日を置いて南から北へ上って来た9600形蒸機関車も 今日の宗谷本線の画像で最後になります。
盆休みを利用しての北海道行 この年はC55の最果て鈍行撮影に充てましたが キュウロク牽引の貨物列車も写せまし
た。
稚内に夕方到着する321レ(通称最果て鈍行)を写すには 前日稚内で泊まるか 夜行(急行利尻)で朝稚内に着くかしか
なく 盆休みを利用しての短い旅程では 朝大阪を飛行機で発ち 夜行で翌日の朝稚内入りし その日の夜行で札幌に戻り
翌日の飛行機で大阪に戻るしか方法が有りませんでした。
この時も貴重な一日は曇り空だったので 写したかった利尻富士バックは諦め 北海道らしくクマザサの生い茂る原野で
最果て鈍行とキュウロク貨物を写しました。
見渡す限りクマザサの生い茂る原野を かき分けるように伸びる線路を 短いキュウロクの貨物がやって来ました。
1973年8月00日撮影 宗谷本線 抜海~南稚内 9600形 下り貨物列車
宗谷本線の貨物列車も 線路規格の低い名寄から北は 名寄機関区の9600形の牽引でした。
9600形 下り貨物
クマザサの生い茂原野の中に 所々白樺の木が生えていました。
獣道すら見当たらないクマザサが生い茂る原野を 見当をつけて高みを目指してひたすら歩きましたが 所々細い溝が流
れていて真っ直ぐ進めず 難儀したのを思い出されます。