Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

船上にて・・・

2005-02-06 23:13:00 | インポート
既報の通り、一昨日夜より今日日中まで、悪友の1人と雪国新潟へ行って参りました。
今冬の日本海側はどこも雪が多い様ですね。事によると1963年初に襲来して大被害をもたらした昭和の三八(38年)豪雪以来の降雪量だとか。それを裏付ける様な積もり方でした。
2/4(金)夜名古屋発。昨夏「岐路に立つ」の特集日記で取り上げた、間もなく使命を終える路面電車の走る岐阜を過ぎ、すぐ西の大垣市まで来ると、気候が太平洋側から日本海側のそれに変わり始めます。
積雪が目立つ様になり、古戦場でもある関が原を抜ければもう一面の銀世界。
大阪から新潟へ向かう夜行列車への乗換駅、滋賀県米原駅の辺りはそう、日本海沿いと大差ない風情です。
深夜1時過ぎ、静まり返った米原の町を後に一路北陸路を東へ向け、新潟県に入った辺りで目を覚ませば更に深い雪。除雪の行き届いた新潟市街を別とすれば、郊外は少なくとも1m、多い所では3m近い積雪が認められ、
豪雪で知られる先般の中越地震被災地の方々の苦悩が偲ばれる光景でした。
恐れながらそうした状況下、悪友と雪国へと向かった次第ですが、今回の楽しみの一つは想い出の地、磐越を流れる阿賀野川の冬の風物、雪見舟だったのです。
ここの川舟、以前より1度乗ってみたいと思いながら今日まで果たせませんでしたが、悪友も「可能ならば」と同意してくれ、天候も何とか良好になり実現する事となりました。
船上よりの雪景色もなかなかでしたが、それ以上に地元の方々の歓待には深い感銘を覚えました。航行中とその前後も関係各位と色々話をさせて頂きましたが、やはり中心は、中越地震の影響による打撃の事でした。
丁度秋の紅葉シーズン直前の襲来だった為、年間最大の集客機会を逃してしまった事が大きかった様です。同じ新潟でも、磐越以北の被害は少なく、交通の要衝である中越地区の被害はこちらにもマイナスを及ぼしていたのですね。
交通網はまだ完全には復旧しておらず、JRの一部の列車は未だ運行再開していません。昨年は夏の水害、震災に豪雪と「なぜ新潟中越だけが?」と感じざるを得ない不運な天災の重なり方だった様に思うと共に、早い復興を願わずにはいられません。
私の好きな土地の1つでもある新潟。冬の厳しさがあるせいか、人々の生活態度にも太平洋側にはない危機感と緊張感がある様に思います。その辺りも私を惹き付けて止まない魅力の1つになっているのかも知れません。
(P.S)当HP「トイレの雑記帳」にも関連記事があります。又、当日の写真を近日掲載したく思います。*(結晶)*

コメント
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