下関は今もふぐに代表される多くの海産物が集まるグルメの街。
ふぐの取扱量日本一を誇り、ご当地グルメといえばふぐ
ですよね。
そんな海峡の街、下関で先日学生時代の懐かしきクラス会の案内があったのでいそいそと出かけたしだい。
母校は下関ではなく周防大島なんですが、主に山口県や九州方面から集まってきたので、今回は同期生の経営する下関の居酒屋で挙行したしだい。
遠くは東京から駆け付けたMくん、宇部や岩国から駆け付けてくれたSやFくん、尾道で余生を暮らす幹事のFくんには感謝感謝。
還暦クラス会は、涙が出るほど笑って飲んで大騒ぎ。
校歌や寮歌、白菊の歌、海のロマンス、南海エレジー、練習船の歌などの大合唱で締めくくり、とても楽しかった。
みんなナイスミドルになってて、とても良かったよ
翌朝、二日酔い気味の少し(いや、かなり重たい頭でしたが)下関を観光。
そのなかでも一番のおすすめスポットは唐戸(からと)市場
下関といえばふぐ
地元では「ふぐ」ではなく「ふく」と呼ぶ。
下関では幸福の「福」とかけて、ふぐのことを「ふく」と呼ぶ。
店の人の声が飛び交う活気あふれる市場
鮮魚や加工品などを販売するコーナーと、海鮮丼や寿司などの店が軒を並べている。
薄造りにしたふぐの刺身
なんだかよくわかんないけど美味しそう、安そう、お買い得みたい
好きなものを選んでいただける
寿司屋が乱立状態で商売してるような市場。
今では珍しいクジラの竜田揚げ
オイラたちが子供のころは、学校給食の定番だったよな。
貴重なタンパク源であった。
クジラといえば太洋漁業、マルハのシンボルマークで昔は太洋ホエールズ(のちの本拠地は川崎でしたが)というプロ野球の球団なんかも経営してたんだよな。
元祖は下関のホエールズ、ちなみに今の横浜ベイスターズです。
休日の朝9時頃の市場内
おおっ、クジラの寿司見つけた
ふくもいいけど、まずその前にクジラを食したい。
クジラのさえずりとベーコンをゲット
プラス、アジと〆サバで海峡の風景を眺めながら海鮮グルメを味わう。
クジラのさえずりは脂控えめで硬めの触感が微妙、ベーコンはプリっとした食感で脂がのってます。
トレーの片隅になすりつけられたカラシ。
多分クジラの薬味なのかぁ、なんて思ったけど正調な食べ方知らないからハッキリとしたことは不明です。
景色と一緒に堪能
当たり前ですが、関門海峡であります。
予想外でしたが、アジと〆サバが絶品でとても得した気分
とれぴち魚介を味わいつくす唐戸市場です
余談ですが…
周防大島に架かる橋に外国の貨物船が衝突して、島のライフラインが大変なことなってましたが、先日復旧したとのこと。
ですがその間、母校は一か月余り休校の処置をとったそうです。
今が旬のミカンの島でもあり、観光客が一年で一番訪れる時期でもあったのに、島の産業は大変な打撃を受けたようです。
また同期生の子供たちが、親が卒業した母校に入学して、その同期生がPTA会長のお役を務めた…
などと聞くと、哀愁を感じるのであります。
母校、大島商船高等専門学校で同じ釜の飯を食った仲間との馬関海峡(バカンカイキョー)で、メッチャ楽しく過ごした日がまたあればいいなぁ…
などとまたの再会をお約束して、お別れしたのでした。
こんな楽しい宴会は、余生を過ごすうえでとても重要。
毎年あってもいいなぁ…
なんて思うのでした。