Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

思考~Oの愛した光景

2014-08-17 16:07:56 | 日記・エッセイ・コラム

Oさん、今年2014=平成26年の盆も終わりました。恐れながら俺は、去る8/13(水)より今日まで5日間の盆休み。前半2日で我々思い出の地、新潟磐越を訪ね、一昨日より今日までは、当地名古屋の拙実家に滞在して、高齢を迎えた両親の雑用などに日々を充てた次第。所謂猛暑を免れた反面、雨がちの不安定な天気の日が多く、特に当地周辺地域にて、大雨による出水などの被害が多発したのが遺憾です。又、一昨日は終戦記念日。我国の、現代の曲りなりにも繁栄あるは、先の大戦下、300万を超える戦没並びに戦災死傷の方々の、犠牲の上にある事を再認識し、その上で「あの様な戦争」を再発させぬ様、知恵と思考を巡らして参る必要を、改めて感じている所です。

それにしても、その終戦記念日にぶつけたかの様な、我国の固有領であるはずの、北方領土 国後、択捉両島を主な舞台に行われた、ロシア国軍の軍事演習は大変遺憾です。先の大戦終了後にも関わらず、同国の前身、ソビエト社会主義共和国連邦軍は、不法に我国の固有領、南千島を攻撃し今日まで占拠、植民のみならず、軍事拠点まで作り上げている事は良く知られている所。攻撃を受けた当時のソビエト政権執行部が、最も強硬なスターリン元書記長だった事も不運でした。東欧の、乗客他全員が犠牲となった、民間飛行機の撃墜事件まで生じた、同国とウクライナ国の軍事対立に関する制裁の事で、我国が欧米諸国と歩調を合わせた事に対する報復との見方もありますが、いかに国防上の大義と必要があったにせよ、こうした所業は平和を標榜する日本人として、決して許容できないものがありますね。安倍現政権も、厳重に抗議を行った様ですが、軍部の影響力が強いともされるロシア国当局は、こうした動きを屁とも思わない所があるだけに、どれ位効いたかは疑問です。まあ、黙っているよりはマシでしょうが。

話を、我々の世界の事に戻しましょう。思い出の地、新潟磐越に我々を引き寄せるきっかけとなったのは、旧国鉄の再起した蒸気機関車であるのは、旅立たれた貴方も良くご存じの事と思います。この機関車、No,C57180の事共は、次回詳しく触れようと思いますが、実は当地近くでも、旧国鉄の蒸気機関車が再興の機会を窺っています。貴生前よりご存じだったかもですが、岐阜東濃 寒天で有名な恵那市内の、元国鉄明智線、現明知鉄道にて、復旧の計画が徐々にだが進んでいる模様。機材は、炭水車を持たないタンク式のC12型機で、旧明智線の様な短距離の地方路線や、大きな炭鉱、製鉄所などで良く見られた、産業蒸気機関車に似た外装。明治時代の古典機関車程の強い個性はないものの、俺が餓鬼時分に良く見た馴染みの車両だけに、確かな復帰を望みたい所です。

又、当地名古屋の河村現市長が、名古屋市内にての蒸気機関車の復活運転を構想されている様ですが、これには賛成しかねます。現代の大都市は、蒸機の煙を受け入れる様にはできていない。もし構想通りの復活なら、都心部の排煙の影響は相当なもので、多くの住民が悩まされる事となりましょう。新潟磐越の「SLばんえつ物語」の復帰成功は、やはり舞台となるJR磐越西線が、余り市街地を通らない近郊路線だからであり、かつ山間などの景勝地を控えるからこそのもの。名古屋の様な、都市部での運行は避け、同様に復活を図る、明知鉄道への技術・経済援助などにシフトすべきでは、とも愚考する次第。それよりも、当地名古屋には、自家用車に頼り過ぎの今の交通体系を見直し、特に市街地にては、一度は消失した路面電車を新世代型にモデル・チェンジされたLRT(ライトレール・トランジット。電車のノンステップ化や、電車停留所の無段差化や安全強化などで、高齢・身体が不自由な交通弱者の方々にも利用し易い改良型。)の形で呼び返すなど、鉄道交通にしても、他にすべき事共がある様にも感じますね。

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コメント
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