立春の時期を迎えはしたものの、気候はまだまだ厳冬の様です。
今朝は首都圏や関東などで積雪を見、普段雪に慣れていない方々が歩行中転倒などで多数負傷された模様。又、空路や新幹線、高速道路などの交通にもかなりの影響が出た様ですね。丁度2年ちょっと前の2005=平成17年の暮れ、当地愛知が大雪に見舞われた時の事が想起されます。この時は積雪が20cmを大きく超え、退勤時と重なった為に帰宅の足が大いに危ぶまれたものでした。
さてこの様に足元を掬われて立ち往生=スタックしている感のある祖国日本でありますが、今夜は我国の2人の首長の事を記して、停まっている原因を少しでも探す事ができれば、などと考えております。「石原さん」とは東京都知事 石原慎太郎さん。「福田さん」とは内閣総理大臣 福田康夫さんの事です。
それぞれの分野のトップであるこのお2人。その方向性は対極にあると申して良いと思います。
片や一国の事実上の元首。もう片や我国の首都、東京の首長と言うお立場ですから、単純に比較すべきでないのは承知していますが、石原さんは東京都知事として極めて思い切り良く様々な政策を打ち出しては実行し、その全てが望ましいとは言えないまでも相応の成果を上げている印象がありますね。
首都高速道路政策には確かに疑問符の付く所もありはしますが、都民向けの医療保険や新生児向けの対策も可能な所で手を打っており、少なくとも首長としての動きの良さは一定の評価をして良いと思います。
それに引き換え福田大臣の方はどうでしょう。米合衆国の住宅金融問題に端を発する現在の経済不安や基礎食糧や石油製品の価格高騰などに対し目立った対応もせず、政財界からは「経済無策ではないのか」との強い批判が噴出し始めています。
ようやく今年初辺りから、北日本の暖房費に補助金を回すなどの施策を始めはしましたが、報道陣よりの「対策は遅きの失したのでは」との質問に対し、ある閣僚は「そんな事はない」などと事務的に回答していました。こんな事では生活者の実情を全く理解していないと思われても仕方がないでしょう。
又政権党内において福田政権と距離を置く実力者の各位が、同政権は短命に終わるとの認識の下、後継政権に向けての会合を非公式に行っているとの報にも接しております。もしこれがリーダー・シップの良き理解者の石原さんであれば、この様な動きを許す事はないと思いますが如何でしょうか。
先日は某週刊誌々上にて、ジャーナリスト 櫻井よし子さんの記事をも拝読しましたが、経済不安に対する合衆国政府の迅速な対応と日本政府の反応の鈍さを対比し、福田政権を糾していらっしゃいました。
果して福田大臣、こうした現状を真剣に受け取っていらっしゃるのでしょうか。
もしそうでないとすれば、これは由々しき事態でしょう。こんな状態で衆議院選挙に臨んだら、政権党は確実に大敗北を喫すると私は見ているのですが・・・。*(日本)*