はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

見知らぬ母子に見る「幸せの種(2)」

2007年11月19日 | 日々のよしなしごと
この頃、外出先で見かける見知らぬ母子(ははこ)の姿に
感銘を受けることが多い。

特にお子さんが幼ければ幼いほど、
母親に向けるそのまっすぐな眼差し、
幼いながらも母親の手助けをしようとするその仕草に
母親への一途な思いが見て取れて、
胸に熱いものがこみ上げてくる。

あ~、子供はこんなにもお母さんのことが大好きなのだなあ…

産まれる前から、へその緒で繋がっていた絆の強さは、
(申し訳ないけど)父親とは明らかに違う。
まだより広い世界を知らない分、
子供の眼には曇りもなく、母親への疑念も一切なく、
全幅の信頼を母親に寄せている。
それだけに、その愛は純度が高い。

子育ての只中にいる時には、
自分が我が子に精一杯の愛情を注ぐことに夢中で、
我が子から自分に注がれている愛情の純度と深さに
案外気付かないものなのかもしれないなあ
(気付いていたとしても、たぶん母親が感じている以上に
子供は母親のことを思っている。大好きなんですよ)

子供は産まれてからほんの数年の間に、
十分過ぎるほどの幸せを母親に与えているのだ。
それだけで、子供を産んだ甲斐があるというものだ
(ホント「生まれて来てくれてありがとう」という感じだ)

生意気盛りの我が子との衝突に腹を立てることも多くなった頃に、
見知らぬ母子の仲睦まじい姿が、
かつての我が子との蜜月時代を思い起こさせてくれる。
不思議な巡り合わせを感じると共に、
見知らぬ母子に感謝、我が子との”縁”に感謝せずにはいられない…

って思った翌日に、またケンカしたりするものだけど(笑)。

【追記】
親としての立場だけでなく、
自分もかつて「母親のことが大好きな子供だった」
遠い日の記憶が呼び覚まされるような…
そんな懐かしさもある。
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