
テレビドラマにしばしば登場する公園ですね。特に大噴水の辺り。平日は界隈のビジネス街で働く人々の憩いの場として、週末は私達のようなカップルや家族連れで、連日賑わっているようです(写真は新字池沿いの石垣の上からの眺め。木々の新緑が本当に清澄な美しさを湛えています。石垣の上にはベンチが数台設置されていて、ちょっと高い位置から景色を望めるのが楽しい

今回は映画が始まるまでの時間潰しに1時間半ほど園内をのんびり散策しました。帰宅後、最下段に掲載の全体マップで改めて確認してみると、おやまあ…3分の1程度しか回っていなかったようです

この公園の特徴、他の公園との際だった違いは、"洋の東西を問わない歴史的な物"が、園内にさりげなく散りばめられているところでしょうか?


何だか不思議な取り合わせです。日比谷公園は、様々な国や土地のあらゆるものを惹きつける磁石のような公園なのでしょうか?


かつて幕末までは松平肥前守などの屋敷地、明治時代には陸軍練兵場として使われた場所らしい。ここに限らず、都内の主だった公園、比較的豊かな緑が残っている場所は、やはり神社仏閣や大名の江戸屋敷跡、そして皇室ゆかりの土地が多いですね。
開園当時から変わらないと言う幾何学デザインの第一花壇では、色とりどりの花が咲き乱れていました。
外周を彩るバラの花がもう終わりかけなのが残念!その繊細な花びらが盛りを過ぎて無惨に萎れて行くさまは、他の花以上に、その美の儚さを感じさせます。逆に、だからこそ盛りの美しさが際立つとも言えるでしょうか?もっと早くに訪れていれば、園内は種々のバラのエレガントな姿と甘い香りで満たされていたことでしょうね。
そして、季節は巡り、また別の花々が咲く。先週梅雨入りした関東ですが、日比谷公園でも、梅雨を彩るあじさいが咲き始めています。その涼やかな色合いは雨によく似合う。




美しい公園は、ボランティアも含めた多くの方々の尽力の賜物です。感謝






