線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

七尾線のポニーC56(能登中島~西岸)

2020-02-25 09:36:44 | 蒸気機関車
 七尾線は 和倉から能登鹿島まで ほぼ七尾湾に沿って小さな峠を幾つか超えながら北に進みますが 能登中島と

西岸の間 西岸駅の手前の峠越えは 山の斜面から七尾湾を望む高い築堤を上る 上り貨物が写せる絶好の撮影地でした。

 午前中に輪島に向かう下り貨物を写し 上りは此処で写すと言う事が多かった様に思います。

    

    1974年1月00日撮影 七尾線 能登中島~西岸                  C56 124

 線路東側の山の斜面に少し開けた所が在り 七尾湾越しに能登半島に続く山並みが見通せ 良く晴れたこの日は 絶好のロ

ケーションでした 能登鹿島を発車する汽笛が聞こえ暫くすると ドラフトを響かせC56が その小さな体を震わせながらユックリ

と築堤を上って来ました 短い編成の何倍もの煙を棚引かせ去って行くと 風に流された煙の臭いが漂い C56の力闘の余韻に

浸りながら山を下りたのが つい先日の様に懐かしく思い出されます。

    

    1974年2月00日撮影 七尾線 能登中島~西岸                   C56 124

 この日は曇っていたので 線路に近付き海を入れずに写しました 此処からだと西岸を発車した列車が ユックリとカーブを描

きながら築堤に進んでくる姿が望め 少しぐらい編成が長くても綺麗に納める事も出来ました。

 遠くの集落の切妻の屋根もどっしり大きく 雪国らしい形をしていて当時が偲ばれます。

 先の二枚の写真の中間地点から写しました。

    

    1974年3月00日撮影 七尾線 能登中島~西岸                     C56 124

 少し長めの編成でしたが選んだポイントが良く いい塩梅にピッタリ収まってくれました この日も北国には珍しい晴れの好い

天気でした。

    

    1974年2月00日撮影 能登中島~西岸                     C56 159

 先ほどの築堤を更に能登中島寄りに進むと峠の頂上になり ユックリカーブしながら下って行きます。

 
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