老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     サイクリング

2020-03-23 23:25:32 | シニア




春風がここちよく、サイクリングに。

以前ここにいた時には、公民館活動のコーラスに行っていた。
音大での先生が指導をして下さり、発生練習に始る三部合唱のお稽古に励んだ。

友人は香大の教授の奥さんで、ご主人の転勤で近くの官舎に住んでいた。彼女に誘われてのコーラスの練習に参加だった。

ロマンチストの彼女は素直で、今思うと天性の良き人間性の方で、懐かしい。
彼女といると、私も自然にリラックスをして一つ一つの言葉に癒されていた。

今日は彼女と通っていた頃の径を今日は自転車で辿った。

僅か12~3年の間に、のどかだった里?に住宅が立ち並び、初めての場所のようだった。

ちらほらと桃の花が咲き始めていた。

目を転ずると白やピンクの花がかたまった場所がある。
杏の木の下に古い小さな祠がある。
径を折れて、写真を写しに行く。

山道?坂道、起伏のはげしい屋島の麓。自転車を止めて、しばらく鶯の声を聞きながら山麓を、たもとほった。


    


桃の花が開いている。この辺り、桃農家が多いのか、未だ早いがいたる所に桃畑がある。


      


葱坊主が。
同じ屋島の麓、、だが、
私の住んでいる中は昔からの門構えの大きな古民家が多く、西はマンションが立ち並び、転勤族の社宅や新興住宅地になりそれなりの一戸建ての瀟洒な家やモダンな家が多い。
そして東は新しい住宅は勿論の事だが、信州を思わすような果実の畑が多い。


葱坊主が薄皮をはごうとしている。

散策は終わり。自転車を置いてある場所に戻らなければ、、、
住むには車の運転のできぬ私には不便だけれど、東町は好きだな。

東の公民館はスルー。
コロナの関係で、きっと?


    
       

              街騒を遠くに桃の花に佇つ

               自転車で突つきりきれぬまくなぎぞ

              切られの与三郎のやうな白木蓮の傷

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      マスク

2020-03-22 11:40:13 | シニア



昨夜からマスク作りに励んでいる。
マスクは沢山あるけれど、手作りのマスクもいいものだ~などと暇つぶしに。

二重ガーゼの生地を見つけた事も理由の一つ、、、縫ってみようかと、、、思い立った。


     


二種類の作り方をパソコンで調べた。

立体型で、オホホオー まるでブラジャーのようなのと

     
     


普通のオーソドックなのと。


可愛いい端切れは立体型。これからも幾つも出来るだろうし、夫には地味な色をそれぞれ、、、


私はマスクが大好き。

買物に行く時、目深に帽子をかぶり、眼鏡をかけてマスクをすれば、化粧をしなくともよいからだ。マスク愛好者なのだ。
銀行強盗とは違うよ~。

靴下を履いたり、腕時計をかけたり、お化粧をしたり、肌を刺激するのが大きらい。

お化粧は身だしなみ程度にするが、肌がこわばってしまう。これが嫌だ。

マスクも肌に触れるが、お化粧よりマスクの方がましと思う。

そんなこんなで暇潰しが見つかった。



           千秋なおみが唄う喝采マスク縫ふ

           マスクかけ棲家ある街よそよそし  




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    花めぐり  (4)

2020-03-21 10:17:35 | シニア



      ☆     風だちて花悩ましき牡丹かな     高橋淡路女

      ☆     ものいはば人は消ぬべし白牡丹    来山


ひょっとして 牡丹。
どうして?今なの。

早や咲きの花はないかと散策中に見つけた。

石を積んだ垣。低い竹垣がその上に。

私の目の高さに大きな大輪の牡丹?が。。。。

牡丹だよね~。

寒牡丹には遅いし。

ああ、頭の中に驚きと嬉しさと、疑問が?




     

咲いた牡丹が二輪くらいと、莟みが五~六輪咲きますよと控えている。



    ☆     虹を吐いて開かんとする牡丹かな     蕪村



牡丹の季語は初夏。

寒牡丹か狂い咲きか?

夏の元気さは無い。ひっそりと開き、自己主張をして、私の目に止まった。そんな気がした。


犬も歩けば棒にあたる。
元気に歩いて様々な花に巡りあえますように!




        まなかいに弥生の牡丹白昼夢

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   無理がきかない

2020-03-20 10:07:54 | シニア


今朝は、、、
喉が痛い。
口内炎ができている。
身体中の筋肉が痛む。

新型コロナ、、、は、こんな調子で熱が高く出て、世の中をパニックに落とし入れているのだろうな~。


お彼岸だから父祖の、お墓まいりに行った。

さぬきを越えて阿波へ。

昔、土御門上皇(阿波院)が承久の乱の後、みずからが選んだ流刑の土地であり土御門上皇宮跡が残っている。
(最初は土佐の国)
1227~1231年からお住まいになった関係から、この辺は「御所」と呼ばれている。


           檜扇や御所とはゆかしかり名前

古い、この句こそ、俳句を始めた頃の句。


この地にある「道の駅」土成が、私がお墓詣りに行く時の休憩地。
たまには食事をすることも。

一番は、ここ道の駅で売っている昔懐かしい駄菓子を買う事。
お饅頭か?虎巻なる細長い口に入れやすい練菓子、シロワ、クロワと名の付いた丸くて硬いが郷愁を誘う定番の菓子を買う。(生姜が入っている。)そして阿波ういろうは子供の頃から親しんだ銘菓。

墓にお供えすることもあるが、帰ってお仏壇に山のように供えてあげる。

その道の駅に伝言板と称し、大きな黒板とチョ-クが置かれていた。
少しいたずら心を出して、俳句を書いたのは?、、、、この婆さん、即ちアタシ!

          道の駅すぎれば阿波や山桜   オソマツ

そんな楽しい一日だったけれど、お後が悪い。

       

このような水車小屋も隣接。昔の阿波の風景。

腰や肩がぶしぶし痛む、、、のどが痛い痛い。
無理の利かない婆さまになってしまった。



       🐢     同行は我が影なりぬ梅の花

昔、初めKOSIに投句をした記念の一句。
ここの御所神社に参詣をした折りの句。




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   花めぐり   (3)

2020-03-19 18:12:14 | シニア
    

向うの家の周辺の山桜とご近所に咲く色々の花々が気にかかり出かけた。

ほんの数本の山桜が見えるものの写真にとってもまだまだって咲き具合だ。


      



ベランダから見ると、山茱萸の花が満開だ。


        


この花をベランダから見る楽しみも二年ぶり。
この木の下で私が餌を持って行くのを待っていた地域の野良犬が今年、亡くなったと聞く。
何人かの人が餌を運ぶので、安心をしていた。
私の知っている限り10年以上も元気で生きていた。
老衰だと、、、、思っているが、最後まで付き合え無かったのが残念だ。


    
    

何と! 20年以上も探していた「花の歳時記」がひょっとした場所から出てきた。

お手製のマスクを作ろうと、白い晒木綿があったのを探しに行った。

ダンボールの箱を開くと木綿にあらず、この歳時記が眠っていた。

1994年初版になっている。
部厚い本で重さは3~4キロもある。亡くなった猫のハちゃんより重いだろう。

兄が病院へ入院をした時、この本で、暇をかこつのにと持って行った記憶がある。
大きな病院が、夫の実家の真ん前。毎日お見舞いに行った事を想い出した。

もう過去。兄は亡くなり、夫の実家は病院が体育館に変身をし、そこの駐車場になってしまった。
手放した事を時々悔やむ。淋しい。

そんな、様々な想い出のある歳時記が、目の前に突然今日、現れたのだ。

最近は俳句はそろそろ遠ざかろうと決心をしかけたのに。
歳時記は出てくる、俳誌の誌友から句集が贈られてくる。

一歩、立ち止まって考えよ!と云うことか?



          山茱萸にみつ蜂の羽音こそばゆき 

          仏の座野良犬の死をかなしめり          




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