goo blog サービス終了のお知らせ 

はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

公園巡り(2)日比谷公園

2011年06月06日 | 散歩の記録
 日比谷シャンテで映画を見た折に、近くの日比谷公園に行って来ました。
 
 テレビドラマにしばしば登場する公園ですね。特に大噴水の辺り。平日は界隈のビジネス街で働く人々の憩いの場として、週末は私達のようなカップルや家族連れで、連日賑わっているようです(写真は新字池沿いの石垣の上からの眺め。木々の新緑が本当に清澄な美しさを湛えています。石垣の上にはベンチが数台設置されていて、ちょっと高い位置から景色を望めるのが楽しいmeromero2)

 今回は映画が始まるまでの時間潰しに1時間半ほど園内をのんびり散策しました。帰宅後、最下段に掲載の全体マップで改めて確認してみると、おやまあ…3分の1程度しか回っていなかったようですmeromero2

 この公園の特徴、他の公園との際だった違いは、"洋の東西を問わない歴史的な物"が、園内にさりげなく散りばめられているところでしょうか?

 有楽門から入って、心字池(しんじいけ、かつての日比谷見附のお堀の一部。江戸初期に築かれた石垣の一部も残っている。江戸城に上がる際には、必ずここを通過しなければならなかったらしい)伝いに伸びる緑化道路沿いには、フィリピンの独立運動の父、ホセ・リサ-ルが来日時に近隣のホテルに宿泊したことを記念して建てられた銅像があります。

 また、昭和41年に南極観測船「ふじ」から寄贈されたと言う南極の石や、翌42年にスカンジナビア航空から寄贈を受けたスカンジナビア・バイキングの古代北欧文字碑のレプリカ(左写真、背景のヒマラヤスギの新緑がとてもキレイでした)など。そう言えば、戦後に米国から寄贈されたと言う自由の鐘なんてものもありました。米国の独立記念(1776年)に因んだ鐘のようです。

 何だか不思議な取り合わせです。日比谷公園は、様々な国や土地のあらゆるものを惹きつける磁石のような公園なのでしょうか?bikkuri

 今から108年前の明治36年(1903年)6月1日に、日本初の「洋風近代式公園」として開園した日比谷公園。

 かつて幕末までは松平肥前守などの屋敷地、明治時代には陸軍練兵場として使われた場所らしい。ここに限らず、都内の主だった公園、比較的豊かな緑が残っている場所は、やはり神社仏閣や大名の江戸屋敷跡、そして皇室ゆかりの土地が多いですね。

 開園当時から変わらないと言う幾何学デザインの第一花壇では、色とりどりの花が咲き乱れていました。

 外周を彩るバラの花がもう終わりかけなのが残念!その繊細な花びらが盛りを過ぎて無惨に萎れて行くさまは、他の花以上に、その美の儚さを感じさせます。逆に、だからこそ盛りの美しさが際立つとも言えるでしょうか?もっと早くに訪れていれば、園内は種々のバラのエレガントな姿と甘い香りで満たされていたことでしょうね。

 そして、季節は巡り、また別の花々が咲く。先週梅雨入りした関東ですが、日比谷公園でも、梅雨を彩るあじさいが咲き始めています。その涼やかな色合いは雨によく似合う。







 美しい公園は、ボランティアも含めた多くの方々の尽力の賜物です。感謝kirakira2都心の公園が人気と言えば、英国のロンドンなど、数々の素晴らしい公園が市民の憩いの場として愛されていますが、東京都内の公園もなかなかどうして、彼の地に負けていませんねwink電車で気軽にアクセスできる(電車から徒歩圏runexclamation2)公園が多いのも嬉しいmeromero2(神奈川なんて、車利用でないとアクセスが不便なところが多いですhekomiだから都内の公園ほど気軽には行けない)




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 咲き誇る花(18)パプリカ栽培3... | トップ | 1泊2日で大阪を楽しむ(1)串... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。