Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

今回参院選雑感 その➅ーメディアには厳しくありたい

2022-07-10 16:05:54 | 国際・政治

今回「小」連載の題目ともなった参院選は、今日が本投票日。拙者も親を伴って 小さからぬ国民の一権利をしっかりと行使してきた。当地愛知は 雨の幕開けとなるも、朝方には降雨も弱まり、最寄りの投票所までは傘を用いずに往来できたのは有難かった。まだ静かな公立学校の投票所。しかしながら、前回までより明らかに 若い世代が増えた印象は特筆されよう。認知進む 期日前投票制度も着実に利用が広まっている様だ。

今日の投票行動に水を射すのではと懸念された、先日の奈良県下での 安倍元総理の遭難。不幸にも落命された元総理には、改めての弔意を申す次第。その一方 逮捕送検に至った容疑者の動機も徐々に解明され始め、母親が入信し過度の寄付行為からの破産を理由に、容疑者が恨みを持った某宗教系勢力と安倍元総理の繋がりから、標的を当初の同勢力トップから より襲撃機会のある安倍元総理に変更した旨の供述を行っている由。

より深い暗い政治思想背景がなければ、ほぼ事件全容の説明にはなっている様にみられるが 果たしてどうか。結果的に警護面の失態を犯した奈良県警には、職を賭す覚悟でこの辺りの解明を強く求めたい。その上で これらの件に関し表された脳科学が専門の 茂木健一郎(もぎ・けんいちろう) 理学博士の表明を、今日の東京スポーツWEB記事を引用して みて参りたい。

「茂木健一郎氏が 安倍元首相と『特定の団体の関係』に言及『悪い意味での陰謀論』」

脳科学者の茂木健一郎氏が 7/10、ツィッターを更新。一部で報じられている 安倍元首相と「特定の団体」との関係に言及した。

街頭演説中に銃撃され死亡した 安倍晋三・元首相については、犯人が「特定の宗教団体にうらみがあった」「安倍元首相が その団体と関係があると思っていた」と供述していることから、一部メディアやネット上で話題になっている。

これについて、茂木氏は自身の考えを語った動画を貼付し「その団体との関係が取り沙汰されているが、僕はバランスというのが大事だと思う」とした上で「安倍晋三という政治家の時価総額としいうか、安倍さんが一日にしなければならなかったことを考えると、その中で特定の団体のことが重要なものだったとは思えない」と私見を述べた。

さらに「ビデオ・メッセージを送っていたようですが、それは付き合いみたいなもので、年に一度 しゃべる時しかその団体のことを考えなかったのかもしれないし、安倍さんには 一国に総理として他に考えることがたくさんあった。保守の人たちと その団体の主義主張と共鳴する部分はあったのかもしれないが、それ以上でも以下でもなかったと思う」と私見をつづった。

さらに「陰謀論は針小棒大というか、ごく一部分の真実。事実と思われるものを拡大解釈して、底にあたかも巨大な構図があるかのように勘違いするのが陰謀論だと思う。ネットの書き込みや議論を見ていると 悪い意味での陰謀論だと思う」持論を展開。

続けて「今回の安倍さんの 特定の団体と関係があるというのは 安倍晋三という人、私人としても政治家としても その経験の全体からすると、本当にごくわずかだったのではないか。そのごとわずかなことを捉えて あたかも大きな意味がある、と言うのはバランスが欠けているし、バランスを欠いたことが思いこみ、妄想がこのような悲劇を生んだことを考えると、バランスを考えることが大事だと思う」と語った。(記事引用ここまで)

茂木博士の関与先団体は、悪名高い 鳩山由紀夫・元総理が最高幹部に就いているとの指摘もあり 決して頂けない所もあるが、それに留意するとしても 今回引用記事には概ね同意する者だ。確かに当該容疑者は犯行当時 こうしたバランスを弁えた思考に欠け、云わば「一部が全部に見える」様な心理状況だったのかも知れない。しかも重刑覚悟の確信犯だろうから、どの様な結果になっても構わぬ位の気持ちでもあったろう。それらを突き合わせてみると、確かに許し難い前述凶行も 少しは冷静な向き合いができるかも知れない。

ただ、容疑者を凶行に駆り立てた情報環境は、併せて糾さなければならないだろう。既に「容疑者を犯行に走らせた大きな元凶は、左派容共勢力による『行き過ぎた反安倍運動や報道』」との指摘も複数から上がっている。左派野党の情宣を一つとして、後は例えば 朝日新聞一味を初めとする 左傾メディアの過剰な論調だ。

今回参院選に際しても、例えば朝日一味は憲法改正論議に対抗するが如く、関連誌「アエラ・ドット」や「論座」なども動員して巧妙な護憲論調をデッチ上げ、国民世論の改憲側傾倒を意図的に牽制していた様だ。そうした論調は、TVや週刊誌などを含む他社局でも多く見られたもの。そうした事の集積が、前述の元総理遭難事件に繋がった可能性は、決して低くはないだろう。

かつて広告批評で知られた雑誌主宰・天野祐吉さん(故人) は以前のラジオ番組席上で、週刊誌の購読について問われた際「私は週刊誌を読まない」ときっぱり語られていたのが、今も拙脳裏に突き刺さる。「なる程。内容が内容なだけに、真に受けて読むレベルでもないのか」と拙者は思い、今は朝日系各紙共々「読まない、見ない、買わない」の対象としている次第。

ネットを含め、特に大きな事件があった折などの各論調には 読む側の目利き、所謂「リテラシー」が必要な事も、改めて安倍元総理の急な訃報は教えて下された様に感じる。同元総理の果たせなかった遺志は、必ず後継の人物に託されるべきだが、そうした方が今回参院選の様な国政選挙に立たれる時こそ、我々は心と力の限り 応援すべきと心得る。今回画像は、今春 新潟市郊外の JR基地にて目撃の、出発準備に臨む蒸機の様子を。以下に、茂木博士のブログ本日付けに載ったお言葉を載せます。恐縮ですが、動画等のご閲覧は別途検索をお願い致します。

「みんなで いろいろなことを対話したらいい。

今朝配信した 4本のユーチューブは、はからずもすべて 安倍晋三さんに関係したものになった。

あれだけの大きな事件が起こったあとだから、当然とは思うけど まだ心の整理がつかない。

日本の憲政史上 起こってはならないこと、とりかえしのつかないことだったと思う。

みんなで いろいろなことを対話したらいい。こういう時こそ 言葉を交わすことが必要だ。」

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今回参院選雑感 その⑤ー弔意、安倍元総理の遺言

2022-07-08 21:39:07 | 国際・政治

今回の最初に、謹んでの弔意を申したい。今日午前、奈良県下にて遊説中の 安倍元総理が銃撃に遭い、同県下の大学病院に緊急搬送・手当を受けるも 午後逝去の報に接した。政治的立場は如何にせよ、今春 京都市内で街宣中に実力での妨害行動に遭った、福山立憲民主前幹事長のケースを上回る「命を奪った暴挙」に強い憤りを表す者だ。

容疑者は 事件後直ちに確保され、殺人未遂を経て殺人容疑で逮捕の上 奈良県警にて取り調べが進められている由。海自 OBの模様との話も聞き、今世紀初めの 3年間程 呉基地勤務の履歴がある様だ。その事から 銃火器の扱いに慣れていた可能性があり、犯行動機のより踏み込んだ追及と共に、こうした所も明らかになる様 検証を願いたい。

そも犯行に用いられた銃は 容疑者が自製した様だとの指摘もあり、言論が身上の「民主主義の担い手」たる政治家の活動を 銃火器で封じる暴挙など、断じて認められるものではない。何故、護身向けの拳銃や狩猟向けの銃火器を遥かに上回る火力を持つだろう 軍用に匹敵する銃火器の我国内保有が可能だったのか?警察当局は、集まった聴衆多数をも巻き込む危険もあり得た今回のケースを 銃火器入手の面も含め、徹底的に追って今後の教訓にして頂きたい。

教訓といえば、亡くなられた安倍元総理の 此度の身辺警護のあり方に陥穽はなかったかも謙虚に総括を願いたいものだ。TV報道の画像を振り返ると、容疑者が狙った 安倍元総理の背後は警護が手薄だった様に見えて仕方がない。一部報道などから聞こえる所だが、此度の様な銃撃のケースを想定していなかったのではないかとの指摘があるのも事実。我国の これまでの類似事件を振り返ると、銃火器が絡むケースは欧米より少ないかもだが「これまでと これからは違う」との見方も必要ではないだろうか。

風聞で恐縮だが、既に度々の 大統領を狙った未遂を含む銃撃に見舞われている米合衆国などでは、銃弾から生命・身体を守る透明な盾をセットした上で遊説に臨むケースとかもあると聞く。我国も、これからは欧米並みに 政治の要人を標的にした銃撃などのケースに備える必要が高まってきているのではないか。与野党幹部の危機感の涵養と共に、警備を担う警察の側も こうした動向を是非顧慮して頂きたいものだ。

振り返りにもなるが、安倍元総理は政権にあった時期「日本及び日本人の利益」を念頭に、内外の事案や課題に向き合われていたと心得る。森友・加計両学園問題や、桜を見る会問題など 相当に不明朗な所もありはしたが、我国の立場に留意した 国益を重んじた姿勢は、今後に継承されるべきものと心得る。その上で、大きな課題を残したと思われる要人警護強化の問題と真摯に向き合い、向上を図る事が、元総理の遺言でもあり、その事への誠意が 残された我々日本人の大きな務めでもあるのだろう。

勿論、安倍元総理が強い姿勢で臨まれた 憲法改正への引き続きの取り組みも吝かではない。直近の自民方針によれば、速やかな憲法改正を図る旨が記されているが、拙者はそれには条件付賛成だ。やはり改憲は「国家百年の大計」。まずはそれに相応しい確かな道づくりと、国民投票法にも未だ存在するとされる 不備な所をクリアして、各方面の条件を整えた上での改憲発議を目指すべき。

期間を要しはするが、より国民的理解を深めた上での 望ましい改憲に繋げられると心得るがどうだろう。回り道でもその方が、故人となった安倍元総理の遺志にも沿える様な気がするが。とまれ、改めて 安倍元総理に対し、哀悼の誠を捧げたく思います。今回画像も振り返りで恐縮。安倍元総理も折々詣でられた、東京・靖国神社の史料施設・遊就館正門の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。(現代ビジネス 7/8付) 「安倍元首相への狙撃は防げた」民間SP会社代表から見た銃撃事件 現場の危機意識の希薄さ (msn.com)

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今回参院選雑感 その④ー所謂活動家はすべからく、議場を去るべし

2022-07-07 13:49:13 | 国際・政治

本投票日の近づく今回参院選は、有権者事情により その日以前に選挙権を行使できる「期日前投票」も認知が広まり、利用率も向上している様だ。勿論一番大事は 原則日曜実施の本投票は分っているが、日曜出勤や近親者有事などで 本投票に赴けない方々が少なくないのも事実。「一番大事は投票率」なら、期日前投票制も大いに活用されて良い。

更に最近では、在外邦人の投票困難な問題も 改善へ向け対策が行われている様だ。これなどは在外といえど 日本国民として当然の権利行使であり、もっと以前に策が講じられていて良かったはずだ。更に検証を進め、ゆくゆくは外出困難な方々の投票にも道を開く 郵送やオンラインによる投票実現へと繋げて頂きたいものだ。

今回の本題です。これまで 今回参院選向けの投票に関する拙雑感を記して参ったが、今回は「実は複数に上る」政治家を装った活動家候補者について触れたく思う。

保守側の各位はご存じの事と思うが、正直に申せば 拙者もたまに観る国会中継や TV報道のニュース番組にて取り上げられる事もある、騒擾行為の多い「活動家議員」の事を指す。

主に左派野党に多く、質問の優先順位は決して高くなくも 所属の政治勢力の伸長に関わる「政局目的」の為に、恰も重要質問の様に装い「お国の一大事」の様に大騒ぎを演じる連中の事だ。こいつらの個々の氏名や党会派を一々記す事は 正直アホらしいので控えるが「左派野党」という言葉で大体の所はご理解の事だろう。まぁ第一野党・立憲民主党と対他党派策の為 大阪圏入り中の 菅 直人(かん・なおと)・元総理と、枝野幸男・前党代表位は、活動家の履歴あるのではといわれる事もあり 名指しでも良いだろう。両名共衆議である。

更に申せば、衆院を含めての度々のプラカードなどを議場に持ち込んでの示威行為や 質疑に際しての不適切な言動、国会活動と機能を意図的に麻痺させる様な審議拒否の挙も 与党側にもあるといえど、左派野党側の方が それを上回るものがある様だ。これらの先頭に立つのも、多くは活動家議員の連中だろう。議員自身のサイドでは重要な運動かもだが、国会内で不適切が明らかな以上は 外部にて党派としての運動として区別されるべき。国会内持ち込みは筋違いだろう。

今年 2022=令和 4年の参院選は、立憲民主を含め 左派野党会派所属の「活動家議員」の相当数が改選を迎える由。一部は「鉄板候補」ともされ 当選確実視される向きもある様だが、現状有権者総数のほぼ 4割が投票先未定との調査も複数に上る様だ。選挙遊説を聴きに赴くのは有権者各位の自由だし、それはそれで必要な事でもあろう。しかしながら、国会内活動において、党派を問わず 前述の様な不適切な履歴を持つ人物が 議員の立場にある事も留意を願い、来る投票に際しては 是非厳正な姿勢と視点で臨んで頂きたいと祈念する者だ。

産経紙記者でもあった 高山正之・元帝京大教授が指摘された「騒ぎ立てるヤツが一番悪い」事を念頭に、こうした「活動家議員」を一人でも多く国会から排除し得る様、まずは今回参院選から 信念ある投票行動で実現へと繋げたく思う。今回画像も「振り返り」で恐縮。JR名古屋駅西側地階の始発を出て、大阪・難波へと向かう 近畿日本鉄道の新特急「ひのとり」の様子を。以下に 関連記事をリンクいたします。(デイリー新潮 6/24付) 辻元清美の選挙スタッフに「問題活動家」の姿が 蓮舫はトップ当選陥落危機(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

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今回参院選雑感 その➂ー易々と外圧に屈する人物を選ばず

2022-07-05 14:40:40 | 国際・政治

この所、沖縄・尖閣海域への中国大陸船艇の不当な出入りが 再び目立つ様になってきた様だ。今朝などは、分かっているだけで同国公船 2隻が明かに我領海侵犯。操業中の我国漁業船舶に異常接近する一幕もあった様だ。海保による退去警告にも、今日午後現在も領海に留まっている模様。

政府による抗議声明も出されはしたが、もう今までの「遺憾砲」や「抗議砲」に留まらず、海保と海自の連携を現行法下ギリギリまで進め、我国海域侵入を繰り返す中国大陸船艇向けに より強い脅威を伴う圧力をかけ得る措置に踏み切る時ではないのか。この海域の漁業関係各位の生計を守る為にも、本気の検討が急ぎ求められる所だと心得るが。

本題です。間近に迫った今回参院選には、前述の毅然とした措置を実行できる勇気を持った人物が選ばれるべきは勿論だろう。男女や党派の別を問わない。他の各位も複数の批判を表されている所だが、岸田政権はどうもこうした強い対外姿勢に欠ける嫌いがある様だ。岸田総理の「聞く力」は分ったが、真摯に話を聞く事と、話す相手のペースに流される事は違う位は理解を頂かなければ困る。こんな風だから、本来なすべき対外非難声明も「ブレて発信できない」のではないか。その声明とは、衆院で採択済なるも 参院審議が滞っている「ウィグル族など少数民族の人権問題等に関する 対中非難決議」の事だ、以下 一昨日になるが、産経新聞ネット記事を引用して みて参りたい。

「政府、ウィグル弾圧資料に言及せず ジェノサイド条約や人権制裁法にも消極的」

政府は 新疆(しんきょう) ウィグル自治区の人権状況に深刻な懸念を示す一方、公安当局から大量流出した内部資料については「コメントを控える」(松野博一・内閣官房長官)と踏み込んだ言及は避けている。政府高官は「現地の状況を調査するすべがなく、客観的に事実だと証明するのが難しい」と明かす。

欧米諸国は、中国(大陸)政府のウィグル人に対する扱いを「ジェノサイド(集団殺害)」と非難する。ある自民党議員は「中国(大陸) の人権弾圧は明らかだ。政府の発信は余りに弱い」と語る。与野党の国会議員有志は政府に対し、集団殺害などの防止や処罰を定めた「ジェノサイド条約」への批准の検討を求めているが、具体化に向けた機運はない。

重大な人権侵害行為に制裁を科す「人権侵害制裁法 (日本版マグ二ツキ―法)」も未整備の状態が続く。「対話」と「協力」を基本に、相手国に改善を促す日本の人権外交にはなじまないとの判断からだ。先進 7カ国(G7) で 人権侵害への制裁法を持たないのは日本だけとなっている。岸田政権は昨年 11月、人権問題担当の首相補佐官を新設した。ただ、期待された中国(大陸) の人権問題に対する具体的な成果は出せていないのが実情だ。(引用ここまで)

「仏つくって魂入れず」とはこの事だ。全く 総理補佐官の意味もなければ立場もなかろう。そも 左派容共勢力が「科学的証拠に欠ける」などと大騒ぎする中国大陸の対少数民族人権問題の「科学的証拠」は状況的なものを含め、欧米メディアらによって大方明るみに出されているはずだ。引用記事にあった 内部情報流出事象も有力なそれになり得る。「現地の状況を調査するすべがない」とした政府答弁は「現地の状況を調査する気がない」とでも読み替えるがよろしい。現に、ウクライナ危機に際しての対露制裁にはきちんと踏み切れたではないか。これとて、一定以上の「科学的証拠」は必須のはずだからだ。

「日本の人権外交」についての前述説明も、単なる「モノ足りなさ」を大きく超えた「限りなく熱意に欠ける弱腰」が感じられて仕方がない。人権侵害制裁法との向き合いも放屁レベル。「対話と協力を基本に、相手国に改善を促す日本の人権外交にはなじまない」とは「媚びと『イエス』の二つ返事を基本に、改善は相手国任せの 日本の弱腰外交」と読み理解するのが正解に近いのではないか。

岸田総理は、以前の第二次安倍政権下で数年に亘り外相の地位を担い、外交の困難は熟知のはずだ。その外交とは「片手で握手の一方で、もう片手では平手打ちをする」或いは「机上で和やかな笑顔を交わす一方、その下方では 足の蹴り合いをする様なもの」といわれる。直ちには無関係かもだが、サッカー文化の盛んな欧州や中南米辺りでは尚更だろう。そうした緊迫の場に身を置きながら この体たらくではという所が、どうも岸田政権の姿勢からは感じられてならないのだ。

冒頭の拙主張にもある様な、抑止力を伴った抗議や警告を出せるなら、中国大陸船艇による領海侵犯事案などは こうも頻繁には生じない様に思われる。此度などは 沖縄・尖閣近海に露軍の船艇も現れた様だが、我国の対露制裁報復を図っているとの指摘もある折、何らかの策動を考えての行動かも知れない。とまれ、現状から一歩も進めなければ、我国は中露や北鮮の諸国から舐められ続けるという事だろう。

この有様を直ちに好転させる革命的手法がない、あっても易々とは使えないのは分っている。そうであれば尚更、今回参院選にては 相手国の媚びる様な 例えば媚中志向の露わな候補を落選させる様な心がけを、我々有権者が強い姿勢で行うべきだろう。前述の様な 近隣大国の人権問題に強い姿勢で臨めないのも、複数の媚中勢力による影響が大きいと聞く。直ぐは無理にせよ、まずは今回参院選、そして続く複数の国政選挙でこうした不心得な勢力切り崩しを図る事も 国民の努力義務ではないかと心得る者だ。今回画像も振り返りで恐縮。少し前、当地南郊・緑区内の JR東海道線を下る 大手陸運向け専用貨物便の様子を。先日の大規模通信障害は全国的な鉄道貨物の遅れも生じ、再発防止に全力投球を願いたいものです。

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今回参院選雑感 その➁ーこれからの重要インフラを重んじる人物を選びたい

2022-07-03 13:23:03 | 国際・政治

昨日未明来の 携帯通信大手 au系の大規模な通信障害に遭った多くの各位には、一言のお見舞いを申したい。近しい方々の 突然の傷病の報を受けても直ちに対応が叶わず、ご苦労を被ったケースも複数あったのではと心得る。一刻を争う緊急時に、突然の通信障害とは勿論「ただの痛い」を超える「決してあってはならぬ事態」。

当該業者 auや KDDIなどの側からは 顧客向けに通り一遍のお詫びはあるも、復旧に向けての詳細な所は 中々伝わってはこない様だ。今日中を目途に復旧を目指しているらしい事までは分ったが、流石の総務省もこの事態を重視。法令上の重大事故との判断を固め、相当な処分へと動く様だ。以下 今日のTBS NEWS DIGネット記事を引用して、みて参ろうと思う。

「総務相『大変遺憾。重大な事故に該当。しかるべき対応行う』auなど大規模通信障害受け」

(昨日来) auなどで大規模通信障害が生じたことを受けて、金子総務大臣が (記者)会見を開き「極めて多くの方々が 長時間利用困難になっていることは大変遺憾であり、事態を深刻に受け止めている。電気通信事業法上の重大な事故に該当すると認識している。関係法令に基づき しかるべき対応を行う」と述べました。

電気通信事業法では、通信障害が 1H 以上にわたり 3万人以上の利用者に影響が出た場合などに「重大事故」にあたると定められていて、行政指導は避けられない見通しです。(引用ここまで)

「避けられない見通し」などとの甘いものではなく、厳然と行政指導を超える処分に臨むべき。此度の通信障害で、影響を受ける人口は 4000万に迫るというではないか。金子総務相は、難しくとも 前述会見にも増して厳しい姿勢で臨むべきだろう。結果的にせよ 弱腰で中途半端な姿勢は、今後に禍根を残しかねないからだ。

と同時に 今回障害は我々日本人に向け、通信という様な国家社会にとり 重要な社会資本・インフラストラクチュアの国民的保全努力を促すものとも受け止められるのではないか。詳しい所は 末尾の関連記事に譲るが、我国の携帯通信技術の保全能力は 既に欧米他先進国より遅れをとるレベルで、基地局や膨大な情報拠点たるサーバーなどの技術は 中国大陸を含む外国技術に大きく先行されてしまっている様だ。

こうした状況を直ぐに逆転するのは困難は分っているが、それにしても 技術面の対外提携やむなしにしても、我国内の通信面で不利益を被ったりしない様、交渉や折衝の面で力をつけて臨まなければ 又同じ事態が易々と繰り返される事ともなりかねない。まだ詳報がないので大きな言及は控えるが、外国某所よりのサイバー攻撃の線も 可能性ゼロとは言えない様だ。そうした面からみても、我国の通信インフラの保安度やセキュリティの面は脆弱と申さざるを得ないだろう。又、我国にとり不利益となる可能性付き纏う、中・露・韓各国との安易な業務提携も再考されるべき。

今回の参院選本投票日まで、丁度 1W。各候補の政見も 大筋は明らかになってきているが、拙者はこうした通信など「これから必要な公共インフラの 必要な整備」に理解を持ち、実現に尽力を惜しまない人物に一票を投じるのも意味ある事と心得る。スマート・フォンが主役となるこれからの通信は、ユーザーの命や多額の財産をも左右しかねないだけに、後で触れようと思う防衛安保や医療などと並んで その重要さを良く理解する人物に立って頂き、国会への切符を手にして頂きたいものだ。

去る 6/20付の拙記事にても触れたが、我国の対外信頼性向上にも資する 経済安保に関する機密情報の取り扱い資格「セキュリティ・クリアランス(適格性評価)」の早期制度化への努力も併せて必要だろう。今回画像は、先月末の猛暑下で敢えて出かけた 当地愛知の西三河・西尾市内を行く JR東海道・山陽新幹線の「守護神」と称えられる試験列車「ドクター・イエロー」の英姿を。以下に 関連記事をリンク致します。(福岡、小坪しんや・行橋市議様) 【スマホ通信障害から考える】情報通信と経済安全保障、他国からの攻撃の可能性はないのか? | 小坪しんやのHP〜行橋市議会議員 (samurai20.jp)

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