浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

いい湯旅立ち  1 

2015-02-23 | 日々是好日
「美人湯紀行」シリーズをもらった。

こういうものは敬老の日などによく出回るものだ。

とうとうそんな歳になったのか、とうら寂しい気持ちになった

「美人湯紀行」といえば、まあ普通は箱根とか道後、嬉野温泉などの宿泊券つき周遊券といったものを想像する。

ところが、これが粉なのである。

正真正銘のコナ          

箱には黄緑色の湯、箱根、湖畔を包む檜の香り。

橙色の湯、道後、心和む蜜柑の香り。

淡朱色の湯、嬉野、風雅に広がる椿の香り。

…などと書いてある。

タバコの箱を平べったくしたような袋を、ご家庭用のタカラホーローバスなどに溶かすと、その湯はたちまち湯布院温泉と同質の温泉に変わる代物なのだ。

これは大変便利なものである。

今日は箱根、明日は道後、あさっては嬉野、という夢のような日本縦断温泉めぐりができるのだ。

富豪のような豪遊生活が送れるわけなのだ。

ご家庭内のタカラホーローバスに入ったままで豪遊生活が送れるのである。

そして更に素晴らしいことを思いついたのである。

今日は箱根、明日は道後などとケチなことを考えてる場合じゃない。

なにしろ富豪なのだ。

箱根と道後と嬉野をブレンドして一挙にタカラホーローバスに投入し、入浴してしまうという恐ろしいような壮大な快挙を思いついてしまった。

これを豪遊といわずしてなにが豪遊か。

粉などといってバカにしてはいけない。

粉だからこそできる豪遊なのだ。

ちいさなタカラホーローバスに身を縮めてはいるが、実はこれが豪遊生活なのだ。

膝を抱えジッとしているが、これで日本各地の温泉を巡っていることになるのだ。

ただジッとしているのとはわけが違うのだ。

ドーダ、ザマミロ、バカ二スンナヨ、ハハハハ、などと寂しく笑ったりするのであった。



そうこうしながら、本物の温泉について考えを巡らせはじめたのであった。

つづく…


コメント (2)
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