コナサン、ミンバンワ!
本日の表日記が名古屋鉄道「パノラマカー」についての回想記事となった為、予告通り拙ブログの今回記事は東海道新幹線の記事を一くされ・・・。
ご存じの通り最高時速270km/Hにて疾走、1日に多い時には山陽新幹線区間と合わせ、実に2000km超の走行距離をこなす超多忙な新幹線車両にも、勿論休日は訪れる。2年毎位の車両を分解全面検査整備する「全般検査」とかほぼ毎年実施する足周りなどの「要部検査」などで数日から数週間整備工場に入場する時がそれ。安全な高速走行の為の重要な検査と共に、当然行われるべき要所の徹底整備と内装の修繕などを兼ねて、車両はこれも必要な休養を取り、次の任務に就くべく飛び出して行くのである。
先月下旬、その新幹線整備の一大拠点であるJR東海・浜松工場にて年に一度の一般公開が催され、普段一般人の立ち入れない工場構内を見学する機会を得た。高速大量輸送システムとしての新幹線に対する世間の関心は大変高く、当日も親子連れを中心に大勢の各位が足を運んでいらした。夏休みの自由研究に同工場の見学を選ぶ子供達も多い事だろう。
新幹線車両の車体上回りと足周りを一体に戻す構内クレーンを使っての所謂「車入れ」の迫真の実演を拝見したり、整備に入った新幹線編成を間近に見られたり有意義な1日ではあったが、工場構内には既に現役を退いた以前の新幹線車両も何台か見受けられた。
これらは恐らく、数年後に公開が予定されるJR東海博物館にての展示に備え保管されているものと思われる。今回はその内、1985=昭和60年より2003=平成15年まで東海道新幹線にて活躍し、現在も山陽新幹線にて現役を守る100系車両をお目にかけたい。今はまだ構想中の同博物館だが、どの様な施設となるか、開館が今から楽しみではある。