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Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

後記~「国靖し」とは・・・

2005-08-31 22:59:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!久し振りのバカ挨拶。
どうも終盤へ来て気が緩んでしまった様です・・・喝!
さて今年2005=平成17年8月の特集日記も最終回。もう1度「国靖し」なる言葉に想いを致したく思います。
今年の終戦の日、私は兵庫県但馬の日本海岸にいました。日頃のストレスと夏バテが重なり、ちょっと涼しい日本海が見てみたくなったのです。この辺りにはJR山陰線の有名な大鉄橋があり、ちょっとした名所になっています。
丁度終戦の詔勅があった時刻の少し後、私は鉄橋を仰ぎ、海岸を歩きながら表題の言葉を想っておりました。
「国靖し」・・・それは難しい命題です。
内外両面での末永い国家の大安。今の我国は多過ぎる問題を抱えていると言えます。
内に向かっては未成年をも含む多発する凶悪事件、それの温床と言われる家庭や地域社会、学校教育の荒廃。見通しを誤った事による国家財政の窮迫、間近に迫った少子高齢化などが挙げられ、外に対しては未だ解決の目途の立たない北朝鮮による日本人拉致、中国などとの領土、資源を巡る争いなど。又同国や韓国との歴史の見方に対する相違も挙げられるかと思います。勿論、結果的に先の大戦の加害国となってしまった負の面も、踏まえた上で周辺諸国に対して行く姿勢も大切なポイントでしょう。
戦後ずっと続く問題としては、旧ソ連邦、現ロシア共和国による北方領土の不法占拠と妥当性を欠くと言われる極東国際軍事裁判の再検証などが課題でしょう。
極めて難しい事共ですが、全国民が自覚して、日本人の叡智と矜持を以て事に当れば相当部分の解決が可能では、とも思います。そうした希望をいつも持ち続け、多大な犠牲を払った父祖に常に感謝の意を払い続ける。それが「国靖し」の礎かな、とも思ったものでした。
終戦の日の翌朝、鳥取に投宿した私はもう1度この海岸を訪ねました。丁度夜を徹して東京より出雲へ向かう、寝台特急列車がこの地点を通る時刻です。列車名と行先は「神の国」を意味します。
雲の間より朝陽が射した瞬間、神社の鳥居を思わせる、朱塗りの機関車に先導された群青の編成が眼前に迫って来ました。盆休みとあって、普段の倍近い長大な編成。
列車の全貌が視界に入ったその時、私は幻想に捕われました。この列車にはあるいは戦没、そして戦災犠牲被害の各位がお乗りになっているのではないか、と。
かなりの速度で眼前を通過し、最後の車輌が視界より消える瞬間、私は思わず一礼していました。後には波穏やかな日本海が広がっているだけでした。
この特集日記の最後は、私の最も好きな日本の唄。昨日もご紹介した日米沖縄戦の悲劇を歌ったこの曲にて締めくくりたく思います。熱意を持ってご投稿下さった各位には心より感謝致します。又来月を目途に、当特集日記に因む写真帖を制作する予定です。
皆様、今夏は本当に有難うございました。

「島 唄」

デイゴの花が咲き 風を呼び 嵐が来た
デイゴが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来た
繰り返す哀しみは 島渡る波の様
ウージの森で 貴方と出会い
ウージの下で 千代にさよなら
島唄よ風に乗り 鳥と共に 海を渡れ
島唄よ風に乗り 届けておくれ 私の涙。

デイゴの花も散り さざ波が揺れるだけ
ささやかな幸せは うたかたの波の花
ウージの森で 歌った友よ
ウージの下で 八千代の別れ
島唄よ風に乗り 鳥と共に 海を渡れ
島唄よ風に乗り 届けておくれ 私の愛を。

海よ宇宙よ 神よ生命よ
このまま永遠に夕凪を・・・。

(訳詩)
春、災いの花デイゴが咲き、戦と言う名の嵐が来た。
災いの花が咲き乱れ、戦と言う名の嵐が来た。
寄せては返す荒波の様に、苛烈な敵軍の攻撃が続く。
砂糖キビ畑にて貴方と出会い、砂糖キビの下の壕にて爆撃に遭い、永遠の別れ。
島唄よ、風に乗り亡き御霊と共に海を渡れ。
島唄よ、日本本土に私の哀しみと沖縄の惨禍を伝え届けて欲しい。

夏、デイゴが散って戦も去り、静かな海だけが残った。
ささやかな幸せは、まるで泡沫の様に波間に消えた。
砂糖キビ畑にて歌いあった友よ、砂糖キビの下の壕にて爆撃に遭い、未来永劫の別れ。
島唄よ、風に乗り亡き御霊と友に海を渡れ。
島唄よ、天国=ニライカナイにおわすあの方に、私の愛を届けて欲しい。

海よ宇宙よ 神よ生命よ、このまま永遠の平和を・・・。

Performed by The Boom*(日本)*

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