Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

高速道の重大事故は、なぜ減らないか

2006-12-14 23:56:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ! 今年の最終月、12月も中旬となりました。

年の瀬のこの時期は事件事故が多発し易い傾向があると良く言われますが、それを裏付ける様に、各地で住宅火災、そして高速道路での重大な交通事故が続発しています。
中でも深刻なのが昨日、首都圏の関越自動車道での追突火災事故。高速路面に落された作業梯子を避けられず、停止のやむなきとなった乗用車に後続の大型貨物が追突、双方共炎上して乗用車の内装業の父子が犠牲となりました。優れた我国の内装技術の担い手の急逝は極めて大きな損失であり、誠に遺憾の念を禁じ得ません。一言哀悼の意を表します。

直接の原因は、十分な前方監視を行なわなかった大型乗務員にあるでしょう。
業務上過失致死容疑は不可避であり、当然応分の責任を求められて当然でありましょう。ただ、先行車の走行を妨げた落下物の責任の所在も、当然求められるべきでしょう。

追突事故を生じた大型乗務員は、過労運転の可能性が捨てきれず、これは全国的な問題になっている様ですね。
出発に当っての集荷作業は営業上時間ギリギリまで行なわなければならず、かと言って翌日の納期は厳守しなければならない。
となれば、高速道上は法規の許す範囲上限での高速走行のやむなきとなり、本来必要な休憩等も返上を強いられる場面も有り得るでしょう。それらが積み重なって行程上の無理となり、ひいては乗務員の過労運転に繋がっている事は危惧されると思います。

もう一方の落下物。昨日のTV報道によると、大小様々の物体が高速道上を支障している実態は少なからずあり、その件数は首都圏だけで日に100件近い様です。先日記事の、ある知友のコメント返信にても記したのですが、モータースポーツ・コメンテーターの川井一仁さんのお話では、我国の高速道を走る車の荷積みの状態は、世界でも大変不良である由。安全意識が極めて低く、その事が高速道の落下物の多さに結びついている面もある様です。
同様の落下事故はつい先日、兵庫県下の高速道でも起きたばかり。この時も後続車が巻き込まれてしまい、1名が犠牲となったのはあるいはご存知ではないでしょうか。
因みに当地愛知でも今朝、県内の自動車専用道にて落下物を生じ、朝の混雑時に1時間近くも通行を支障する事態がありました。

全ては基本的な心構えに尽きるのではと思います。
走行に際し、積荷や備品の積みつけ状態を良く確認し、落下や荷崩れの危険を防ぐ。
同時に体調に良く注意し、過労時の運転を避けたり、不可避な時は必ず休憩を取る。等々・・・。
先日の、交通事故は夕方が危ないとの記事を記した時にも触れましたが、やはり基本の心がけを積み重ねる事が、大きな事故を防ぐ鍵だと強く思います。
又、高速道においては、もし落下物に遭遇しても慌てずに、可能な時は普段乗り入れが禁止されている路側帯を使ってでも、可能なら停止しない方が良い様な気も致します。路側帯は危険を避ける緊急避難の為の通行なら許されるはずですし、安全確保の為には可能なら停まらない方が良い場合も有り得ます。

とに角「自分の身は自分で守る」との基本意識の下、難しくはありますが、高速走行時でも的確な状況判断ができる様になれば、本当は良いですね。*(車)*

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