Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

奇跡の着陸

2007-03-14 00:31:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!今月は正に「寒の戻り」となりました。どうも冬と春とが対峙している風情。明日辺りまでは冷え込みが続きそう。まあ例年なら、これで普通なんでしょうが。

日付変更につき昨日の事となりますが、高知空港にて、大阪発の旅客飛行機が車輪の不具合により事実上の胴体着陸を敢行し成功する出来事がありました。幸い乗客乗員計60名は全員無事。まずはその事を喜ぶと共に、奇跡の着陸と申して良い操縦の方々の、困難な状況下での沈着冷静な対応を讃えたく思います。

原因は飛行機前輪を下ろす油圧機構の不具合だった様ですが、カナダ共和国製のこの型の機体=DHC8-Q400は、2003=平成15年の我国導入以来70件を超える不具合が報告され、その多くが着陸の為の車輪が下りないトラブルだった様です。車輪を下ろすシステムは最悪の場合、機長以下操縦関係者が手動にて動作できる様安全装置も準備されていた由ですが、今回の事故ではそれさえも正常に働かなかった様です。

この緊迫した事態に際し、操縦の各位は終始冷静な行動をなさった様です。飛行機の状況、危険回避の為にどの様な行動をするかを乗客に解り易く伝えて安全に着陸する為のあらゆる手段を講じ、胴体着陸と言う最後の手段に打って出る際にも乗客に対し十分な予告を行ってその不安を取り除く努力を惜しまなかった様です。
これらは輸送のプロとして当然の心がけではありますが、乗客に1名の負傷被害も出さず、又飛行機事故につき物の火災発生をも食い止めた努力は、やはり賞賛に値すると強く思います。

今回問題を起こした機体は今日以降その全量が緊急点検を実施する由ですが、各航空会社は行政や航空機メーカーとも積極的に連携して原因究明や善後策を徹底して行い、これ以上空の安全が脅かされる事のない様、強い対応を願いたい所です。*(飛行機)*
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