浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

蚊学

2014-09-05 | 日々是好日
蚊ぐらい憎たらしい奴はいない。

「人間に対し、ひとつでもいいことをしたことがあるのか」と言ってやりたい。

まさに人間の敵役の最たるものである。

あのプィーンという声だか羽音だかも許しがたい。

第一心が通い合う、ということがない。

人間の身近にいるアリとかハチとかには、結構心の通い合う部分もある。

アリは働き者だし、ハチは怖いけど自然食品ハチミツを製造したりする。

ゴキブリだって憎たらしいことは憎たらしいけど、多少の滑稽感もあるせいか、憎めない部分もある。

ところが蚊には、通い合う部分が全くない。

ハッキリした実害がある。

刺されているのも知らずに、かゆくなって初めて気がつくことがある。

あわててバチンと叩くと「プィーン」と明らかに人をバカにした声を発して飛び去っていく。

寝苦しい夏の夜など、ようやくウトウトと寝入りかかり、しめた、やっと寝れる、と深い眠りに落ちようとしたとき、まるでそのときをどこかで潜んで待ってたかのように、プィーンと飛来してくる。

黙って飛んできて、黙って刺して飛び去っていけば、気づかずに眠ってしまうかもしれないのに、わざわざ警告音を発しながら飛んでくるのは、人間をバカにして楽しんでいるとしか思えない。

どうあっても許すことはできぬ。

だから狙い定めてうまく叩き潰したときは、飛び上がらんばかりに嬉しい。

プィーンと飛んできて左のウデにとまったりすると、しめた!と思う。

この時の心のときめきは、日常生活ではなかなか得られない大きなものがある。

飛んで火にいる夏の虫、これまでの蚊一族に対する怨念が一挙に燃え上がる。

雪辱のチャンスがいま訪れたのだ。

打ち損じてはならない。

よっしゃ!いま!!!パシッ

決断と同時に憎むべき蚊を仕留めた時の満足感は、大人の小さなヨロコビでもある。

そのかわり、見事取り逃がした時の無念さははかりしれないほど大きい。

俺って何やってもダメなんだよね…

なんてことまで考えて、限りなく落ち込むことになるのである。


羽田到着前の日航機内でのモニター      

出雲縁結び空港朝一の羽田便に搭乗すると、9時頃には東京に到着します。

本文とは全く関係のない写真ですが、近頃テング熱という南方系の病が東京のど真ん中から発症してますよね。

もしかしたら蚊は、航空機や船舶に紛れ込んで渡ってきたんじゃないかなぁ…

などと思ったりします。


また最近目の前に、蚊がチラチラ彷徨うので眼科で検診してもらったら飛蚊症と言われた。

以前は糸くずがユラユラと彷徨ってたが、近頃は常時蚊がタテヨコ斜めにチラツク。

非常に目障りなのだが、これも老化の一種で防ぎようがないそうだ。

いやはや歳はとりたくないのだが、近頃はこの現象に加速がついてアッという間の一年が通り過ぎる。


遥か遠い昔、秦の始皇帝が不老長寿の薬があれば…

と願った気持ちがアタクシもダンダン理解できるようになったとさ…チャンチャン


コメント (2)
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