Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

逆「産業革命」なるか?

2009-01-18 22:48:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

今夜の当地名古屋は久々の降雨。午後より降り始め、乾燥注意報も一服でしょうか。
思えば今年初、犠牲を伴う大火災が多発しただけに、もうこれ以上は勘弁して欲しい気もします。
その為にも、日頃よりの防火への心構えを新たにする必要有りかと強く思いますね。

さて本日の地元紙C新聞に、第一次産業と言われる農林水産業への志望回帰が取り上げられていました。以下、同紙記事を引用しながら、この事を見て参りたく思います。

「農林漁業 不況で脚光」

「派遣切りなどによる失業者が急増する中、後継者不足が続いていた農林水産業の求人ラッシュ状態だ。不況を人材獲得の好機とする狙いで、農林水産省によると農業法人や森林組合、水産会社などの求人は全国で1800人を突破し応募の問い合わせも2000件近く。
『近年、これだけ農林水産業への就職に関心が集まったことはない(農林水産省幹部)』として、国や自治体、業界団体は相談窓口設置や研修支援などを就労を応援する取組みを強化している。
農林水産省は昨年12/24就職相談窓口を設けたが、失業者からの電話が鳴りやまない状態。同日から今年1/13までに同省や農林水産関係の全国団体に計380件、都道府県農業会議や森林組合などに計約1600件の相談があった。
農林水産省が業界団体から集約した一昨日現在の全国の農林水産業求人数は計1810人。内訳は農業関係が833人、林業が782人、漁業が195人だった。
中部地方の農林水産業の求人数は愛知102人、長野87人、三重68人、岐阜52人、滋賀28人、福井18人だった。
各地の就労相談会も盛況だ。『仕事がきつく、景気の良いときは見向きもされない(全国森林組合連合会)』といわれた林業が脚光を浴び、同連合会が今年1/9&10の両日大阪で開いた説明会には約1700人が来場した。」

この記事を拝読する限りは、求職各位の意識も変わり始めている様に思います。第一次産業の求人側には一応朗報でしょう。
確かに農業は大自然が相手であり、その業務は過酷と申して良く、車で田園を通り抜けたり、あるいは列車の車窓に流れ去るそれを眺める度、作業に取り組む方々の姿に感銘を受ける事もありますね。又林業、漁業共高所や海上などでの危険な作業が付きまとい、本当に命がけの取り組みが厳しく求められる事と思います。

しかしながら、今の大変な状況が、働く意識を良い方向に変えられる機会となり得る事も事実では、と感じられる様にもなった次第。
戦後、特に高度成長の辺りより我国の産業構造は大変貌し、製造業に代表される重化学工業や、あるいは金融サービス業などに人気が集まり、労働負荷の重い農林水産業は敬遠される様になりました。その為に後継者難に陥って働き手は高齢化、昨今の少子化はそれに追い討ちをかけた様な感がありました。が、しかし・・・。
昨年来の経済不安は、我国の製造業を初めとする第二次産業、金融サービス業などの第三次産業のあり様も、決して盤石ではない事を白日の下に晒したと思うのです。
そうである以上、形こそ違え、仕事は大変で難しいものだとの覚悟があれば、第一次産業でもきっとやれるとの自覚や認識が広まり始めているのではないでしょうか。

我国の食糧自給率は、少なくとも現在は先進国中で最低水準であると言われています。その解消へ向け、今回記事の状況を上手く活かして農林水産の第一次産業の再興に繋ぐ事ができれば、と期待したい所ではありますね。
後、サービス業の分野にては、待遇不十分と言われる介護職へのテコ入れも併せて願いたい所。製造業界を追われた方々は、この分野への志望も多いと聞いています。両分野共、希望や意欲のある方を、より良い人材とする為の適正な教育も不可欠でしょう。
と、ここまで綴って来て、私の職業観もまだまだ不十分かな、と自省している所でもあります。苦笑*(山)*
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