ。気がついたら、さあ大変。いつもは一日に、うんちは一回しかしない。お昼の支度をしようと、階下に降りてゆくと部屋が匂う。
お尻がゆるんでいた。

動物病院の午后の診察を待って、駈けつける。かかりつけの病院は、はやっていて、医師が十名、助手などスタッフが十五、六名いる。いつも待たされること、一時間から二時間。
国道渕に面しているものだから、駐車場には、交通整理のスタッフもいる。



姫 はケージの中で固まっている。いやなのだ。ここで診察室で待っている処置のことを薄々と感づいている。
ケ-ジの奥に身構えて微動だにしない。

待合室の横に座った人と、:おたくはどこを病んでいますか?;など声をかけて、愛犬や愛猫を襲った病気について意見を交して不幸を嘆きあう。

昨日の猫ちゃんの内一匹は:緑内障:で片目が真白くなっている。
一匹のブルドッグは脳に浮腫があって、目が見えないないと言う。
人間と同じように、糖尿病や、腎臓が悪く、おしっこが出ない犬や、猫は沢山。
老衰の犬や猫はそれなりに、飼い主も覚悟はしているが、まだ二~三歳で癌に罹った、動物達は人間と同じである。飼い主の哀しみが伝わってくる。

姫 は:私が食べさせた、お魚の消化が出来なかった:らしい。
顕微鏡で覗くと、消化されていない、おおきな片がある。
私達が食事をしていると、椅子に背伸びをして
「ちょっとちょっよにゃー」とおねだりするものだから、お魚の一番やわらかくて美味しそうな部分をやったのが、徒になったのだ。
今までは何でもなかったけれど、猫も老化していて、加齢現象。若くはなく、胃腸もそれなりに。消化器官の衰えである。
動物は言葉が発せないので、異常や変化の早期発見は飼い主の日常の目や耳にかかってくる。

姫 はいやな注射をし、お薬を貰って帰る。家に帰れば、六時になっていた。
今朝もいつものように、私を起こしにきてくれる。布団の上に乗って両足で私が起き上がるまで:もみもみ:をする。たまったもんでない。



昨日の名前検索から
       ☆彡    口達者の爺黙らさん牡蠣雑炊
       ☆彡    聖樹の街ゆつくり押しゆく車椅子
       ☆彡    風花が舞ふ嵯峨野行バスを待つ
       ☆彡    雪転げ赤いポストと肩並べ
       ☆彡    マイグラスの青い小鳥や聖樹の灯
       ☆彡    七癖の寄り目おでんを喰ふときも

一日で検索ページから消えてゆくはかない句。昨日はなんと多いこと。
中には二~三ケ月残っている句あるが。
いつまで続くことでしょう。
        
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猫騒動

2015-11-24 09:44:42 | 俳句

       
          繭玉のやう寝まりをるかじき猫

夫が
「おい、起きてくれ」と大きな声。
何事が起ったのか、夢うつつ、目がまともに開かない。
猫の うんち をスリッパで踏んだらしく、うんちがリビングのあちこちに付いたという。
今朝は五時頃、猫 に「マンマ」が欲しいと起こされた。
「マンマ」をやって、私は二度寝をしていた。
この二、三日、猫はうんちはきれいなのだが、切れが悪いらしく、豆粒くらいの大きさのうんちをトイレ以外の場所に落としている。
それに、気がつかず、夫がスリッパで踏んで、その足で歩いたらしい。うんちの匂いに気が付いた時は、そこここと、歩いた後だった。
掃除をしていると、猫は、遠くのほうから、私の様子をうかがっている。
夫と私の大きい声なやりとりに、肌で何かを察しているらしい。
「姫ちゃんは、何にも悪くない。お尻りが、あんぽんたんになてしもた」と言うと、これも解ったらしく、そろそろと近づいて来て、私の周りを、うろうろとしている。
猫を飼っている、どこのご家庭でも、こんなことは日常茶飯事だろう。
早くから、眠気まなこでうんちの後始末をする騒動の一顛末。夫はカーペットにも付いたかも知れぬと、クリーニング店に。忙しいことである。
この、姫 の幸せそうな寝かた。寒いからまん丸だ。

    雪     雪まろげ赤いポストと肩並べ   

    落葉    ぴょんぴょんと跳んで踏みゆく朴落葉    
      
    冬     冬の空蛙の狂い鳴きなるか     

    ポインセチア    ポインセチア通れば開く自動ドア     

    行      風花や大原行きのバスを待つ

    落葉焚    北の湖のことひとしきり落葉焚

昨日のしりとり俳句から。    


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勤労感謝の日

2015-11-23 10:06:20 | 俳句


大阪のダブル選挙が終わった。
松井前知事が圧勝。
吉村さんが、橋下さんの後を継ぐかたちで新市長に選ばれる。
面白そうな選挙があると我が家での会話。
「〇、〇市」へ移り住もうか。
「△、△県」に住もうか。なんちゃって。
わずか、二票でどうにもならないけれど、そこの住民になったつもりで、選挙情報を楽しんでいる。
賛否両論があるが、私は橋下さんの「都構想」に賛成である。
大阪市民が、ノックさんを、卒業して、まともな選挙・投票をやっていることは、好ましいことだと思える。紆余曲折はあっても良い方向に進むことを期待している。

一方で、民主党の、主導権争い。京都の口から出まかせ兄いが、すったら、こったら。路上キス男が、党を割るとかどうか。
早く収まって、もう一度政権政党に戻れるように頑張って欲しい。自民党の独裁をゆるしてはならぬ。

国民の為だなんとか、かんとか言いつつ、今回の大阪の府会、市会議員達は次の選挙での、自分の議席のことを考えて、強い側につこうと選挙を戦ったと思える。色々、計算違いもあり、議会は劣勢になるし、法案が通りにくくなったりして、大阪と橋下さんから目が離せない。
来年の参議院選挙が、どうなって、政界地図はいかなる色分けになるか、これまた毎日が日曜日の私に、暇潰しの興味のある事が待っている。
勝組に乗れなかった議員諸君、お気の毒さま。議員の報酬高いもんな~。
庶民は今日、勤労感謝の日でも、一生懸命働いていますよ。



姫 は可愛いい写真を撮りたくて、焦点を合わすのだけれど、思うような表情をしてくれい。
今朝も難しそうな(*‘ω‘ *)
六時に、私を起こしにきて「マンマニャー」「オカンニャー」としわがれた声で鳴く。
それも又可愛いいけれど。
昨日はお尻がゆるんで尻尾にうんちが付いた。それを取ろうとすると、逃げて私に近づかない。お尻がゆるんだのは、 姫 のせいではないのに、、、、感じることがあるのだろう。

       粗相した猫が隠れる冬の木瓜



昨日の検索俳句
        ☆彡  清水の舞台ただよふ雪ばんば
        ☆彡  花八手虫の羽音のするばかり
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パソコン 複雑でわかんない~

2015-11-21 09:57:54 | 俳句


押入れを整理していると、昔 作った手芸が次々と出てくる。狭い家だから飾る場所は限られている。みんな、一回は壁から吊るして飾ったかも。押入れにかたずけると、もうそれっきり。
作る過程が楽しみなのだ。
誰彼にプレゼントして、さほど値打ちがあるものでもないから、百円ショップのものと、ないまぜにされている。それを見てから、人さまにあげるのはよした。
銀行に飾られて、人の目に留まっているのは、ほんとうにまれだ。実家や、姉も大切にしてくれているようだ。



私の名前**** を検索をすると、毎日しりとり俳句に投句した句が更新されて出てくる。
一人歩きしているのである。なぜ?という疑問がある。
いつからこのようになっていたか知らない。スマホにもまた、違った句が出てきたりする。
何かが、貼りついたのか?そのあたりが、パソコンに詳しくないから、解らない。
知り合いの方のブログにコメントをすると、そのページも出てくる。ここは、俳句とは、関係の無いブログのページである。
私の句が毎日、更新されるのは、恐いようでもあるし、少し嬉しいようでもある複雑な気持ちが正直のところである。

しりとり俳句を、後から見ると、全く句になっていないのが大半だ。
よくもこんな句を投句したものだとおかしくなる。全没である。前の言葉とか、お尻の文字を繋ぐのだから無理もないと思うが、お仲間の皆さんの句には頭が下がる。

毎日、更新される句は、一応、句にはなっている。決して良い句ではないが、又、没にするほどまずくもないのである。自己過信か?




        団栗で遊んで恙なき猫ぞ

        地下足袋に泥や茸を持ちくれぬ

        漱石は胃が悪かつたらし秋渇き

        一望の海に藍刈る手を休め

        おもひたちおはぎを作る秋の蝶

        理想に遠く生きて西日の中 
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里山 吟行

2015-11-20 16:54:57 | 俳句
          ☆   家にいて旅のごとしや秋の暮    長谷川櫂

「秋の暮」には、秋の一日の夕暮れという意味と、秋という季節の終わりという意味があるが、この句の場合、その二つの意味の意味が相互にひびきあっている。秋も深まった日の夕暮れに、ふと感じる漂白の思い。家にいながらも心は遥かなところをさまよっている。(ネット俳句会 大呂より)
書きながら、いつも的を得た鑑賞文に頭が下がる。

私も、的を得た鑑賞文を書けるように、努力をせねばならない。   




お隣の町の里山を歩いた。
小春のポカポカ陽気の中、初めての径をぶらぶらと行く。
殿 が生きているときの散歩だと、どこを歩こうが平気だった。時々、飼い犬が吠えることがあった。自分の縄張りを荒らすなという警告に違いなかった。
今、犬も連れないで、一人で歩いていると、きっと不審の眼で見られているのではないかと、不安になる。

        なぜなんで狂い咲きある花煙草

        小春日の花煙草咲く径かな

        まのびして花煙草咲く小六月

        空に耳地に耳冬の来る気配

煙草の花が咲いている筈がない。のに、可憐なピンクの花が咲いている。
道ばたに立っていた人に、
「あれ、ひょとして煙草の花ですか?」とたずねる。
「ええそうですよ。種が飛んできて、咲いていると思います」と、、、

なんで、なんで、煙草の花は、写真で見たことはあるが、実物は初めて見た。それが、この時季に、どうして?
昔は、専売、今の日本煙草産業というか JTのお許しがなければ、栽培してはいけないのではないかしら。?
不思議だなと疑問のとけぬまま歩いていると、「葉タバコ共同種苗センター」の表札が見えた。納得。ここから、種が飛んでいて、道野辺に、狂い咲いた煙草の花があったのである。
      


        一点の翳りなき空枇杷の花

        冬青空ぐんぐん伸びる飛行雲

        高きより鳶の声落つ冬紅葉

        肥匂ふ畑道枇杷の花咲ける      



野の道を行くとこんな、田舎の真ん中に、辺りは農家ばかり。そんな中に、暖簾が掛かって
いる。黒い縮緬の地に花のアップリケの、綺麗な気のきいた暖簾である。
小さな看板が出ていて、「古布リメイク」ですって。



今日は驚きの連続。こんな田舎も田舎、周囲は畑ばかりの中に趣味の店があったとは。
中に入ると、私の好きな古布のリメイク作品が並んでいる。
どんどんお客さんが入ってくる。皆さん、リピーターが多く、私のような一見さんは珍しいらしい。
興味のある、洋服を手にとって見せてもらう。どれも、手間のかかった割にお値段が安い。
私は、自分で作るから、お値段云々はいつも関係ないのだけれど、自然に符丁は目にはいるから、どれほどのお値打ちかは、見知っている。
私は手ぶらで店は出れないたちだから、お手ごろの布を二反買った。一枚は正絹の縦縞、一枚は木綿。どちらも常にはおる割烹着に作れるつもり。

       冬ぬくしこんな日は上向いてゆこ

       コーヒーショップストーブの薪ありますと

       柿ちぎる地下足袋に腰手拭いで

       里言葉で交わすやすらぎ冬桜

       返り咲く桜も一期一会かな



       
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