はなこのアンテナ@無知の知

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今日のNHK「クローズアップ現代」見てね!

2022年07月27日 | 気になったニュース
NHKの回し者ではありませんが、昨日から引き続き興味深い内容なので、出来るだけ多くの方々に見ていただきたいなと思い、ご紹介します。

今夜は「バーゲン・ジャパン 世界に買われる“安い日本“(2)労働力」です。

先進国の中で唯一デフレ経済が長期に渡って続き、労働者の給与も上がっていない日本。

昨夜は最近の円安も相俟って、日本の不動産が海外投資家によって買い漁られている現状が、北海道のニセコなどを中心に(他、新潟のスキーリゾート、東京、京都)報告されていました。

ニセコはスキーリゾートで知られた地ですが、近年海外資本が続々と入り、超高級リゾート地として変貌しつつあります。

例えば、昨夜の放送で紹介されたホテルは1泊350万円、7泊以上から受け付けると言うフルパッケージ型の超富裕層向けのホテル。

最低でも2,000万円はかかる破格の価格設定ですが、オンシーズンである来年の1月は既に満室とのこと。

経営者は中国系の方でした。

ニセコの再開発で市の税収は確実に増えているのですが、そこには意外な落とし穴があり、大規模ホテルの増設に対応する為の上水道設備の建設に、今後、市の会計予算の2倍超にのぼる65億円が必要とのことで、市はその調達に頭を痛めているのだとか。

素人考えでは、「そんなの受益者負担にすれば良いのでは?」と思うのですが…

しかも、こうした海外資本による大規模開発の煽りを受けて、昔ながらの一般観光客向けペンションは激減(9割減?)しているようです。

日本人が自分の国で観光を楽しめないなんて悲しいですね。貧しい国では昔からよく聞く話ですが、日本もそうなってしまうなんて。

国によっては海外資本による不動産の購入に規制をかけているのに✳︎、日本はこの件に関して政府が放置状態で、実は日本が大変なことになっていると言う今回のレポート。

✳︎オーストラリアでは中古物件かつ投資目的の不動産購入は原則禁じており、居住目的での購入でも半年以上居住実績がない場合は「空き家税」を徴収するそうです。これは自国民(の住宅供給)を守るため。

すごく考えさせられる内容でした。

ゲストに都市計画の専門家が出演していましたが、「日本人が気づいていない日本の良さ、価値に、外国人は投資している」と言う分析はともかく、今後日本人がこの問題に対してどう対処すべきなのかの具体的かつ画期的な提言はなく、現状打開策(せめてヒント)が知りたかった一視聴者としては、正直がっかりしました。

今日は、世界的に見て相対的に安くなった日本人の労働力が、海外資本によって使われる現状が報告されるのでしょうか?

とにかく、その内容に注目しています。
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