Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

ちょっとだけ縁遠い話題を

2023-05-30 22:32:23 | 社会・経済
 前補佐官だった 岸田総理の長男が、総理公邸施設の不適切利用などのかどで 事実上の更迭処分となったのは既報通り。処分のスピードなどを巡る賛否はあろうが、この決定をやむなしとして尊重する者だ。

総理には 身内による看過できない不祥事ゆえ、国民国民向けに丁寧な陳謝と再発防止策の明示位は求めたいが、それ以上の任命責任追究などは 各政治及び報道勢力の自由だろう。過分な問責行動には、拙者は与しないが。

海外はといえば、北鮮が間もなく 来月初旬辺りまでの間に、人工衛星を自称する飛翔体発射予告をしてきたのも大きなニュースだろう。衛星といえど 実体は国連安保理事会決議違反の弾道ミサイルの可能性も大きく、政府による予めの破壊措置命令現示は我国の安保上当然と心得る。北鮮は 東及び南シナ海域への落下予告をしてきているが、万一にも我国領域を侵犯する様な事あれば、その時は躊躇わず撃墜一択であろう。

恐れながら、今回拙記事はここから少し普段モードからそれさせて頂く。スポーツ界では、先日までの世界卓球選手権・南アフリカ大会にての 我国代表の善戦が光ったが、もう一つ。自動車 F-1世界選手権への 離脱中のホンダ復帰が決まった由。幾度かの参戦と離脱を繰り返したゆえ、今回決定への賛否が分れるのは理解するが、拙的には「やるならやるべし。但し やるからには勝つ意思を強く持たれよ」と申したい。

確かに先年、この所の業績伸び悩みもあって 経営資源の対環境集中の為、確か 4度目の離脱をしたと思う。この時は「以後の復帰なし」の表明だったが、近い将来 技術規定の脱炭素対応化が行われる由で、この事がホンダに方針転換を促した様だ。復帰は 2026=令和 8年からが予定され、より動力の電動化率の向上が図られる事が 脱炭素化技術の修練に寄与する事が見込まれる為の様だ。

そうは言っても F-1は地球上最高のカーレース。既に数次の参戦によって 関係各位は百もご承知だろうが、改めて「やるからには勝つ」の強い姿勢で臨む事を強く求めたい。ガソリン機関万能の、これまでのシリーズとは次元が違う事だろう。

脱炭素に向けた技術確立と、自動車最高の大舞台での勝利。いわば「二兎を追う」形ともなろう。今までにない困難と対峙する事態と、強い決意で向き合って頂きたいものだ。又 それに見合った人材育成も急務だろう。日本人 F-1ドライバーの新たな輩出を含め、そうであれば 今回決まった復帰を心より応援する者だ。

そして本題の、自動車界の大きな話題もう一つ。大型車の双璧ともいえる、日野自動車と三菱ふそうトラック・バス両社の、正に「寝耳に水」の経営統合を目指す報。これは意外だった。以下 今日の TBS NEWS DIG ネット記事を引用して、みて参る事に。

「『日野自動車』と『三菱ふそう』経営統合で基本合意 ”世界で戦える事業基盤を整える”」

トラック大手の日野自動車と 三菱ふそうトラック・バスが経営統合で基本合意したと発表しました。

トヨタ自動車 佐藤恒治社長

「まずは 三菱ふそうと日野の統合により、世界で戦える事業基盤を整えていく」

トヨタ自動車の子会社の日野自動車と ドイツのダイムラー・トラックの子会社の三菱ふそうトラック・バスが、経営統合で基本合意したと発表しました。

新会社を設立し、日野と三菱ふそうが傘下に入り、新会社の株式を トヨタとダイムラー・トラックが同じ割合で保有。水素や電動化、自動運転の技術開発などで協業するということです。

今回 経営統合する日野自動車をめぐっては、エンジンの排出ガスや燃費性能の試験データを改ざんした不正が発覚し、今年 3月期の連結決算は (約)1176億円の最終赤字となっていて、脱炭素化へ向けた開発コストなどをどう捻出するかが課題となっていました。(前述) 4社は 新会社の名称や協業の範囲や内容などを今後協議し、来年末までの経営統合を目指します。(引用ここまで)

「それでか!日野の大型高速バス(「セレガ[S'elega]」 の愛称を取る)が、今世紀初以来 長らく FMCしなかったのは・・」と勝手に想像している所。確かに日野にとり、昨年までに発覚の エンジン・データ不正問題は大きかった。これまで 大型トラック分野トップの実績が、意外に脆くも傾いた印象もある。そうした負の影響が、経年的に当然必要な改良・モデルチェンジまでも不可能にしたのは想像に難くない。

想えば 三菱ふそうトラック・バスも日野より以前に、似た様なエンジン・データなどの不正を指弾された事があった。両者共に 製品作りへの取り組みは細かい差異もあろうが、難しい所は分かるも それを克服すべく意思疎通や技術交流を敢行して、組織の風通し向上を願いたい。我国の行政機関などで特に目にする事だが、この風通しの悪い組織が意外に多そうだ。両者には 改めて 心あらばこうした組織の負の面を学び直し、不正などの発生防止に役立てる責務があろう。

製品たる大型車の今後がどうなるかを想像する楽しみがあるのも事実。これまでの行きがかり上、大型トラックなどは日野側、大型バスなどは三菱ふそう側の技やカラーが活かされるのだろうが、詳しくは 開けてみなければ分からない。

これから新会社の設立準備入りする事とて、その下での新車が現れるのは 再来年以降となろうか。その頃には脱炭素に向けた動きも更に顕在化するだろう。両社の今後が、環境と「人と物」の流れの両方に沿った歩みとなる事を祈念したい。今回画像は、昨春 当地名古屋から JR新潟駅到着時に捉えた、夜明け前の様子。通う高速バスの車両は 三菱ふそう製。

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