料理の鉄人、道場六三郎の店「ろくさん亭」
そんなTV番組が好きで、その流れで一回くらいは和食の鉄人、道場六三郎さんの店で食べてみたいな、と思ってました。
美味しんぼにも出てたかな。
銀座8丁目の古い雑居ビルにあります。
銀座より新橋駅の方が近い。
ビルと同様に旧式のエレベーターに揺られてお店は8、9階にありますが、予約した時点で9階に来てください、ということで9階へ直行。
素材を活かした料理の数々が揃う、和の料理の鉄人が営むお店。
レトロモダンな照明器具を使った内装で、懐かしくほのぼのとしていた昭和の雰囲気が漂う。
意外と狭い
着物を着たスタッフがおもてなし。
サービス料無しで、銀座らしくない居心地の良いものだった。
料理長が筆で和紙にお品書き。
本日のコース
まずは前菜
名物のチーズ西京焼きは濃厚な味わい。
お持ち帰りのお土産にもあった。
他の味付けは流石な感じで、飛びぬけたものはないがどれも高水準。
雲子いるし焼き(皿の中央)は、焼いた石の上に乗せた雲子に道場の故郷、石川県の魚のエキスタップリ醤油のいしるを添えて。
石は食べれませんよ、という女将さんの一言が笑いを誘う。
鮟鱇のどぶ汁
お料理と会話の楽しむお店というのは、お皿の上げ下げも絶妙。
話を壊さず、飲み物の次を迷うときには大声で呼ぶこともなく、次はどうでしょう?
ぐらいのタイミングで聞いてくださる。
刺身は大間の鮪に烏賊
とても気持ちよくお話して、とても美味しくいただけるのというのは、やはりこういう気づかいがあってのことかなぁ。
釜飯の準備も怠りなく進む
鰤大根
固定観念の鰤大根のイメージとはかけ離れてたのにはいささかビックリ。
ですがほぐしてある鰤の身と、ほうれん草に薄切りの大根とのコラボ。
素晴らしい。
かぶらパスタ
女将曰く、道場六三郎が好きだというパルメランチーズをパラパラと。
石焼きのお皿で登場です。
釜飯はむかご炊き込みご飯
牛蒡の切り方が大雑把でとても斬新的、むかごを食べたのも超久しぶりでとても新鮮。
釜飯一人分といってもご飯茶碗三杯分はアリ。
お腹の具合もいい感じであります。
季節のフルーツジュレに甘納豆
最後に抹茶
どれもこれも美味しくて、アタクシなどが何も語る必要もないくらい最高でした。
料理長の宮永さんと女将が、エレベーターホールまでお見送りをしてくれた。
偶然でもありますが、当日はアタクシの誕生日でもあった。
小さな旅のささやかな思い出にもなり、とても楽しい時間となりました。
ありがとう、とみんなに感謝。
でした