蒸気機関車の代名詞の様なデコイチ 中でもボイラーを抱く様に内側に反りの付いた 後藤工場製デフを装備した499号機は 私のお気に入りの機
関車です。
1972年5月 撮影 関西本線 中在家(信)~柘植 D51 499
初めてこの釜を見たのは まだ福知山機関区に所属していたころで 山陰方面に向かう途中 福知山で夜行列車を待っていると 貨物列車を牽いて
ゆっくり通過して行きました この時は まだデフに「桐と動輪」の国鉄マークが付いていて 小倉工場や長野工場製の門デフより 長く伸びた独特
の形にも驚きました。
1972年11月撮影 関西本線 中在家信号所 D1 499 荷44レ
亀山機関区のD51は 草津線にも入線していました。
1972年4月撮影 草津線貴生川駅
貨物列車を牽引して 貴生川駅に停車中のD51 499号機 後部に信楽線の貨物を牽引して来たC58が付いています。
草津線では 客車列車も牽引していました。
1972年5月撮影 草津線 手原~石部 D51 499 柘植行 普通列車
当時朝と夕方の通勤時間帯に 京都から亀山や柘植まで客車列車が運転されていました。
荷物列車を牽いて 加太の大築堤を上るD51 499号機。
1972年10月撮影 関西本線 加太~中在家(新) 荷41レ
1972年11月撮影 関西本線 加太~中在家(新)
本務機と協力し 加太越えに挑むD51 499号機。
1972年11月撮影 関西本線 中在家信号所 D51 499 荷44レ
中在家信号所を通過する 荷44レ。
加太トンネルを抜け 退避する下り貨物の傍を通過する 上り貨物。
1972年11月撮影 関西本線 中在家信号所 上り貨物列車
木立の向こうに補機の姿が見えます。
1972年10月 亀山機関区から奈良機関区に転属となり 1973年9月廃車 その後津市の偕楽公園にて現役当時の姿で保存展示され 現在に至ってい
ます 余談になりますが JR東日本で動態保存されているD51 498号機に装備された後藤工場型デフは これと同じ形です。