線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

日豊本線の蒸気機関車C57 その1(青井岳駅)

2015-09-17 16:47:14 | 蒸気機関車


    1971年12月00日撮影 日豊本線 青井岳駅             C57 82  上り貨物  C57 下り貨物

 今から45年前の青井岳駅での列車交換風景です 当時は無煙化の嵐が吹き荒れていましたが 産炭地に近い九州や北海道では 一部の幹線を

除く殆んどの線区でSLの姿が見られました 九州でも鹿児島本線の熊本までは電化が進んでいましたが 西鹿児島(現鹿児島中央駅)迄の電化工

事の真っ最中で 日豊本線に至っては特急列車や急行列車は無煙化されていましたが 一部の普通列車と貨物列車は蒸気機関車が牽引していま

した 特に宮崎以南はパシフィックの名機C57が客貨に活躍し 貨物列車の運転本数も多く ここ青井岳駅でも蒸気列車どうしの離合を見る事ができ

ました また通過列車とのタブレットの受け渡しのために 島式のホームには螺旋状のタブレットキャッチャーや タブレットホルダーもあり 列車が通

過する時はタブレットの交換や信号機・閉塞機の操作なども見る事が出来ました また梃子による腕木信号機の操作なども 見ていて楽しいものでし

たが 今では自動化され駅も無人駅になっている事でしょう。


    


    1974年01月00日撮影 日豊本線 青井岳駅             C57 192  上り普通列車

 青井岳駅を発車する普通列車です 駅を出ると直ぐ下り勾配になっているのですが 発車の汽笛を鳴らし煙と蒸気を思いっきり上げていました 辺

りの山々に木霊するその音と迫力に圧倒され 何時までも続く煙の匂いに酔いしれていたのを思いだします 牽引するのは宮崎機関区のC57 192号

機です 密閉式キャブとなり除煙板やランボードの形状が初期のタイプと違う C59を思わせる構造になった4次形です。


    


    1971年12月00日撮影 日豊本線 青井岳駅             C57 117  上り普通列車

 駅ホームからの撮影です 駅を通過する貨物列車から 機関助士が今まさにタブレットキャッチャーめがけて タブレットを投げようとしています 駅

員さんが見守る中タブレットは見事キャッチされました この後この先のホルダーから次の駅までのタブレットを受け取り(走る車中から右腕で引っ掛

ける) 何事も無かった様に通り過ぎて行きました 因みにこのC57 117号機は この後昭和48年4月に宮崎県で行なわれた「第24回全国植樹祭」で 

御召列車牽引の栄誉に浴しました。


  

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