浜田屋遼太

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味付け海苔

2014-10-05 | B級グルメ
和風旅館の朝食には、大抵味付け海苔がついている。

お膳のはしっこのほうに、ひっそりと控えめに置いてある。

アタクシはいつもあれが気になって仕方がない。

いつ手をつけるか、ということが気になるのだ。

むろん手をつけないで済む、ということも考えられる。

しかし味付け海苔といえども、その値段は宿泊費に加えられてるはず(多分20円くらいかな?)だから、手をつけないと明らかにそのぶん損をすることになる。

ザ 日本の朝食         

味付け海苔はセロハン状のもので堅く密封されている。

この包装は厳重で簡単に破れない。

強引に破ろうとすると、中身ごとビリビリと破れるおそれもある。

面倒がりの人は、味付け海苔に手を出さない。

このように無傷のままお膳の上に残される味付け海苔の行く末はどうなるのか、それは言うまでもなかろう。

食事係のお姉さんの手で回収され、二度三度と朝食のお膳にのぼるに違いない。

海苔代の損得勘定はさておき、アタクシは塩シャケをつつきながら意を決して袋をピリピリと破り、一枚取り出して醤油にひたしご飯にかぶせ、箸で丸めて口に持っていく。

二枚も食べれば十分なのだが、三枚も残すと妙に気になる。 

なので醤油に浸さず乾燥した海苔を口に入れると、口の中で天井に貼り付き、悶え苦しむのである。

味付け海苔はなかなかに手ごわいですなぁ(^^♪



追記

味付け海苔は、大抵漆塗り風豪華舟形プラスチック容器フタ付き、という専用容器で登場する。

あの容器は、味付け海苔以外のものに使われることは絶対にない。

例えば、朝食の主役のアジの開きでさえ専用皿にはのっていない。

この皿には塩シャケがのることもあるし、ブリの照り焼きがのることもある。

里芋や人参の煮しめがのってる皿も、温泉卵が入ってる小鉢も、決してそれ専用のものではない。

ただひとつ、味付け海苔だけが専用の容器を与えられている。

役所なんかで、うんと偉い人は黒塗りの専用車を与えられると伝え聞く。

たった20円くらいだがセロハンで厳重に密封し、豪華容器に入れ、入れただけではなく豪華フタまでかぶせてしまう味付け海苔のその意図は…

いったい何なんでしょうねぇ(^^♪

コメント
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