受取人不明(原題:수취인불명) 2001年 ☆☆☆☆☆
監督:キム・ギドク
出演:ヤン・ドングン、パン・ミンジョン、キム・ヨンミン、パン・ウンジン、チョ・ジェヒョン
これ、週の半ばに観たんですけどすぐに感想を書く気にならなくて
気持ちの中でちょっと整理してました
<キム・ギドク第6作品>
朝鮮戦争の記憶
犬の
混血のため仕事につけないチャングク
泥棒する母
右目が見えない少女
給料を仲間にかつ上げされても抵抗できないジフム
朝鮮戦争で人民軍を3人殺したことが自慢の父
若いアメリカ兵の閉塞感
すべてが悲惨で辛くて
痛い
あ~~、なんで観始めちゃったんだろうと思うんだけど
痛さと同時に
観終わった後に残る印象がなぜか絵のように美しくて
結末はさらに悲惨なのに
嫌な感じがのこらないのが不思議です
監督の怒りを感じる映画
70%は監督の実体験だそうです
キム・ギドク監督ってたぶん私と同年代よね
私のまわりには
アメリカ兵も差別も貧困もなかったけど
空気感みたいなものは理解できます
これは元気のあるときじゃないと観られない
生半可な気持ちじゃきっとギブアップだわ
人が死ぬシーンはそれなりにフィクションとして感じるけど
いくら映画の最初に但書があっても
正直、犬を殺すシーンはきつかった
真っ赤なバスが印象的で映像として効いてます
そのバスの上で洗濯物を干す母
息子の写真を撮って夫に手紙を送り続ける母
パン・ウンジンさんってオム・ジョンファの「オーロラ姫」の監督さんだそうです
私には松雪泰子と瓜二つに見えるんだけど(笑)
息子に傷つけられる母、息子を探して彷徨う母、息子を見つけた母、バスの中で息子を抱きしめる母
印象的でした
</object>
1970年代アメリカ兵が駐屯する村。チャングク(ヤン・ドングン)は娼婦をしていた母(パン・ウンジン)と米国黒人兵の間に生まれた混血児で、村の入り口にある真っ赤なバスで暮らしている。母はアメリカへ帰った夫へ20年近く手紙を送り続けているが「受取人不明」で返ってくるばかりだ。学校に行けず画廊で働く内向的な青年ジフム(キム・ヨンミン)。ジフムの父は朝鮮戦争で人民軍を三人殺して負傷したことが自慢だ。幼い頃に兄の玩具銃によって片目を失ってしまった少女ウノク(パン・ミンジョン)は目のせいで差別を受け心を閉ざす。
監督:キム・ギドク
出演:ヤン・ドングン、パン・ミンジョン、キム・ヨンミン、パン・ウンジン、チョ・ジェヒョン
これ、週の半ばに観たんですけどすぐに感想を書く気にならなくて
気持ちの中でちょっと整理してました
<キム・ギドク第6作品>
朝鮮戦争の記憶
犬の
混血のため仕事につけないチャングク
泥棒する母
右目が見えない少女
給料を仲間にかつ上げされても抵抗できないジフム
朝鮮戦争で人民軍を3人殺したことが自慢の父
若いアメリカ兵の閉塞感
すべてが悲惨で辛くて
痛い
あ~~、なんで観始めちゃったんだろうと思うんだけど
痛さと同時に
観終わった後に残る印象がなぜか絵のように美しくて
結末はさらに悲惨なのに
嫌な感じがのこらないのが不思議です
監督の怒りを感じる映画
70%は監督の実体験だそうです
キム・ギドク監督ってたぶん私と同年代よね
私のまわりには
アメリカ兵も差別も貧困もなかったけど
空気感みたいなものは理解できます
これは元気のあるときじゃないと観られない
生半可な気持ちじゃきっとギブアップだわ
人が死ぬシーンはそれなりにフィクションとして感じるけど
いくら映画の最初に但書があっても
正直、犬を殺すシーンはきつかった
真っ赤なバスが印象的で映像として効いてます
そのバスの上で洗濯物を干す母
息子の写真を撮って夫に手紙を送り続ける母
パン・ウンジンさんってオム・ジョンファの「オーロラ姫」の監督さんだそうです
私には松雪泰子と瓜二つに見えるんだけど(笑)
息子に傷つけられる母、息子を探して彷徨う母、息子を見つけた母、バスの中で息子を抱きしめる母
印象的でした
</object>
1970年代アメリカ兵が駐屯する村。チャングク(ヤン・ドングン)は娼婦をしていた母(パン・ウンジン)と米国黒人兵の間に生まれた混血児で、村の入り口にある真っ赤なバスで暮らしている。母はアメリカへ帰った夫へ20年近く手紙を送り続けているが「受取人不明」で返ってくるばかりだ。学校に行けず画廊で働く内向的な青年ジフム(キム・ヨンミン)。ジフムの父は朝鮮戦争で人民軍を三人殺して負傷したことが自慢だ。幼い頃に兄の玩具銃によって片目を失ってしまった少女ウノク(パン・ミンジョン)は目のせいで差別を受け心を閉ざす。