Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「都市鉱山」を開発せよ!

2008-03-05 23:57:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

厳冬と言われた今年2008=平成20年初の寒さも、遂に先が見えて来た様です。
本日3/5は二十四節季の1つ「啓蟄」。昨年も触れた覚えがありますが、冬眠していた虫が再び地上に姿を現す時期であると言われます。世相は相変わらず不安定ではありますが、少しでも希望に繋がる春になると良いのではと思いますね。

さて今夜の、とあるTV報道番組にて取り上げていた事ですが、所謂「都市鉱山」の事に触れておりました。都市鉱山とは、今や我々の誰もが1台は持っている携帯電話やIT機器の使用済み機材の事であります。

年間200種を超える新機種が発表される携帯電話。又こちらも年間に同じ位の新機種が現れるPCなどのIT機器。その回路の中枢部には金などの貴金属やコバルトなどの稀少金属が使われているのは広く知られる所です。

前述の電子機器の生産に不可欠な稀少金属は、実はアフリカ大陸や中華人民共和国の一部地域でしか採掘できません。
生産国はこの事が分っていて、特に中国は自国消費分を確保する目的もあって、輸出管理を強化しようとしています。この為今後は、こうした希少金属が値上がりの可能性も相まって、入手困難となる事が懸念されています。その一方で我国内の使用済み機器の回収は、思いの他進んでいない面がある様です。

TVCMなどでの広報でも見られる様に、携帯電話業者は常に使用済み機材の回収に取組んでいるのは分りますが、今後は材料の金属類を是非回収再利用する必要のある事を、ユーザーに対し強く訴える必要があるのではないでしょうか。それが理解されればユーザーの手許で休眠している機材も放出され、回収の度合いを高める事ができるでしょう。そうする事で金や稀少金属を少しでも多く回収し、再生産に振り向けられればそれこそ循環型の資源利用に繋げられ、環境保全に対する貢献もできるでしょう。

生産国による囲い込みが始まれば希少金属の相場は大きく上がり、入手は一段と困難になるでしょう。そうなれば我国の電子機器産業、そして文化の発展を大きく阻害する事態となりかねません。
そうなる前に、我国に入っているそうした部材の抽出と再利用が進む様、官民は一致して取組んで頂きたいものと強く思いますね。*(日本)*
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