Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

やはり、不正があった

2009-05-28 23:59:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!又また、五月雨の夜となっています。
明後日まで続きそうで、言わば「梅雨前哨戦」と言った所でしょうか。

今、我国の多くの水田では、田植えの時期を迎えています。「意外な農業県」当地愛知も例外ではなく、農業機器を操って作業に取り組む地主の方々の姿も、良く見かけます。
この農業用地の使途を巡って、近年当地愛知の西三河地区にて遺憾な事件がありました。
国も認めた優良農地が極めて安易に工業用地に転用され、その転売に関わった不動産業関係者が、違法な手続き処理を行っていたかどで、近く刑事責任を問われる様です。

優良農業用地は、国の規定によりその転用が厳しく禁止又は規制され、例え住宅地に転ずる場合にも、難しい条件が付帯されます。ただ、例外的に、地域住民の福利厚生に有用なコンビニ店などの小売店舗などを設ける場合に限り、条件が緩和される由。問題の業者は、この規定を悪用した模様。

監督官庁への申請時点では、地元向けの小売店舗を設置を装って、実態は工業倉庫を設けるべく、機械関係メーカーに取得価額のほぼ2倍の高額にて転売、少なくとも\数千万の粗利益を上げていた様です。又、具体的な踏み込んだ審査を行う事なく、安直に許可した監督官庁や自治体の不良姿勢も、大いに問われるべきでしょう。
どちらにも共通しているのは、農業を軽んずる高慢な姿勢、そして「金の為には手段を選ばない」誤った功利主義に毒された結果である、と私は見ています。

この所の製造業不振の折、メーカーの現場を切られた元派遣社員などの方々が、新たな進路を求めて注目が集まる農業。その様な時に、この様な不正が罷り通っていては、生産性に優れた秀逸な農業用地が次々に失われ、農業関係各位が希望を失い、遂には農業自体を衰退させる事となりかねません。そうなれば、ただでさえ少ない食糧自給率は更に低下し、万一の場合の「食の安全」の保障さえ難しくなる事でしょう。

不正に関わった関係者の厳正な処罰を初め、政府や自治体は、今回の事態を重く見て、これ以上農業用地が安易に転用されない為の策を願いたい所です。*(日本)*
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