Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

京都議定書 遂に発効!

2005-02-16 23:52:00 | インポート
以前にも当日記にて触れた、地球温暖化阻止を目指し、主要先進諸国に対し温室効果を引き起こす二酸化炭素=CO2等の排出削減努力を法的効力によって義務づける「京都議定書」が本日より発効致しました。
この議定書は、温室効果のある二酸化炭素やメタンなどのガスを、2012=平成24年までに前世紀末、1990=同2年に比べ、先進諸国平均で5.2%の削減を目指すもので、日本にはこの期間に於いて6%の削減目標が課せられています。
しかしながら我国の温室効果ガスは近年、平成初期よりも約8%増加したと言われ、当初通りの目標達成へは計14%の削減が必要と言う事になります。
温室効果ガスの主な出所は、製造業の工場に代表される産業部門、自家用車やトラック、飛行機などの運輸部門、それに一般家庭と言った所でしょう。
産業部門の環境対策は、国際認証規格ISO14001取得への取り組みなどにより、各方面で目下協力に推し進められているのはご存知の通り。今後はもう1つの大口、運輸部門での大幅削減が課題でしょう。
自家用車各車レベルでの排気ガス低減。これはガソリン&電気動力を併用するハイブリッド車や極低燃費の所謂LEV車の普及拡大である程度カバー可能でしょう。更にユーザーレベルにて
①混雑する都心乗り入れは極力避ける。
②無用なアイドリングをしない。
③維持コストの高い都市部では車の共有=カー・シェアリング等も検討する。などの努力も今後は必要でしょう。
貨物部門でも従来に引続き、可能な所はトラックから鉄道や内航海運に輸送を移転する「モーダル・シフト」を続行して欲しい所です。
一般家庭に於いても以前より叫ばれている「無駄なエネルギー消費をしない」だけでもガス排出はかなり減らせるのでは、と思いますね。
京都議定書・・・その目標は一見かなり厳しく映りますが、日々の努力の積み重ねにより、その実現は以外に可能性があるのかも知れません。
そう、昔から「急がば回れ」との言葉もある事ですし・・・。*(山)*
コメント
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