Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

相次ぐ食品偽装に思う事

2007-10-25 07:56:00 | インポート
お早うございます。暫く続いた秋晴れも息が切れたと見え、今朝の当地名古屋は雲って来ています。明日の天気はどうも怪しそうです。

さて各位報道にてご存知の様に、この所食品業界による製品の偽装が相次いでおり、誠に遺憾な所です。
特に悪質と思われるのが、北海道の食肉業者による牛挽肉の偽造。表向きは全て牛肉を装って、実態は豚肉などがかなり混ぜられ、外装をそれらしく見せる為に牛血液などを用いての外装操作が会社ぐるみで長期に亘り行われていた疑いがあります。
又、国内有数の製菓業者による材料の不正使用の問題にも憤りを感じます。
子供達も食す生菓子類もあるだけに、1度中毒事故でも起これば症状が深刻化しかねない恐れもあり、又、親近感あるキャラクターを全面に出しているだけにこの方の影響も大きく、偽装問題ではこの2者が双璧だと思います。更に3世紀もの歴史と伝統を誇った当地三重の和菓子業者でも偽装が発覚、こちらの方も今夏の名古屋での女性拉致殺人と並び、最早当地の恥と申して良いと強く思います。

この事件の背景には、原材料に対する不適切な見方がある様です。
つまり業者サイドでは「まだ使える」との判断がある為に、再利用して製造日のみ変えると言った操作を安易な姿勢にて行う訳ですね。ですが消費者の側からすれば、それは明らかに中毒事故などの危険が増す上に、売価が同じ分劣化した商品を摑まされる訳で、不当な損失を生じさせられていると言う事でしょう。度を越した経営効率優先の昨今の姿勢も背後にあると私は見ています。

今回明るみに出た事件は、まだ氷山の一角だと思います。最早食品業界の体質になり始めている一面もあるのではないでしょうか。
保健所を初めとする行政側は、業者にこうした手段を取らせない様監視監督を強化して頂きたい。又、消費者の我々も、再発防止と適切な品質管理を求めるべく、業界の動きを注意して見守る必要がありますね。
悪しき姿勢には、不買の強い姿勢を見せる必要も、時にはあるかと思います。
最後に、業界に一言。今回の事件では、歴史と信頼を誇った老舗業者による所業が少なからず見られます。
欧米発と思われる効率偏重の発想に囚われず、大きな信頼を勝ち得た伝統の頑固さに立ち返る時でもあるのではないでしょうか。*(注意)*
コメント
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