日本のゴールデンウィークに便乗して、USヴァージンアイランドに
遠征釣行 家族旅行に行ってきました。
デトロイトからヴァージンアイランドのセント・トーマス島へはアトランタ経由でおよそ5~6時間。
アメリカの東部~中西部ではわりとポピュラーなリゾート地。
昨年のセントマーチンでのターポンが忘れられない小生。
ターポンの好きそうな河口や水路ががないかグーグル・マップを駆使して釣り場を探すも、ヴァージンアイランドには川が見当たらない。。。
とはいえ、旅行の日程が迫っているため、シュガーベイのリゾートホテルを予約。
先日作ったロッドケースにサーモンロッドを押しこみ、ルアーを厳選し・・・
いざ出発!
The Day 1
アトランタを飛び立った飛行機は定刻通りにセント・トーマス島に到着。
ホテルにチェックインするなり子供たちはプールへダッシュ!
夕方、プール遊びが終わった頃には小生も真っ白な灰に。。。
The Day 2
午前4時起床。
まずは近場から、と ホテル前の磯で第一投。
ふぅ~、、、癒されるぜ。
こんな場所です。
雰囲気は良いものの、もっとドン深じゃないと厳しい。。。
磯の後ろにはサボテン。
異国情緒豊かです。
5時すぎに空が明るくなり始め、アジサシが飛び始めるも、ダイブする気配無し。
何かが起こることを信じてミノーをジャーキング。
『ガっ・・・』
あたるものらない!
もう一度同じラインにキャスト。
『ガっ!!』
初ヒットー!
い、イサキ?
ヴァージンアイランド釣果第一号は謎の魚。
鮮やかな黄色のラインが眩しいゼ。
日が登ってしまうと全く無のノー感じ。
朝食にはちと早いものの、午前6時30分に納竿。
日中はプールに始まって、島内探索。
ホテル前の湾を挟んで反対側にある コキビーチ を家族で散歩。
釣り的な雰囲気が今朝のポイントよりも良さそうなのを確認しつつ、フェリー乗り場近くのレストランへ。
レストランの近くの茂みで家内が何かを発見・・・
おぉー!!イグアナ!
恐竜みたいでカッコいい!!
興奮するアタシをよそに家族はみな引き気味。
食後にラムを流しこんで就寝。
Zzzz・・・
The Day 3
ホテル前があまりにも不発だったので、この日は気合を入れて場所探し。
午前2時 ホテルから脱出。
まずは前日の
下見 散歩で良さそうに見えた コキビーチ から。
暗闇で反応する魚がいないのかノー感じ。
常夜灯があればターポンがよってるだろう、と読んでフェリー乗り場へ。
雰囲気は良いものの、確信的な場所は進入禁止。
数投して移動。
その後はまさに迷走。
島を東から西に大きく移動して空港付近へ。
オカッパリ出来そうな場所を探索するも探しだせず・・・
次にどこに向かうか迷ったものの、昼間の雰囲気の良さを信じて コキビーチ に戻ることに。
もうすぐで夜明けというタイミング。
磯を渡り歩いて一投目・・・
『ガッ!』
ヒットー!!しかも結構引くぞ・・・
正体はバージャックというアジ系の魚。
初日に引き続き、初モノゲット!
ラパラのカウントダウンをゆっくり引いてくると続けてヒット!
ビーチの定番、カンモンハタ!
しかも美味しそうなサイズ。
ん?何か模様がカンモンハタとは違うような・・・ともかく近縁種でしょう。
更に・・・
バージャックを追加!
日が登りきった後はエソ祭り。
つぶらな瞳が可愛い。
ちなみに英語では サンドダイバー と呼ぶそうです。
海の透明度が高いからか、日が昇った後はエソしか反応せず。
30センチくらいのヒラメのチェイスもあり、ポテンシャルの高さを感じつつこの日は納竿。
日中はセント・ジョン島にショートトリップ。
フェリーに乗って出発。
セントジョン島上陸後は車で島の北岸をのんびりドライブ。
思わず息をのむ絶景の連続。
トランクベイ。
シナモンビーチ。
子供は海岸で波遊びなぞしております。
セント・トーマスに戻った後はお約束のプール。
プールサイドのとある一角にはイグアナが集まるエリアがあり、子供の監督をしつつ まじまじと観察。
うーむ、素晴らしい!
見れば見るほどうっとりする古代的なルックス。
The Day 4
な、なんと寝坊(汗)!
起きたら5時30分。もう日が昇るころですよ。。。清く二度寝。
釣りで寝坊なんて年に一度あるかどうか・・・よっぽど疲れてたのかしら。
朝からプールの監視員をこなし、昼から近所の コーラルワールド という水族館へ。
この水族館、何がいいって間近でアシカやウミガメを観察出来ます。
動物好きにはたまらないテーマパーク。
もちろん、カリブの魚も展示されているわけで・・・
アタシの大好きなターポンにもご挨拶。
今回は釣りでは会えないかもなぁ~、なんて考えてました。
そしてここにも
イグアナ。しばし観察して帰路につく。
夕飯をテイクアウトするべく、レッドフックエリアへ。
注文した後、時間を潰さないといけないので、フェリー乗り場の反対側へと足を伸ばす。
ここにきてようやく釣り人発見!
あ、会いたかったよー!
皆さん、手釣りでフエフキダイを狙っております。
早速情報収集。
アタシ 「あのー、このへんにターポンいますか?」
釣り人 「ターポン?!そんな美味くないサカナどうすんだ?あっちの常夜灯の下にいるから夜行ってみな!」
アタシ 「マジっすか?!ありがとうオジサン!!」
素敵な出会いに感謝!
The Day 5
前日の寝坊を猛省し、23時起床。
もはや早朝のちょい釣りを逸脱した夜釣り。
昨晩、というか ついさっき聞いた情報を頼りに例の常夜灯へと直行。
遠くから常夜灯の下を観察・・・
『ドキン!』
い、いた・・・80センチクラスのターポンが少なくとも3匹。
フッキング重視で3フックのミノーを震える手で結ぶ。
ルアーをそこに投げ込む動作に入るも、船につながっているロープが邪魔でキャストの難易度がウルトラ高い。
おまけにこちらは憧れのターポンをようやく目の前にして気は動転、息は絶え絶え、手足はガクブル・・・
緊張の第一投。
ポチャ。
『しょ、ショボ!』
情けないことに2メートルくらい外してますよ。何年釣りしてるんでしょう?
『ん?!』
激アツポイントは外したものの、ルアーを一回ジャークしてヨロヨロ浮かせたところで、一匹のターポンが猛反応!
黒い顔をルアーに近づけてきて・・・
『
く、食え、食え、く・・・
食ったーーーー!!』
ルアーをくわえてバースの下に逃げようとしたところでフッキング!
ターポン特有の激しいジャンプと突っ込みを繰り返す!
3本のトレブルフックはいい所に全部フッキングしているので、ファイトも問題なく足元まで寄ってきた。。。
竿を置いて35ポンドのリーダーをつかむ。フィッシュクリッパーを準備。
『顎を失礼しまーす・・・ん?!』
口をなかなか開かない個体でフィッシュクリッパーで掴めない。。。
ここでサカナも抵抗を見せる。
『ドババああああ!!』
ジャンプして逃走を図る。小生もリーダーを離してロッドを持ち替えて対応。
アタシ 『ふふふ・・・この程度では逃げられんよ』
もう一度リーダーを掴んでランディングにかかるも相変わらずのモタモタぶり。
アタシ 『うーむ、フィッシュクリッパーで掴む前に写真を先に撮るか・・・』
と油断したところでもう一度逃走!
ジャンプ一発でルアーが宙を舞う・・・!
しまったー、と思ったのもつかの間、まだターポンは目の前に。
とりあえず手に持ったカメラのシャッターをきる。
ゆっくりと小生の足元を経由して・・・
お帰りになりました。
ま、モタモタぶりは隠蔽して釣ったことにしておくか!
そんなドタバタ劇が原因でターポン達は姿をくらましました。
その後、ミノーのジャーキングで・・・
結構良いサイズのフエフキダイ。
そしてついに・・・
バラクーダ!
サイズは50センチ程度と小ぶりなものの、ショアから釣ってみたかった!
常夜灯ポイントもノー感じになってきたので、フェリー乗り場へ移動。
水深30センチもないようなところでミノーを引いたところ、
ガツーン!
ルアーがひったくられる!ジャンプもするしあまりにも引くので・・・
『これは、またターポンかしら・・・?』
と思ったものの・・・
70センチ超えのバラクーダ!
嬉しい一尾。
ようやく満足感のある釣りができました。
心地良い疲れを通り越して、徹夜でクラクラ。
炎天下の日中は大丈夫かしら?
朝からシャーロットアマリでのお買い物にお付き合いし、島内探索のドライバー、その後は日が暮れるまでプールの監視員を立派に勤めあげるボク。
The Day 6
午前2時起床で常夜灯ポイントに向かうも完全不発!
エソ、バラクーダの悪人面コンビがタイムアップ寸前に釣れてくれたところでヴァージンアイランドのオカッパリは幕を閉じました。
今回のヴァージンアイランドでの釣行は場所選びに苦戦したた分、どの魚との出会いも思い出深いものになりました。
タックル編
ロッド:St. Croix Wild River / WS86MHF2
リール:Daiwa Regal-XiA 3000
ライン:PowerPro 20lb (6ld dia) +リーダー35ld
今回もセントクロイのサーモンロッドに助けられました。
キャスト、ルアーの操作、ファイト、どの場面でも上手く機能するバランスの良い竿。
ヒットルアーはこちら。
メガバス Vision 110、ラパラ カウントダウン、ラパラ ミノーラップ