Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

熊と「愛・地球博」

2005-06-26 23:43:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

昨日1日、県下にて開催中の国際博覧会「愛・地球博」に初めて出かけて参りました。
私は昨年春、割安価格だった前売入場券を入手。当時よりかなりの人気と観客数が予想された為、5月連休や猛暑でもある夏休み、そして惜別の混雑が見込まれる最終期の9月を避け、天候が優れず、かつ人気も中だるみが生じ易い梅雨の時期での観覧を狙って来ました。
今月に入って時機到来・・・親族や知人との交流予定も睨みながら昨日と来週末の7/9(土)の2日に絞込み、更に日程を見直した上で、昨日の入場を決断したつもりでした・・・が。
現実は違いました。期待?していた雨天とはならず、降水はゼロ。終日強い日差しと半端ではない暑さが続き、更にもう1つの期待?博覧会人気の息切れ&中だるみも起きませんでした。
丁度会期折り返しに当る昨6/25(土)の入場者日計、実に16万5千余人!これまでの会期中、2番目の大入り記録が打ち立てられ「トヨタ」「日立」「グローバル・ハウス(冷凍マンモスがいます)」そして「日本」の人気各館は入場待ちに数時間を要し、とても1日で見て周れる状況ではありませんでした。
特に飛び地の「瀬戸会場」は閉場時刻が早い為、長久手の主会場の主な所は次回の夜の観覧に譲り、瀬戸会場のクリアに努めた次第。
その瀬戸会場にある「瀬戸市民パピリオン」や主要施設「グローバル・ループ」に代表される様に今回の万博は建造物に木材が多用され、その殆んどがリサイクル可能な資材にて構成されている由。又前世紀末の構想時にあった森林(「海上=かいしょの森)開墾が大きく縮小され、以前からあった公園敷地が活用された事は、この博覧会に懐疑的、批判的であった方々の意向が結果的に反映された形になったのではと思います。
地球環境や森林の保全と言ったテーマも時宜を得ており、又総じて小学生程度の子供達にも一応は解り易い展示内容になっているのもまあ評価して良いと思いますね。
2000=平成12年にドイツにて開催され、不成功に終わったと言われる前回の教訓を学んだ所も多くあるのかも知れません。
又日本人と欧米人では、博覧会に対する見方、感じ方にある程度温度差がある可能性もありますね。
さて森林保全の事で問題が1つ。
ここ2~3年、我国猛獣の筆頭である熊(ツキノワグマ)が住宅地の近辺に頻繁に出没、住民と問題を起こし、犠牲者まで出ているのは良く知られています。これは決して熊が一方的に悪いのではなく、彼等の生活舞台、森林の荒廃が原因の様です。
前世紀に入り、林業の面では高収益で魅力のある杉などの針葉樹が盛んに植林され、雑木林や里山は次第に姿を消して行きます。そして植林された森も、安い外材輸入に押されて材木需要が減り、関係者の高齢化問題もあり、手入れも行き届かなくなって熊の重要食糧である木の実などが確保できず、住宅地に残飯などを求めて出没、遂には住民とのトラブルに至ってしまった様なのです。
とうとう私の地元、愛知県下でも史上初めて生息が確認された熊。でもそれは決して有害動物ではなく、人間との住み分けさえきちんとできれば決して危険はない様です。
こうした問題の解決の為にも「愛・地球博」を開会した以上は大いに実り多い催しにして欲しいと願うものであります。*(山)*



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