最近、高齢者への風当たりが強くなっている。
物価が上がっているのに年金増加を叫ぶ声は聞こえてこない。
逆に高齢者の健康保険の自己負担率の引き上げが検討され、人材不足なのに高齢者を雇わず、その上収入があれば年金を打ち切れという声さえある。
死ぬまで払うと約束した年金を払わないなら詐欺ではないか。
そのうち延命治療もなくなるだろう。
もう政治に頼ることはできない。
高齢者の立場は弱い。
社会から相手にされず、バカにされているのではないかと疑心暗鬼になる。
こうならないためにも、自衛策を講じる必要がある。
幸い高齢者には意外に強力な武器がある。
まず都合に応じてボケたフリをしたり、一過性の脳梗塞のフリをすることができる。
ケガをせずに倒れる練習をしておくと万全だ。
それでも何かと腹も立つだろうが、決して怒ってはいけない。
怒ると血圧が上がるなど命取りになる。
何を言われても腹が立たないよう自己認識を形成しておくべきだ。
屈辱だと思わなければ腹も立たない。
「チビ、デブ、ハゲ」と言われたら、否定できないのは事実だ。
若者にとっては見た目がすべてかもしれないが、高齢者には見た目は二の次だ。
感覚器官、内臓、筋肉がボロボロだということの方が問題だ。
見当違いのところを攻撃してくる輩は哀れであります。