Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

不安定な石破新内閣と「政権交代の可能性」は

2024-10-05 22:22:44 | 国際・政治
昨日持たれた 石破新総理の所信表明演説は、かなり荒れ模様だった様だ。これまでの明晰な主張感じられる「石破カラー」は後退し、得意とされる 防災防衛分野への踏み込みも浅かった模様。

対する野党の反応も、これ又芳しくなかった様だ。「大きく話が違う!」所は分るも、衆参に関係なく耳障りな野次と罵倒の繰り返しでは、それは国民的支持の向上など図れるべくもない。言論は自由かもだが、それならば大いなる裏付けを伴う 政策での正面勝負を期すべき。それに見合った自組織・自勢力の鍛錬も不可欠なはずだが、果たしてどれ位の党派が実践しているのやら 甚だ疑問だ。

石破新政権は、全閣僚の初集合写真の撮影でも服装などに不備が複数あったとかで「石破『だらし』内閣」などと揶揄されているそうだ。野党側の野次罵倒もそれは耳障りだが、石破新政権の不行き届きが そうした不良な動きを誘っている様に見えるのも事実。野党トップも目指すと明言の「政権交代」だが、どの位の見通しなのか?以下 先日の夕刊フジに載った、高橋洋一・嘉悦大教授のネット記事を引用して みて参る事に。

「日本の解き方 立憲民主党の『増税コンビ』野田&小川氏 次期衆院選で脅威となるか 財務省が喜ぶ野党では 政権の獲得はかなり難しい」

立憲民主党の代表選で、野田佳彦・元首相が新代表に就任した。同氏は 日本維新の会や国民民主党などとの連携を掲げているが、次期衆院選で自民党を脅かすことができるだろうか。

野田氏は人柄も立派で、かつて(旧)民主党政権が誕生する前には「白アリ(天下り)が税金を食っているので、それを退治しないと消費増税はできない」という まともな主張をしていた。

ところが (旧)民主党政権で財務副大臣になって以降「財務省色」に染まり、すっかり変わってしまった。特にひどかったのは、2011=平成 23年 3/11の 東日本大震災の後だ。

当時、国民の中に「助けたい」という気持ちがあったのを利用し、まず復興増税で増税に慣れさせ(ホップ)、その次に「社会保障のために」という口実で 消費税の増税を行い(ステップ)、最後には 財政問題をクリアするためだとして、大規模な消費増税を行う(ジャンプ)ことが、財務省内でひそかに検討されていると筆者は聞いた。

それにまんまと乗ったのが、財務相から首相となった野田氏だ。当時野党だった自民党も、民主党政権のうちに消費増税を処理させれば 政権も長くはもたないし、得策だという打算もあったたろう。その結果、民主党政権は”悪夢”
で終わった。

今回 野田代表が幹事長に起用した 小川淳也氏は、かつて「消費税は 最低で北欧並みの 25%は必要」「所得税だって昔 70%、80%払っていた。相続税も強化する必要がある」と発言していたという。普通に考えれば、このような「増税コンビ」で 財務省が「しめしめ」と思うような野党では、政権を奪うことはかなり難しいといわざるを得ない。

(日本)維新や国民民主も、下手に「増税」のレッテルを貼られたら イメージダウンになるだろう。衆院の任期もあと 1年余りなので、解散・総選挙も遠くないうちに行われる。そのときには、さすがに増税を表に出せないだろうし、当面 立憲民主党は増税を封印せざるを得なくなるが、具体的な政策議論をしていくと、増税体質をどこまで隠せるかどうかは疑問だ。

対する自民党は、野党が増税路線ならば 政治的には対応が容易のはずだ。しかし 野党に増税志向があるときは、財務相の動きに注意しなければいけない。

与党に「いずれ増税は避けられないので、増税するなら政治対立にならない今でしょ」との悪魔のささやきがくるのだ。さらに 増税を主張する野党がまじめで、増税を主張しない与党は無責任だというレッテル貼りをしてくるかもしれない。

こう考えると、自民党総裁選が がぜん重要になってくる。筆者は X(旧ツイッター)で「Zは喜ぶなあ。これで自民が高市(早苗)さんでないと 消費税 15%は固いな」とポスト(投稿)してしまったくらいだ。「これで自民党が総裁選びを間違わなければ、総選挙で負けることはない。ただし 間違わなければね」ともポストした。(引用ここまで)

現実はどうか。高橋教授の投稿からも、石破新総裁・新総理の選出・拝命が間違いか否かは「当たらずといえども遠からじ」の所があるという事だろう。

野田立憲民主執行部の目指す 現実志向が固まった暁には、立憲民主、国民民主、日本維新の会の各党派が緊密に連携し、今よりは野党側の動きが円滑化する可能性もある。拙者もそうなって欲しくはないが、石破新政権は 野党側のそうした動きが上手く行く場合までをも視野に入れての対応が強く求められるはずだ。

昨日の所信表明演説が 詳しい所への踏み込みがなかったのも、衆院選と野党、両者に向けての対応の考えがあったからではないかとの見方がある様で、こちらも引き続き注意して見守る必要があろう。

その上で、やはり高橋教授のご見解を尊重する者だ。立憲民主と日本維新、国民民主の各党派との連携が上手く進むとは思えないが、石破新政権は そうした「政権交代の可能性」もよく把握の上で、北陸能登の被災復興や衆院選対策などに臨むべきとも愚考する者だが。今回画像も振り返り恐縮。先年の年の瀬に訪れた、新潟・福島両県境の山間の駅を会津方面へと通過の 蒸機列車の様子を。 

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