Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

突如浮上の総理訪印話、さて ウクライナへは?

2023-03-04 23:35:17 | 国際・政治

この所の当地名古屋は、来訪中の WBC日本代表「侍ジャパン」の話題で沸いていた。特に「二刀流」で知られる大谷翔平選手合流の動きは大注目だった様だ。当地代表・中日ドラゴンズとの壮行試合は 1勝 1敗の結果。双方にとり「慣らし」の意味もあったろうが、それぞれ本戦へ向け、少しでも充実した調整を願いたいものだ。

さて「調整」といえば、先日の主要20カ国・G20外相会合を欠席の 林外相の不足を埋める意味もあってか、岸田総理の 同会合議長役を担ったインド国訪問が調整されている様だ。決して無様な印象も小さくない中、赴く以上はインド国首脳との意思疎通を確かにして頂きたいが、それに絡んで思わぬ行程が組まれている可能性があるとの指摘もある。その事につき 余り信憑性が高いとはいえぬかもだが、本日の夕刊フジ・ネット記事を引用して みて参る事に。

「岸田首相の奇策!?『G20欠席、林外相の『尻拭い』で インド訪問からウクライナ入りの可能性 島田洋一氏『タイミングは G7サミットまで』」

岸田文雄首相は今月後半、インドを訪問し ナレンドラ・モディ首相と会談する方向で調整に入った。ロシアのウクライナ侵攻や、中国(大陸)の軍事的覇権拡大が続くなか、先進 7カ国・G7 の議長国として、20カ国及び地域・G20 議長国であるインドとの連携を強化したい意向という。

林 芳正外相が 国会日程を優先してインドでの G20外相会合を欠席した「外交大失態」の尻拭いを強く感じるが、汚名返上のため「ウクライナ電撃訪問」の可能性を指摘する識者もいる。

岸田首相のインド訪問は 3/19~21 を軸に調整している。首相は日印首脳会談で、モディ首相を 5月の G7首脳会議・広島サミットに招待する意向を伝える見通しだ。米(合衆)国やロシア、中国(大陸) をはじめ、多くの新興国も参加した G20外相会合(3/1~2)に、林大臣は参院予算委員会での基本的質疑を理由に欠席した。

岸田首相は、ロシアのウクライナ侵攻から 1年を迎えた 2/24、G7首脳の TV会議で、インドとの連携が「特に重要だ」とまで指摘していた。それだけに、インド政府関係者は「欠席はまったく理解できない」と、日本の対応に不信感を隠さない。

林大臣は急遽(きゅうきょ)、3/3に開催された 日本と米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み「QUAD(クァッド)」の外相会合には出席した。だが インドの対日不信が解消されにければ、安倍晋三政権以来 積み上げてきたクァッドの結束が緩み、形骸化も懸念される。

こうしたなか、岸田首相のインド訪問調整が浮上した。この機会に、懸案の ウクライナの首都キーウ訪問も検討すべきとの意見もある。インド・(首都)ニューデリーから ウクライナの隣国・ポーランドの(首都)ワルシャワまで、直行便で約 8H20Mだ。

福井県立大学の島田洋一教授は「林大臣の G20外相会合欠席は、議長国であるインドのメンツを潰した格好となった。同氏の大失態をリカバリーする措置は必要で、岸田首相のインド訪問は ”尻拭い” の意味合いを帯びる。一方、岸田首相が検討している キーウ訪問のタイミングも G7サミットまでだ。インド訪問前後もあり得る。一気にすべきだと思うが、どう考えているか注目だ」と語った。(引用ここまで)

島田教授のお言葉を待つまでもなく、急遽セットの岸田総理訪印は、先の林外相による「事実上の失態」の尻拭いの印象が付き纏う。勿論、何もしないよりはマシだが。が、国負担の諸経費も決して少額ではないだけに、訪印の結果を出して頂かなければ困るのも事実。5月に迫った広島 G7会合を控え、前述のマイナスを埋める様努めて頂きたいもの。

やはりメインは インド国へ向けた非礼のお詫びの意と、今後を見据えた健全な意思疎通を図る事だろう。その上で 困難は分っているが、かねて要請されるウクライナ国訪問の可能性も探るべき。自衛隊警護が困難は分るが、警察庁によるそれがどれ位可能かの見極めも願いたい所。後は必要な秘密保持ができるかどうかだろう。今回画像も振り返り恐縮。先年の静岡・富士河畔より仰いだ霊峰富士の様子を。手前を行くは 東海道・山陽新幹線。以下に 関連記事をリンク致します。「夕刊フジ 3/2付」ニュース裏表 平井文夫 岸田首相は本当にウクライナに行けるのか? 外務省高官が最も心配する首相の「身の安全」問題 「普通の国」がやるべきこと(夕刊フジ) - goo ニュース


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 林外相の G20会合欠席で想起... | トップ | 皇統の継承問題、議論の放置... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大ロシア主義には与せず (HAKASE(jnkt32))
2023-03-06 15:09:08
onecat01さん、今回もご見解を有難うございます。

今回の様に、やや拙者と趣の異なる見方も 勿論披歴
頂いて良きものと心得ます。そうでなけれれば、先般
当然の異論を唱えただけで元関係者を除名した 日本
共産党と何ら変わらなくなってしまいます。

インド国の印象は 確かに貴指摘の所があり、外交や
安保上で信頼できるか否かが問われる面があるのは
事実の様です。軍備面では対露関係がかなりある様
ですし、去年のウクライナ危機に際しての自衛隊機
立ち寄りを拒否したのは記憶に新しい所です。

ただ「自由で開かれたインド大平洋地域」を目指す
為の 4カ国による「クァッド」を構成するお仲間の
面もあり、その所から 林外相の G20本会合欠席
はやはり非礼の誹りを免れないと拙者などは思います。

ウクライナ危機との向き合いはそれ以上に難しいですね。
確かにゼレンスキー・ウクライナ政権の強固過ぎる
姿勢は、貴主張の様な受けとめでもやむなしかとも
思う一方で、やはり先攻したのはロシア国との動かぬ
事実とは謙虚に向き合うべきとするのが拙見解です。

ゼレンスキー政権側に和平への道を困難にしている
原因が見い出せるのは事実の一方、不正確を含む 
あらゆる情報を駆使してウクライナ側に混乱苦闘を
強いる露側の残忍な不良姿勢にも拙者は与しかねるという所です。

プーチン露政権の背後には「大ロシア主義」が横たわる
と折々聞きましたが、これは先の大戦中 独のナチス
が行った 同じ民族が多く暮らすとの理由で併合を
強行した旧チェコスロバキアの問題に近いものを孕
んいるとの印象を受け、その事からこの思考には与
し得ないとの想いに至ったものです。

我国にも 森 喜朗元総理や 鈴木宗男参議らの様
に、露側だとの指摘ある政界人が複数ある事は存じて
おり、政見は自由も そうした見方と拙者は距離を
置く事としております。中々にまとめ難い事ですので
、こうした問題はこれからも議論できれば幸いです。
余り好答案ではないかもですが、まずはお礼まで。
返信する
私の考え (onecat01)
2023-03-05 23:00:54
 HAKASEさん。

 時には、貴方と異なる考えをすることがあるようですね。詳しい事実を知りませんが、私はつぎのように思っています。

 1. 林外相の欠席は、果たしてインドへの非礼になるのだろうか。

 2. 首相のウクライナ訪問は、はたして日本の国益にとって不可欠なのだろうか。

 現在の日本は、国際社会においてインドほど重要視されていません。外相の欠席が、主催国インドにそれほどのダメージを与えているのかにつき、私は首を傾げています。

 国際社会がロシア制裁で一致していても、インドは親ロシアの姿勢を崩していません。周囲が騒いでも、インドは自国の国益を優先しています。もしかすると間違っているのかもしれませんが、私は今回のロシアのウクライナ侵略は、きっかけを作ったのが米欧だと考えています。

 ましてゼレンスキー大統領は、頻繁に他国を訪問し資金・武器の援助を訴えていますが、生活必需品を送った日本には感謝していません。米国の議会では、「日本の真珠湾攻撃」をロシアの侵略と同様に語りました。事実誤認も甚だしい意見を、臆面もなく述べたのに、日本の国会はゼレンスキー氏を丁重に招き、国会演説までさせました。

 国民を疲弊させる戦争の出口を遮断しているのは、ゼレンスキー氏ではないかと、そんな気もしています。国民を困窮させているのに、氏の政府高官と軍の高官は、貴重な他国の支援を個人の懐に入れています。

 こういう事実を見るにつけ、私はゼレンスキー氏に対し、疑問符をつけています。彼はただ、国難時の大統領を演じているだけで、愛国心のある本物の政治家ではないのではないかと、そんな気がしてなりません。

 日本にとって好ましくない大統領を無理して訪ねる必要はないと、私に似た考えの政治家がいるのかもしれません。

 日本のマスコミが、全体として、林氏と総理を批判しているところに、私はむしろ疑問を抱いてしまいます。

 いろいろな考え方があると、どうかご容赦いただきたく。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際・政治」カテゴリの最新記事