政治資金問題で辞任した小渕優子議員の後任として、経済産業大臣に就任した宮沢洋一議員にもまた同様の問題が浮上している。
野党は徹底追求の構えを見せているが、新任大臣が着任早々にその粗探しをして、また大臣の座から引き摺り降ろそうとしているのだろうか?可及的速やかに追求すべき大事な政治的課題は、他にもっとあるのではないか?
そもそも私は、政治家に清廉潔白さを求めてはいない。そこまで求めたら、生真面目なだけで肝っ玉の小さい人しか出て来ない。「英雄色を好む」とはよく言ったもので、人並み外れたエネルギーの持ち主は、どこかバランスを欠くものだ。私は、政治家が日本の国益の為に身を粉にして働らく人ならば、多少の欠点には目を瞑っても良いと思っている。完全無欠な人など、この世にいないからだ。政治手腕とは殆ど関係のない事柄で有能《かもしれない》政治家を失うことの方が、国にとっての損失も大きいのではないか?
議会政治における野党の役割って、一体何なんだろうね?
今の野党は与党案に反対を唱えるばかりで、国民の支持を得られるような、より国益に適う対案を果たして出しているのだろうか?
今、野党は自身の追求によって2人の大臣を追い落としたことで意気軒昂のようだが、その野党を支持する国民は一体どれだけいるんだろうね?なんか、やっていることが、考えていることがセコイと言うか、せせこましい。こんなことで喜んでいるようでは、国民の支持は得られないだろう。もっと建設的なことに、その持てる力を注げば良いのに。
与野党の勝った負けたのパワーゲームによって、政治が停滞することは、ゆめゆめあってはならないと思う。
議員の歳費は国民の税金から出ている。そのことを念頭に置いて、ちゃんと議員としての職務を果たして欲しい。目前に山積する国内外の政治的課題について、与野党で力を合わせて解決に取り組んで欲しい。その為の徹底した議論なら、国民としても納得できる。
日本の政治がダメダメでも国がどうにかやって行けるのは、国民が政治にあまり期待しないで、自助努力を続けているからだと思うが、そろそろ政治をどうにかしないとマズイだろう。
政治がダメなのは国民の政治意識が低いからとよく言われるが、国民の意思が政治に反映されにくい現行の仕組みにこそ問題があるのではないか?現在の政治状況と国民の意向の乖離ぶりは、捉え方によっては、まるで国民に無力感を与え、政治的無関心へと仕向けるような巧妙な仕掛けにも見える。
そもそも、投票率にしても、(政治が誰の方を向いて動いているかと言う意味で)政策の傾向にしても、ここまで世代間格差が広がったのは、各世代の声を万遍なく政治に反映させる仕組みが、議員を選出する選挙のシステムにないからではないか?
従来のシステムでは選挙資金が豊富で地盤を引き継ぐ世襲議員が圧倒的に有利で、金も地盤もない若手の意欲ある新たな人材が議員として輩出されるのは困難を極めている。しかも残念なことに世襲議員は、とどのつまり既得権益を守る側でしかなく、彼らから日本をより良く変革しようという気運は生まれないだろう。
せめて英国のように、世襲議員には親の地盤を引き継ぐことを許さず、全く縁もゆかりもない選挙区で落下傘候補として選挙で戦うようにしないと、新人候補にとってはあまりにもアンフェアだ。清新な血を政治の世界にも注がないと、日本はいつまでも悪い意味で変わらないだろう。
例えば、最近は男女格差を是正する為に、世界的に見ても女性議員の大臣登用や企業の女性役員の登用が積極的に行われているが、日本では特に世代間格差が問題になっているのだから、政治の世界でも世代間格差解消の為に、各世代から万遍なく議員を出すようにしたら良いのではないか?20代、30代、40代、50代、60代以上と世代別に一定数の議員を選出する。そうすれば、20代の若者も自分達の代表を選ぶことになり、より政治に関心を持てるようになるのではないだろうか?オーストラリアでは選挙の投票率を上げる為に、選挙に投票しないと罰金を課しているらしいが、罰を与えられることが嫌で投票するより、投票することで自分達にメリットがあることを感じられる方が、よりポジティブな政治参加意識に繋がると思う。
この方式だと、29歳で議員になった人が30歳になったらどうするか?と言う疑問も出て来るかもしれないが、任期中は選出当初の世代の代弁者として働いてもらうようにすれば良いのではないだろうか?世代間で1票の格差問題も発生しそうだが、そうなると分母の大きいシニア世代の議員数が圧倒的な数になるので、60代以上はひとくくりにする。現状も年齢的にはシニア世代の議員が多いのかな?例えば衆議院議員は従来通りの選出方式のままで、参議院議員を世代別選出にして、世代の分母に関わらず各世代の議員を同定数にする。とにかく各世代の意向を政治に反映させることが第一義なので、そうすることで参議院議会は世代間不均衡の調整の場となるだろう。
しかし、選挙制度の改革も現在の国会議員に決定権があり、定数削減ですら一向に決められない彼らに、画期的な選挙制度改革など望むべくもない。
どうにかならんかね?
野党は徹底追求の構えを見せているが、新任大臣が着任早々にその粗探しをして、また大臣の座から引き摺り降ろそうとしているのだろうか?可及的速やかに追求すべき大事な政治的課題は、他にもっとあるのではないか?
そもそも私は、政治家に清廉潔白さを求めてはいない。そこまで求めたら、生真面目なだけで肝っ玉の小さい人しか出て来ない。「英雄色を好む」とはよく言ったもので、人並み外れたエネルギーの持ち主は、どこかバランスを欠くものだ。私は、政治家が日本の国益の為に身を粉にして働らく人ならば、多少の欠点には目を瞑っても良いと思っている。完全無欠な人など、この世にいないからだ。政治手腕とは殆ど関係のない事柄で有能《かもしれない》政治家を失うことの方が、国にとっての損失も大きいのではないか?
議会政治における野党の役割って、一体何なんだろうね?
今の野党は与党案に反対を唱えるばかりで、国民の支持を得られるような、より国益に適う対案を果たして出しているのだろうか?
今、野党は自身の追求によって2人の大臣を追い落としたことで意気軒昂のようだが、その野党を支持する国民は一体どれだけいるんだろうね?なんか、やっていることが、考えていることがセコイと言うか、せせこましい。こんなことで喜んでいるようでは、国民の支持は得られないだろう。もっと建設的なことに、その持てる力を注げば良いのに。
与野党の勝った負けたのパワーゲームによって、政治が停滞することは、ゆめゆめあってはならないと思う。
議員の歳費は国民の税金から出ている。そのことを念頭に置いて、ちゃんと議員としての職務を果たして欲しい。目前に山積する国内外の政治的課題について、与野党で力を合わせて解決に取り組んで欲しい。その為の徹底した議論なら、国民としても納得できる。
日本の政治がダメダメでも国がどうにかやって行けるのは、国民が政治にあまり期待しないで、自助努力を続けているからだと思うが、そろそろ政治をどうにかしないとマズイだろう。
政治がダメなのは国民の政治意識が低いからとよく言われるが、国民の意思が政治に反映されにくい現行の仕組みにこそ問題があるのではないか?現在の政治状況と国民の意向の乖離ぶりは、捉え方によっては、まるで国民に無力感を与え、政治的無関心へと仕向けるような巧妙な仕掛けにも見える。
そもそも、投票率にしても、(政治が誰の方を向いて動いているかと言う意味で)政策の傾向にしても、ここまで世代間格差が広がったのは、各世代の声を万遍なく政治に反映させる仕組みが、議員を選出する選挙のシステムにないからではないか?
従来のシステムでは選挙資金が豊富で地盤を引き継ぐ世襲議員が圧倒的に有利で、金も地盤もない若手の意欲ある新たな人材が議員として輩出されるのは困難を極めている。しかも残念なことに世襲議員は、とどのつまり既得権益を守る側でしかなく、彼らから日本をより良く変革しようという気運は生まれないだろう。
せめて英国のように、世襲議員には親の地盤を引き継ぐことを許さず、全く縁もゆかりもない選挙区で落下傘候補として選挙で戦うようにしないと、新人候補にとってはあまりにもアンフェアだ。清新な血を政治の世界にも注がないと、日本はいつまでも悪い意味で変わらないだろう。
例えば、最近は男女格差を是正する為に、世界的に見ても女性議員の大臣登用や企業の女性役員の登用が積極的に行われているが、日本では特に世代間格差が問題になっているのだから、政治の世界でも世代間格差解消の為に、各世代から万遍なく議員を出すようにしたら良いのではないか?20代、30代、40代、50代、60代以上と世代別に一定数の議員を選出する。そうすれば、20代の若者も自分達の代表を選ぶことになり、より政治に関心を持てるようになるのではないだろうか?オーストラリアでは選挙の投票率を上げる為に、選挙に投票しないと罰金を課しているらしいが、罰を与えられることが嫌で投票するより、投票することで自分達にメリットがあることを感じられる方が、よりポジティブな政治参加意識に繋がると思う。
この方式だと、29歳で議員になった人が30歳になったらどうするか?と言う疑問も出て来るかもしれないが、任期中は選出当初の世代の代弁者として働いてもらうようにすれば良いのではないだろうか?世代間で1票の格差問題も発生しそうだが、そうなると分母の大きいシニア世代の議員数が圧倒的な数になるので、60代以上はひとくくりにする。現状も年齢的にはシニア世代の議員が多いのかな?例えば衆議院議員は従来通りの選出方式のままで、参議院議員を世代別選出にして、世代の分母に関わらず各世代の議員を同定数にする。とにかく各世代の意向を政治に反映させることが第一義なので、そうすることで参議院議会は世代間不均衡の調整の場となるだろう。
しかし、選挙制度の改革も現在の国会議員に決定権があり、定数削減ですら一向に決められない彼らに、画期的な選挙制度改革など望むべくもない。
どうにかならんかね?