一昨年の夏、当地愛知の芸術祭関連展示で物議を醸した「表現の不自由展、その後」が、民間有志により名古屋市内で又も展示中らしい。前回は、公費投入の可否を巡っても問題視されたが、今回はその問題はクリアしたも 場所は再び公立施設の由で、少なくとも保守側からすれば問題であろう。
一昨年は 当該展示を積極的に問題視の河村名古屋市長の腰が退けた感があるのも否めない。公序良俗にも抵触せず、保安上の問題もないとして許可された由だが、北村晴男弁護士らも主張される様に 当該展示は「閲覧者の大きな不快感を招く、公共の福祉に反する恐れ」の側面も大きくあるものだ。
同様の催しは 東京、大阪でも画策された様だが、理由はどうあれ いずれも延期などで予定通りには行われていない事を考えると 当地愛知の緩さは否めない。その穴埋めのつもりかも知れないが、河村市長は前述勢力と対立する側の催事「あいちトリカエナハーレ 2021」にも同一施設の使用許可を出した由。面白い勝負になるかも知れないのは事実だが、今一つすっきりしない所も残るのは 拙者だけではないだろう。
本題です。そうした関連、所謂慰安婦や徴用工などの問題があるとされる 文 在寅(むん・じぇいん)大韓民国大統領が、来る東京五輪に際しての来日の可能性を表され、我国側も首脳会談の可能性を仄めかしたとされる。決して間違った発信をしてはならない相手国だけに、慎重な取り扱いを願いたいものだ。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。
「『外交努力』国内アピール 韓国大統領の訪日意向」
7/23に開会式を迎える東京五輪に合わせ、韓国政府が文 在寅大統領のの訪日の意向を日本側に伝えたことが明らかになった。日韓関係改善に向けた「外交努力」を韓国内にアピールする狙いとみられるが、来年 3月に大統領選を控えた中、歴史問題で「対日譲歩」を許す雰囲気は薄れつつある。日本との具体的な協議の進展は期待できないのが実情だ。
「首脳会談開催などの成果が前提なら可能性は開かれているが、現在は (日本との協議を)見守っている状況だ」。大統領府関係者は 7/6、KBS-TVの取材にこう答え、文氏訪日の可能性を否定しなかった。
文氏は 3月、東京五輪が南北や米朝間の「対話の機会になる」と期待を示したが、北朝鮮が 4月に同五輪不参加を表明したことで構想は頓挫した。菅 義偉(すが・よしひで)首相との会談開催も困難とされたことで 訪日の目的は失われ、五輪開会式には黄熙(ふぁん・ひ)文化体育観光相が出席する方向で調整が進んでいた。
今回、日本側が首脳会談開催の意向を示したことで、文氏来日の”障壁”は取り除かれる形だ。任期 5年の最終年を迎え 内政で政権浮揚への材料に乏しい中、会談が実現すれば外交実績をアピールする場となる。
しかし 6月に英国で開かれた 先進 7カ国首脳会議 (G7サミット)で、簡略な首脳会談を日本側が一方的にキャンセルしたという韓国メディアの報道が影響し、世論調査では 文氏の訪日への「賛成」が約 33%にとどまっている。
また 大統領選レースの本格化に伴い、与党の候補者らは党内予備選のカギを握る左派支持層を意識し、対日姿勢を硬化する。歴史問題をめぐり、文政権が日本側の要求する「代案」を準備すれば、候補者らからの批判が集中するのは避けられない情勢にある。(引用ここまで)
前述の日韓間の諸問題についても、我国側は 例えば慰安婦問題については我国側による基金設置などの対応、徴用工問題については 1965=昭和 40年の日韓国交回復に際しての請求権協定で 少なくとも一応の決着を見ている。膠着しているとされる日韓関係の改善にしても、そのボールは韓国側にあり 全ては韓国側の出方次第でという事ではないかと拙者などはみている。勿論 文大統領がやはり訪日見合わせというなら、それはそれで尊重するまでの話。
とに角 既に理解されている事と思うが、直接の相手が文大統領でなかったにしても 大韓民国に対しては「決して間違った信号を送ってはならない」という事だろう。現状でも、同国による東京五輪ボイコットの可能性は残っている様に聞く。繰り返すが、全ては韓国側の判断次第だろう。
もしも文大統領訪日見合わせ、そして東京五輪不参加という事態が現実となっても、我々日本人は努めて冷静に受け止めれば良いのである。今回画像も先年ので恐縮。横浜市内で早朝に捉えた、西日本及び四国と首都圏を結ぶ夜行特急「サンライズ」が終点・東京へ向けラスト・スパートをかける所。以下に 冒頭の関連記事をリンク致します。(白雉日報様) 「あいちトリカエナハーレ2021」に賛同する！ - 白雉日報社公式ブログ (hatenadiary.jp)
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